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日本のeスポーツシーンをマーケティング視点で考察した記事のまとめ。 eスポーツを仕事や事業にしている/したいとき、マーケティングで活用したいとき、あるいは投資したいときにも役立ち… もっと読む
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2018年12月の記事一覧

『ぷよぷよ』のライセンスプロが語る、その実態とシーンの変化 【プロゲーマー liveインタビュー】

JeSUが2018年2月に設立され、プレイヤーをプロゲーマーと認定するプロライセンス制度が始まった。ライセンス認定タイトルは12月時点で11本、各タイトルで差はあるが、何人ものライセンスプロが誕生している。 さて、皆さんはライセンス保持者(ライセンスプロ)がどんな活動をしていて、どういったサポートを受けているか知っているだろうか。実はこのあたりの情報が意外と少なく、そのせいでいまなおプロライセンス制度やライセンスプロを訝しむ人もいるかもしれない。 実際、僕もライセンスプロ

esportsに直接関係ないBtoB企業のための参入案内

右も左もesportsのいま、いろんな企業が参入を目論んでいるのは周知のとおり。 自社の事業がゲームやesports、そのユーザーと親和性があるなら参入しやすいが、そうでないならどのように参入すればいいのか、なかなか難しいものがある。 いや、難しいなら参入しなければいいのでは? そういう当たり前の判断ができるなら苦労はない。なぜなら、経営層が有する感度の高いアンテナにキャッチされた「トレンド」に合わせて事業を設計しなければならない担当者は大勢いるからだ(最近ではビッグデ

あなたを応援したくなる5つの要因とは? 進化心理学で考察

近頃「応援」とそれに類する言葉が非常に注目されている。評価、信頼、サポートなどキリがない。 esportsやスポーツ、アーティスト、クリエイター、アイドルといった個が立つ業界だけでなく、会社員であっても応援される時代となってきた。 応援されたい理由、応援されることのメリットはいくらでも思いつく。応援の経済圏で生きていけるなら、それはとても素敵なことだろう。だが、応援するにはきっかけや動機が必要だ。いやそもそも、人はなぜ他者を応援するのだろうか。それが分かれば応援されやすく

クラロワリーグ世界一決定戦で舞った"みかんバルーン"に愛を込めて

『クラロワ』を始めて1年ほどが経つ。 とあるキャスターが、「『クラロワ』の大会番組は最も学びがある現場の1つ」と話していて、それなら自分もやってみようかなと思ってインストールした。あっという間にハマって、いまはカンストのロイジャイとゴーレムに苦しめられている。 『クラロワ』はゲームだけでなく、シーンの描き方もとても魅力的だ。その最たる例が、2017年にアジア大会に出場したけんつめしを追ったドキュメンタリーだろう。僕も彼を紹介する記事も書いて、多くの人に共感してもらえた。