見出し画像

九州大会 終了

本日トップチームの2023シーズン公式戦がすべて終了しました。

★全日本選手権九州大会

■ vsディプロ都城

4-5 負け

九州大会1回戦。
今季九州リーグで敗北した都城との全日での試合です。
昔から付き合いの深いアズールさんと、MFCさんが一つのチームになり誕生したチーム。トーナメント表はこんな感じ。

■ この大会でのドラマ

・テーマは楽しむ
今回の大会のテーマは『楽しむこと』。
この大会で退団する涼太の意志により原点に立ち返るテーマ。

常にチームを俯瞰で見てくれる。


もともと楽しむために作ったチームは、
今季勝利に飢えていて、
原点を忘れていたからね。

決して勝負から目を背けるでもなく、
でも、
熊本県の弱小チームから今の位置まで成長する過程において、
絶対に揺らぐことなく大切にしてきたこのテーマ。
簡単なようで常に体現することは難しいんです。

・けが、欠員多数
チーム状態は、
さすがにシーズン終盤、けが人が多数。
大黒柱のダイキ(戦術コーチへ)と、
ムードメーカーのバモ(テンションコーチへ)
の二人がけがで欠場。

他にも仕事や用事で来れない選手が多数。
(一人北海道を楽しんでいるが、、、)

そんな中、大会直前の練習でヒサが肉離れ。
これ以上戦力ダウンはまずい中で、
ヒサはテーピングを巻いて出場することに。
無理させて済まない。
しかし、
魂のプレーで2ゴール。
なんだかんだ、この試合の立役者に。

この位置で自らボールを奪いシュートを決めるヒサ。

・U18の飛躍
今回は涼太と同時に、
高校生のハルトもトップでのラストマッチ。
(U18の試合は数試合あります。)

U18のキャプテンを務めていました。

中学生の時くらいから、
トップチームの練習の周りをウロチョロしながら
先輩たちからかわいがってもらっていたハルトが、
高校生2年で社会人トップチームに合流し、
高校3年ではチームの主力のローテーションに。
そして、
みんなのかわいい弟は、
4月から大阪へチャレンジが決まりました。
ハルトは感情表現はあまりしないタイプのやつですが、
この試合はなんとなく?気合入ってたように感じました。
そして、
今までハルトのトップの試合の中で、
最高のパフォーマンスを発揮してくれました。

トップのメンバーの離脱や欠員によって、
頼りになったのはU18選手のカイトとユウシ。

こうこう高校3年PIVOのカイト
こうこう高校2年FIXOのユウシ


今季本人たちの強い覚悟で社会人トップチームに登録した二人は、
もちろん簡単に出場機会を得ることはできませんでした。
二人ともU18チームの主力として活躍しつつ、
トップでの出場機会も常に準備もしてきました。
2024シーズン最後の大一番で、
出場機会が巡ってきました。
ピッチで躍動する二人の成長にうれしくなりました。

・全員が団結

今期の最後の最後に、
全員が団結しました。
エンフレンテといえば1試合1試合に全力で挑んで、
最高に楽しい試合をし、
選手とサポーターの一体感が特徴でした。
しかし、
今シーズンはそれがなかなかできず。
思い返せばコロナによって無観客試合から始まり、
なにかその一体感を忘れたままに、
有観客試合になり、
不調になっていったように感じます。
私たちチームにとってサポーターは大きな大きな力になります。
今回も宮崎県での開催にもかかわらず、
足を運んでくださった方が多数。
本当にありがとうございます。

この試合で4失点目を喫した時に、
実は私の心は苦しい状態になりそうでした。
絶対に楽しい試合にしたいのに、
すごく難しい状態で。
タイムアウトの自分の姿を見ても覇気がないと感じます。
しかしそのタイミングでスタンドから最高に大きな声で声援が。
『がんばがんば~!!!』
間違いなくその声が心をもう一度引き上げてくれました。

試合は終盤に巻き返し、
白熱の展開へ。
残り20秒。
相手ゴール前で再三のシュート。

涼太からリク。惜しくも決まらず。


こぼれ球をハルト。これも敵にあたり。
そしてラストに涼太。
ポスト直撃。。。

最後にドラマは置きませんでしたが、
これもエンフレンテっぽい。
とにかく楽しい試合ができました。
この全員が団結する感覚は、
応援に来てくださった皆様と、
この試合で退団を決めていた涼太が思い出させてくれたと私は思っています。
エンフレンテにとってサポーターの力は本当に大きいです!!
これからも応援していただけたら嬉しいです!!!

2019シーズン県大会の写真。雰囲気が最高すぎる一枚。

・涼太お疲れ様

あまり選手個人を取り上げすぎないようにと思っているこのブログにおいて、堂々と個人あての感謝を述べさせていただきたいのと、是非皆さんに彼の功績を知っていただきたいので書きます。
この試合は涼太の退団試合になりました。

この試合で退団を決めている涼太。

画像にもあるように13年間エンフレンテでプレーしてくれました。
13年というのはエンフレンテ熊本フットサルクラブの歴史のすべてです。
クラブ立ち上げから現在まで。
そして、彼が出場できる試合において、欠場は13年間で1試合のみと記憶しています。
そんな鉄人、ほかに聞いたことがない。
巣立っていく選手すべてに感謝とリスペクトを持っていますが、
彼ほどチームのために、
自分を犠牲にし、
尽くしてきた選手を知りません。
決して華やかなプレーをするわけでもなく、
決してカリスマ性があるわけでもない。
体は細くて、足も遅い。
(もはや悪口やん!!)
そんな選手が、
U18県選抜になり、
U23県選抜になり、
社会人県選抜になり、
九州リーグのチームにおいてリーダーであることに、
本当に尊敬しております。
高校生のとある日に交わした私との約束。
『フィジカルを鍛えずにどこまで通用するかチャレンジしてみっか?』
ってかんじで、
彼だけフィジカルトレーニングなしで
技術と頭脳で戦ってきました。
おれの無茶振りに付き合ってくれてありがとう。
そのスタイルに誇りを持ってくれてありがとう。
俺の手続き漏れを予測して教えてくれてありがとう。
選手用HPを自ら作成、管理してくれてありがとう。
俺がぶれているときに導いてくれてありがとう。
テンションの低いユーモアで笑わせてくれてありがとう。

そして、
自分のことだけではなく、
エンフレンテ熊本のことまで深く深く考え抜いて、
退団という決断に踏み切ったことを、
心から尊敬しております。

引き続き、
友人として、
俺と、エンフレンテと関わってくださいね。
BTT移籍後は、
エンフレンテに戻り移籍禁止なので、
鶴さんの次は杉さんの介護をお願いします。



以上、
今回もまとまることはない全日本選手権のブログでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?