見出し画像

#21 さまざまなエクササイズ器具 マシントレーニング、レジスタンスゴムチューブ、ケトルベル

皆様、こんにちは。NASMトレーナーの村木です。

本日はNASMにおけるさまざまなエクササイズ器具についてです。レジスタンストレーニングの概念は改めてお話致します。

本日は、皆様がエクササイズ提供を行う際に使用する身近な器具からのお話です。その中で、マシントレーニング、レジスタンスゴムチューブ、ケトルベルについてNASMで考える長所と短所についてお話をしていきます。

画像1

<図1>

筋力トレーニングマシン(図1)についてからになりますが、フィットネスの中でも人気があり、簡単に負荷を調整する事が出来る為、新規でご入会されているお客様に適したレジスタンストレーニング方法となります。補助を必要とせず、修正された軌道で不必要な筋肉や骨格への負荷をもたらすような可動域を制限する事ができます。

欠点として、上肢と下肢を同時に使用する多関節運動に対応が出来ない為、体幹安定や神経筋効率を向上する事が難しいとされます。ですので、筋力トレーニングマシンを使用しているお客様が健康的に全く問題が無い場合は固有受容器を働かせる事の出来る環境へトレーニングを進めていく必要があります。例として、チェストプレスマシンを行っていた場合、ダンベルチェストプレスに進めていくといった事があげられます。

画像2

<図2>

次にレジスタンスチューブになります。(図2)
レジスタンスチューブは、抵抗力でトレーニングするもので、レジスタンストレーニングとしては安価でできる代替的な選択肢です。レジスタンスチューブは固有受容性の刺激、筋持久力、関節安定性向上のために使用できます。フィットネスおよびリハビリの目的での筋力や筋持久力向上には非常に有益です。ゴルフやテニスのスイング等スポーツ特有の動きを模倣(もほう)して抵抗エクササイズを行うこともできます。

レジスタンスチューブは、最大筋力向上のためには理想的とはいえないかもしれませんしが、OPTモデルのフェーズでの判断で言えば、1,2,5で効率的に使用できます。レジスタンスチューブは、筋肥大(フェーズ3)または最大筋力(フェーズ4)を求める人にとっては理想的な器具とはいえないかもしれません。

画像3

<図3>

最後は、ケトルベルトレーニングになります。(図3)
ケトルベルの減速運動、加速運動での高い代謝コストは、前例にないほどスタミナを増強します。多くの体力要因を同時に機能させることでワークアウトの刺激は著しく増加し、更なるカロリー消費へとつながります。

ケトルベルは、ダンベル、バーベル、メディスンボールとは異なり、安定筋と主働筋は大きな筋力を必要としますので、運動に集中して技術に対して意識的に注意を払わなければ、ユーザーの負傷につながるかもしれません。各エクササイズについて綿密(めんみつ)に全てのスキルを磨くことが不可欠です。

安定性向上のためにフェーズ1で使用するケトルベルエクササイズはレネゲード・ローです。図15.14フェーズ2では、マシンローやレネゲード・ローをスーパーセットで行います。

トレーナー他のエクササイズと同様に、ボリュームまたはウエイト進行よりも常に質が優先されるべきであるので、5つの動的連鎖チェックポイントを監視する必要があります。


※こちらの記事はyoutubeでご紹介された内容を再構成したものです。

NASM-CPTについてはこちらをクリック

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?