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ニセコ からの便り

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北海道・ニセコ への移住のきっかけ、ニセコ で出会うおもしろい 人々、雄大な自然、美味しい農作物。Nashyの視点から見る、リアルなニセコ ライフをお届けしています。
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2021年2月の記事一覧

ニセコ に住む人々 #04 整骨院院長 Dさん - 何歳になっても、挑戦し続ける

この記事は「ニセコ に住む人々」シリーズの第4回目です。 これまでの記事はこちらからどうぞ↓ #01 プロ・スノーボーダー Eさん - 幸せの在り方は人それぞれ #02 不動産会社 Tさん - 陳腐な同情なんていらなかった #03  "おとなりさん" - りんごケーキ2切れを6人で食べる ——とうとう、やってしまった。—— 2月のはじめ、スノーボード中に、左膝を痛めてしまった。パウダースノーのぼこぼこ斜面をうまくさばけなくて、捻ったような感覚。なんとか山の麓まで降りること

極寒地のファッション事情 - 皆とおそろいのSORELブーツ -

厳しい冬、道産子の足元をあたためてくれるのが「SOREL」というブランドが展開する「カリブー」シリーズのブーツだ。1962年、カナダの極寒の地で誕生したらしく、やはり防寒性はニジュウマルだ◎ ちなみに、パートナーのマイコーさんも10年以上履いているが、今も問題なく履けている。かなり丈夫らしい。 ここ北海道の豪雪地帯・ニセコ に着いた日に、私もSORELデビューした。スポーツ用品店でこれが売っていたので(というか、ほぼこれしか売っていなかったので)これでいいやーと軽い気持ちで

ニセコ に住む人々 #03 "おとなりさん" - りんごケーキ2切れを6人で食べる

この記事は「ニセコ に住む人々」シリーズの第3回目です。 これまでの記事はこちらからどうぞ↓ #01 プロ・スノーボーダー Eさん - 幸せの在り方は人それぞれ #02 不動産会社 Tさん - 陳腐な同情なんていらなかった "おとなりさん"我が家の隣には、オーストラリア出身のだんなさまとイギリス出身のおくさま、ちびっこ2人からなるファミリーが住んでいる。彼らは、ニセコ に住み始めてから10年にもなるそうだ。もうすっかりこの地に根付いている。 ある日15時頃スノーボードか

トリプル羊蹄ビューが贅沢すぎてラッキーな気持ちになった

ニセコ の名峰・羊蹄山(ようていざん)は、富士山にも似た姿かたちから、別名「蝦夷富士(えぞふじ)」として、道民から愛されている山だ。 以前のエッセイにも書いたのだが、冬の羊蹄山が全貌を露わにすることは滅多にない。 私のことばで言ってしまえば、「羊蹄山は来る日も来る日も"無い"のだ。」 雲に覆われると、その存在すら感じなくなるからだ。 しかし今日はどうだろう。 窓の外に目をやると、今日はそれが100%「ある」。 そして今日は300%も「ある」ことに気がついてしまった。

ニセコに住む人々 #02 不動産会社 Tさん - 陳腐な同情なんていらなかった

この記事は「ニセコに住む人々」シリーズの第2回目だ。 第1回目はこちらからどうぞ↓ 今回は、私たちがいま住んでいる賃貸物件のあれこれを手伝ってくれた不動産会社のTさんを勝手に紹介したい。ちなみにTさんは、以前のエッセイにも登場している。除雪の外注を提案してくれた人だ。 Tさん 移住前、ニセコ の賃貸物件を調べていると、さっそく気になる物件があった。その物件を取り扱っているのが、某不動産会社の担当・Tさんであった。 Tさんは日本人男性で、年齢は40代くらいだろうか。 不動

ファースト・トラックを求めてやまない人たち

今年のニセコのスキー場は贅沢だ。観光客が少ないので、ゴンドラ やリフトは待たずに乗ることができる。これは、例年ではあり得ないことらしい。すごい時には「長さ30m、幅6mの列を見て、萎えて帰った」という地元民にも出会った。 ※ニセコ のことをよく知らない方、興味のある方はこちらの記事をどうぞ↓ さて、ゴンドラ やリフトは通常8:30 から運行しているのだが、それを我一番にと、狙う人たちがいる。 そう、「ファースト・トラックを求めてやまない人たち」だ! しばしば、地元に住む

ニセコ に住む人々 #01 プロ・スノーボーダー Eさん - 幸せの在り方は人それぞれ

このシリーズ「ニセコ に住む人々」では、私がニセコ で出会ったおもしろい人たちを勝手に紹介していきたい。許可をいただいているわけではないので、身元がわかってしまうほどの詳細は入れていない。(...し、そこまで彼らのことを深く知っているわけでもない。) が、それぞれが「己のニセコ 」を楽しんでいて、おもしろくて、素敵な人たちばかりだ。 EさんEさんは、アメリカ出身・ニセコ 在住の方で、前回のエッセイで、私たちに車を譲ってくれた人である。記事はこちら↓ 人生初めての車(中古

ニセコ の田舎暮らしで気づいた、マクドナルドが長年愛される理由

初のエッセイでは、便利な東京を離れ、ニセコ での田舎暮らしをはじめてみて感じた「マクドナルドが愛される理由」について、私なりの考えをお伝えできたらと思います。 「マック食べたい」は突然にやってきた。ニセコ 暮らしを始めて約1週間した頃、どこからともなく湧き上がった食欲。それは「マクドナルドが強烈に食べたい」というものでした。 さっそくGoogle MAPで最寄りのマクドナルドを探してみると...... なんと、ニセコ にはマクドナルドが無かったのです。 マクドナルドが食

羊蹄山は今日も、無い。

我が家のリビングからは、晴れていればニセコ の名峰・羊蹄山(ようていざん)が見える。そして、それが見える日はあまりない。 冬の羊蹄山はシャイらしい。 こちらに引っ越して来る前から、山好きの私は、それの富士山のようなフォルムの勇姿を見ることを楽しみにしていたのだが、顔を出してくれる日はそう多くない。 「羊蹄山、今日も"無い"ね。」という会話が、我が家では日常茶飯事になっている。 しんしんと降り続く雪の向こうでは、灰色の雪空が深い奥行きをもって広がり、山の気配すらも消して

「世界のニセコ」 ってこんなところです。実際住んでみてわかったニセコ のおもしろさ。

我が家から車を10分も走らせれば、そこには「世界のニセコ」と呼ばれるスキーリゾートが広がっている。 今回は、ニセコ を知らない人に向けて「ニセコ ってこんなところですよ〜」とニセコ のおもしろさをお伝えしたい。 かくいう私自身もニセコ に住みはじめてまだ2ヶ月にも満たないので、「ニセコ 初心者からみたニセコ」 として楽しんでいただけると嬉しい。 ニセコ の概要「ニセコ 」は、北海道の後志(しりべし)総合振興局(※北海道における行政区画の一種だそう)の岩内町、共和町、倶知

今だからできること。ニセコ に「お試し移住」をした理由。

パンデミックにより、見直されている働き方、ライフスタイル、価値観。 昨今、地方での転入者数が増えていると聞く。もうすでに移住をした方も、移住を考えている人も、移住まではいかずとも、ワーケーションで数ヶ月リフレッシュしたいと考えている人も多いのではないだろうか? そんな人たちに向けて、本日は、なぜ私たちが「今」北海道の「ニセコ 」にお試し移住したのかをお伝えし、こういう人もいるんだなーぐらいに認知してもらえたら嬉しい。そして、移り住む環境は整っているけど、なかなか踏み切れな

雪かきが大変すぎて、マインドフルな境地に至った。

私はいま北海道のニセコ に住んでいる。 北海道と聞いて、まず思い浮かぶのは「寒そう」「雪やばそう」だろうか? ※ニセコ というエリアを知らない方・興味がある方はぜひこちら↓の記事もどうぞ。 ニセコ は世界屈指の豪雪地帯なので、ニセコ での生活は、重労働である「雪かき」とともにあるといっても過言ではない。 そしてこの大変な「雪かき」に対して、最近新たな境地を見出したのでシェアしたい。 雪かきは外注するもの?いま住んでいる賃貸物件の契約の際、不動産会社の担当のTさんより

つねに最安値を求めていると損する理由

スーパーの惣菜や日用品、衣類、電化製品、趣味用品...何にしても、できることなら「最安値」で買いたいものだ。それに、最安値という値段よりも、「最安値で買えた」という購買体験自体が、気持ちよかったりするのではないだろうか? しかし今回、何を隠そう、「つねに最安値を求めている私」が、「最安値を求めなかったことで」、良いことが巡ってきたので、シェアしたい。 車がなければ生活ができない私は今、パートナーのマイコーさんとともに、北海道のニセコ でお試し移住をしている。 そして、田舎

【自己紹介】 はじめまして、Nashy(なっしー)です。

はじめまして、Nashy(なっしー)と申します。 
note 初心者なので、まずは自己紹介から。ぜひ最後までお付き合いいただけると幸いです。 01. Nashy(なっしー)の概要30代前半の美大生。山形県の豪雪地帯の田舎育ち。 現在、北海道の豪雪地帯・ニセコ エリアにお試し移住中(2020年12月から半年ほどを予定)。 ここ3年くらいは東京目黒区がベースですが、大自然とのびのびできるスペースが好きで、地方移住を検討しています。 友人からは「温和」で「人間らしい人」「男っぽい