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日本のeスポーツシーンをマーケティング視点で考察した記事のまとめ。 eスポーツを仕事や事業にしている/したいとき、マーケティングで活用したいとき、あるいは投資したいときにも役立ち… もっと読む
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2019年11月の記事一覧

ゲームに関心はないけどゲーマーを応援したい、そんな企業でもeスポーツ市場で成功できる?

eスポーツ業界でよく言われるのは、ゲームを愛していない企業がeスポーツ市場に参入したところでコミュニティ(ゲーマー)にそっぽを向かれてうまくいかない、という話。 これにはたしかに真実味があるし、概してそうではあろうとは思うものの、参入企業の顧客あるいはエンドユーザーはゲーマーであり、ゲーム自体(あるいはゲーム会社)ではない。だから、「ゲームを愛していなくとも、ゲーマーを愛しているのであれば事業はうまくいくのでは」と疑問に思った。 皆さんはどう思うだろうか。たとえゲーマーを

なぜゲームの社会的地位向上のためにeスポーツを待たなくてはならなかったのか

広告、マーケティング、ブランド、教育、国体、地方創生、企業間交流、スポーツ、福祉、コミュニケーション、AI開発、等々。 これらはいずれも「eスポーツ」が何らかの価値をもたらしうる領域ということで多くの取り組みが進展しているようだが、はっきり言ってすべて「ゲーム」で実現しうるものであるし、現実にゲームが当該の領域に価値をもたらしてきた事例も多々存在する。 にもかかわらず、昨今の報道(特にマスメディア──テレビと新聞)に鑑みると、eスポーツ以前のゲームの時代にはなかったような