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happy esports

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日本のeスポーツシーンをマーケティング視点で考察した記事のまとめ。 eスポーツを仕事や事業にしている/したいとき、マーケティングで活用したいとき、あるいは投資したいときにも役立ち… もっと読む
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#クラロワ

マガジン「happy esports」とは?

国内のeスポーツシーンについてマーケティング目線で考察している個人メディア、「happy esports」の運営をしている謎部えむです。この記事では初めて来てくださった方のために、弊誌の紹介をしています。 どういったコンセプトで運営しているのか。 どういう記事を掲載しているのか。 どんな読者がいるのか。 そうしたことをまとめました。どういう内容の記事があるのかも一覧しているので、記事を探すときに参考にしていただければと思います。 ここで紹介している以外の記事もありますの

クラロワの非公式大会で協賛者が50名以上、賞金は100万円以上に! 何がすごいのかを詳しく説明する

ものすごいことが起きている。 僕はその熱狂に浮かされたままこの記事を書いているので多少言葉が滑るところがあるかもしれないが、どうか許してもらいたい。それくらいに、ものすごいことが起きているのだ。 いったいどんなものすごいことが起きているというのか。 ゲーム『クラッシュ・ロワイヤル』の非公式大会に賞金を提供したいという協賛者が50名以上集まり、総額が100万円を超えてしまったのだ(2020年1月11日時点。最終的に244万円に)。 『クラロワ』の歴史上、おそらく日本のe

対戦ゲームはいかにプレイヤーをチヤホヤしているか――プレイスキル評価のための方法と思想と限界

僕たちはいつでも無限にチヤホヤされたい。それは対戦ゲームをプレイしているときでも同じだ。勝ったら楽しいし、負けてもチヤホヤされたらそんなに悔しくない。 最近のあらゆるゲーム(特に運用型のゲーム)では、プレイヤーをとにかくチヤホヤして「俺すげー」な気分にさせ、長期間遊び続けてもらうためのPDCAがハンドスピナーのごとく超高速回転しており、そのノウハウの成熟具合は年間何千何百何十億円という売上として表れている。 僕たちの祖先が原始の森と草原でなんとか生き延びながら進化させてき

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クラロワリーグ世界一決定戦で舞った"みかんバルーン"に愛を込めて

『クラロワ』を始めて1年ほどが経つ。 とあるキャスターが、「『クラロワ』の大会番組は最も学びがある現場の1つ」と話していて、それなら自分もやってみようかなと思ってインストールした。あっという間にハマって、いまはカンストのロイジャイとゴーレムに苦しめられている。 『クラロワ』はゲームだけでなく、シーンの描き方もとても魅力的だ。その最たる例が、2017年にアジア大会に出場したけんつめしを追ったドキュメンタリーだろう。僕も彼を紹介する記事も書いて、多くの人に共感してもらえた。

『クラッシュ・ロワイヤル』のけんつめしは、esportsシーンに求められているヒーローだ

2017年7月に開催された『クラッシュ・ロワイヤル』のアジア大会、「Clash Asia Crown Cup」で日本代表として戦ったけんつめしは準決勝で敗れた。試合後、彼のTwitterにはファンから多くのメッセージが届いた。それを見て嗚咽を漏らす姿は、僕の心を射抜くのには充分すぎた。 その姿勢に胸を打たれ同大会で奮闘したけんつめしのドキュメンタリー『けんつめし アジア挑戦の記録 in 上海』がYouTubeで公開されている(トップ画像はその1シーン)。たった25分34秒に