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ナツイチ2023!読書好き女子がおすすめする集英社文庫の本

夏の文庫フェアの季節が今年もやってきました!

今回は集英社文庫のナツイチフェアの中から、お気に入りの本を紹介したいと思います。どれもおもしろいので、気になっている人はぜひ読んでみてください!

しかも今年はフェア対象の本を買うとスマホ画面クリーナーがもらえるそうです。猫好きにはたまらないデザインなので、こちらも要チェックです!

「旅屋おかえり」 原田マハ

アート小説で有名な原田マハさんですが、実は旅小説もお得意です。「旅屋おかえり」は、依頼人の代わりに旅をする「旅屋」を描いた笑いと涙あふれるハートフルストーリー。読んだ後は温かい気持ちになれる物語です。

「のっけから失礼します」 三浦しをん

三浦しをんさんのエッセイはとにかく笑えて元気が出ます。どこから読んでもおもしろいし、何度読んでもおもしろい。特に推し語りの章は最高なので、オタクが好きな物の話をしているのが好きな人には全力でおすすめしたいです。

「ババア上等!番外編 地曳いく子のお悩み相談室」 地曳いく子

スタイリストでエッセイストの地曳いく子さんが読者のお悩みに答える本なんですが、寄せられる読者のお悩みが切実なものばかりでヒリヒリしました。それをバッサバッサと斬っていくいく子さん。そういう考え方もあったか…!と唸ってしまうお悩み相談室です。

「のほほん絵日記」 さくらももこ

絵日記って小学校の宿題の定番だけど、それをさくらももこが描くとこうなるんだねぇ。読み物としてとってもおもしろかったです。そして何よりももこさんの息子さんがかわいくて仕方ない。ちびまる子ちゃんを思い出しながら読んでしまうイラスト付きエッセイです。

「透明な夜の香り」 千早茜

先日直木賞を受賞した千早茜さん。受賞作の「しろがねの葉」も素晴らしかったですが、こちらも最高でした。調香師を題材にした香りにまつわる物語です。不思議な色気とミステリアスさがあふれる作品で、読んでいると本から香りが漂ってくるような気分になります。

「桐島、部活やめるってよ」 朝井リョウ

朝井リョウさんのデビュー作です。まずタイトルが鮮烈。桐島という男子生徒がバレー部を辞めるらしい…という噂から始まる連作短編小説で、高校生である登場人物たちの感情がヒリヒリと感じられる青春ストーリーです。神木隆之介さん主演の映画もよかったけど、私はやっぱり原作が好き。

「きょうの日はさようなら」 一穂ミチ

30年ぶりに目覚めた少女が高校生の姉弟と一緒に青春を取り戻すひと夏の不思議な物語です。まさにナツイチにピッタリの本!ちょっとSFテイストなところがまたいいんですよねぇ。集英社オレンジ文庫の本なのでサクサク読めます。

「言えないコトバ」 益田ミリ

漫画と文章を織り交ぜたエッセイです。なんとなく恥ずかしくて言えないコトバ、どうしてもこの言い回しはしたくないコトバ、言われるとちょっともモヤっとするコトバ…。そんなコトバについて語っていて、著者の繊細さを感じる1冊になっています。「わかるわかる」と共感する人もきっと多いはず!

「自分らしさはいらない くらしと仕事、成功のレッスン」 松浦弥太郎

元祖「丁寧な暮らしの人」とも言える松浦弥太郎さんが、仕事と生活への取り組み方について語ったエッセイのような指南書のような本。「自分らしく生きよう!」というメッセージが発信されがちな今、あえて「自分らしさを捨てる」という発想がおもしろい。新しい価値観に気づかせてくれる本です。

「星の王子さま」 サンテグジュペリ

知らない人はいないであろう名作。集英社文庫からは池澤夏樹さんの訳のものが出ています。宇宙を彷彿とさせるような深い青の装丁が美しい。いつの時代に読んでも、何歳の時に読んでも、心に響くものがある物語なので、ポケットサイズの文庫本はぜひ家の中に忍ばせておきたいところ。

最後に

毎年楽しみにしている夏の文庫フェア。集英社文庫はマスコットキャラクターのよまにゃくんがかわいいです。今年も読みたい本がたくさんあって、順調に積読が増えていく…。皆さんもお気に入りの1冊に出会える夏になりますように!!

角川文庫と新潮文庫のフェアからもおすすめ本をピックアップしているので、よかったらこちらも覗いて行ってください。


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