東京五輪開催の是非と人間の欲求:本能的思考と倫理的論理的思考 グローバル金融資本の行動原理についての考察


記事をご覧頂き有り難うございます。

コロナ渦でのオリンピック開催は競技選手の尊い願いを叶えるためという名目がありますが

その裏には多くのスポンサー企業が絡んでいるので引くに引けないといった理由があるのでは?と考察しています。

スポンサー企業は東京五輪開催のための莫大な投資を回収したいのでしょうね。

はっきりいって外国人観戦客受け入れ断念ということになり、スポンサー企業は大損するのはほぼ確定的です。

開催にこだわるのは なんとか投じたお金を回収してやろうとする
10万円使って負け確定の客の悪あがきと通ずるものがあります。

これは論理的判断ではありません。

先日投稿した差別偏見に対峙する記事

には、書き記しませんでしたが
本能的判断力を一概に卑下したい訳ではありません。

差別偏見は平均値と異なる対象へ違和感 不信感を抱くといった 生存本能に基づく思考・行為です。

自身や同族 共同体の生命や利益を守るための本能的な行為です。

本能的行為が許容される条件とは

たとえば拾い食い。いくら空腹でも金銭的余裕があればそのような行為はしません。

しかし、山の中で遭難して二週間も飲まず食わずで過ごし、地面に食料が包装もされずに落ちていたら迷わず食べます。

男女の秘め事も同意がある者同士で密室空間で行われるから許される行為であり、互いの同意なしに開放的空間でそれを行えば牢獄行きとなります。

通勤 通学時は決められた時間に起きますが

休みの日はいくら惰眠を貪ろうが罪悪感はありません。

人間の本能的な三大欲求も許容される条件を論理的倫理的に判断して満たされようとします。

頭のいい人は強者が弱者を駆逐するといった本能的欲求を満たすために論理的にそれを実行しようとします。

これがかなりやっかいで
第二次世界大戦前の植民地支配などがこれにあたります

本来 本能的感情的な思考に基づいての判断は大損する可能性が高いのです。
パチンコ屋の例や忠臣蔵。
大石蔵之介はプライドを傷つけられたという怒りにまかせ
公の場で吉良上野介に切りかかり
結果 自身は切腹 赤穂浪士はリベンジを果たすも切腹

大石蔵之介が論理的な判断をしていれば
その場はこらえて吉良上野介の身辺調査などの策を練り刺客を雇い暗殺したことでしょう。

私が記事で本当に主張したかったのは
本能的判断を論理的判断より優先すると損をする
ということです。

ところが 前述のとおり
頭のよい者が本能的欲求を満たそうとするとき、手段としと論理的な行動をおこします。

それがいじめや人種差別 植民地支配です。

基本的には本能的な判断に基づく行為は大損しかねないのですが、本能的欲求を満たすために論理的な行動を取ると倫理的に是とは言えない目的の達成が図れてしまいます。

なので、論理的思考を行うにしても その前提である何を目的 対象として行うかが課題となります。

日本経済を駆逐しようとするグローバル金融資本はこういった原理に基づいて行動しています。

倫理的に正しい目的の為、論理的な思考で行動する。これが日本の指導者に求められる資質であり、国政選挙で投票する候補者の選定基準となります。

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