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happy esports

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日本のeスポーツシーンをマーケティング視点で考察した記事のまとめ。 eスポーツを仕事や事業にしている/したいとき、マーケティングで活用したいとき、あるいは投資したいときにも役立ち… もっと読む
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2018年8月の記事一覧

マガジン「happy esports」とは?

国内のeスポーツシーンについてマーケティング目線で考察している個人メディア、「happy esports」の運営をしている謎部えむです。この記事では初めて来てくださった方のために、弊誌の紹介をしています。 どういったコンセプトで運営しているのか。 どういう記事を掲載しているのか。 どんな読者がいるのか。 そうしたことをまとめました。どういう内容の記事があるのかも一覧しているので、記事を探すときに参考にしていただければと思います。 ここで紹介している以外の記事もありますの

DMM GAMESから「プロゲーマー憲章」が発表されたので、夢の中で暗唱できるほど読み返したい

PJSを主催するDMM GAMESからとんでもないものが飛び出した。「PUBG JAPAN SERIES 出場選手の心構えについて」という、PJSに参加する選手がプロとしてどんな意識を持つべきか、何をすべきかをまとめた記事だ。 これははっきり言ってPJSや『PUBG』に関係なく、すべてのプロゲーマー、あるいはプロ志望者が何度も読んでその胸に刻み込まなければいけない内容である。 これまでいろんな人がいろんな場所で「プロたるもの~」を語ってきたし、Twitterではたびたび「

esportsタイトルとなった『ぷよぷよ』、今後の展開に期待と不安を込めて

あのセガがesports!? しかも『ぷよぷよ』で!? 時代は変わるものだ。8月18日には3回目となるぷよぷよチャンピオンシップが(もちろんセガ公式で)開催され、いままさにesportsとして羽ばたく土台作りをしている段階である。 『ぷよぷよ』は2018年4月にJeSUのプロライセンス対象タイトルとなり、かねて界隈の火を絶やさないよう尽くしてきた面々を中心にプロゲーマーが誕生した。そこにミスケンやpopo、momoken、あるいはALFの名前がないことに寂しさを覚えないわけ

ゲーマーの狂気が生み出す価値こそ、いまesportsが注目される理由だ

esportsという言葉が持て囃され、ただゲームをプレイしているだけなのに過剰に持ち上げられている――ときどが『情熱大陸』で語り、藤村がインタビューで答え、ちょもすがブログで吐露した、トッププレイヤーたちの心情。ほかにも、SNSやインタビューで似たような感覚を抱いているトッププレイヤーの言葉を見た記憶がある。 ときどは、勝手に持ち上げられているだけだとブームがすぐに去ってしまうので、ゲームには奥深いものや歴史があり、真剣にゲームをプレイしてきた変な人たち(ちょもすの言う「狂

スマブラのトッププレイヤーが書き集うSmashlog、ゲームメディアの新しいモデルとなるか

ゲームキャスターは携わるタイトルの面白さを見抜き、伝える力を持っている。同様に、プロゲーマーを含むトッププレイヤーは取り組むタイトルをうまくプレイするためのノウハウを持っている。トッププレイヤーはそのゲームの専門家だ。 なので、トッププレイヤーが初中級者に向けてノウハウを伝達したら、タイトル全体のプレイヤーレベルは向上するだろう。それは各タイトル――ひいては日本のesports業界にとって実にメリットがありそうだ。 実は『スマブラ』にはそういう場がある。Smashlogだ

強さはプロゲーマーにとって最大の魅力、でも強さだけで食べていけないならどうすれば?

プロゲーマーは強くて当たり前だ。 それはあまりにも自明であり、そして(いまのところ日本では)強いだけでは食べていけないことも自明。そのため、これまで僕はプロゲーマーの強さについては言及してこなかった。 しかし、いまだに「プロゲーマーは強ければほかはどうでもいい」といった言説を見かけることがある。強さだけで支援者にリターンをもたらすことができるならそれも真だが、どうやらそうもいかないのが現実だ(それに、ひたすら強さだけを求めたいならわざわざプロになる必要がない)。 では、