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vol.33 ЙΩЪ 梨茄子より いたずらしてお菓子をもらいたい ЪΩЙ

梨茄子が不定期で発行しているメルマガのアーカイブです。
お送りしたものをほぼそのまま載せています。

2022年10月27日12時発行
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 こんにちは。梨茄子のたちくらです。先日良きケーキ屋さんに行く機会がありまして、それはそれは美しいたくさんのケーキを眺めながら、このケーキたちが生まれるまでの手間暇時間お金と苦労を想像して貧血をおこしかけました。人間に畏敬の念を抱きたくなったらパティスリーに行こう。おいしいし。

◇◆ポーランド日記◆◇

ポーランドの西の方の、ヴロツワフという、1702年創立の大学がある歴史ある街に行って演劇をしてきました。4日ぐらいしかいられなかったのですが、なんとなく可愛い雰囲気のするいいとこでした。というわけで今回はヴロツワフ滞在メモをお送りします。国が変わっても相変わらずの小さき者目線です。

街並み

φ 目黒川沿い高級マンション街・丸の内・ハウステンボスが徒歩30分圏に混在してて混乱する。

φ どのエリアでも道端に電動キックボードが落ちてる(乗り捨てシステムらしい)。

φ 栗らしき木の実もよく落ちているのだけど、イガイガじゃなくてドラゴンフルーツ風のびろびろした薄緑色のソフトな鞘に包まれている。実はどーーーみても栗なのだが栗と呼ぶのがどうにもためらわれる。

φ お散歩わんこがいっぱい。ご主人にお行儀よくついていき、テラス席の足元に寝そべっていたりする。とてもとてもとても可愛い。ようわからん茶色い犬が多いのも良い(茶色の中型犬がいちばん好き!!)。

人々

φ 平均身長190cm筋骨隆々の舞台助っ人たちが、駐車場に積み上げた木材をテーブルがわりに、A4サイズのポークソテー弁当をモリモリ食べてた。ポーランド初日の爽やか秋晴れランチ。

φ 助っ人たちはスペシャルに大きかったけれども、人全般が大きい。私より背が低い人がほとんどいない(たちくら=161cm)。

φ ということと関係なくはないと思うのだけど食べ物の一人前が多い。
ある日のお弁当: 手のひらサイズのロールキャベツ2個じゃがいもごろごろトマトソース。スープセットは掛け蕎麦サイズのボルシチが、サラダセットなら直径30cmのチキンサラダがつきます。

φ ウーバーイーツのチャリ、道を遮る我々を「SorrySorrySorrySorrySorryTHA~~~NK Y~O~U〜〜〜♡」って叫びながら追い越していった。あの人が届けるごはんはきっと美味しい。

美味しかったもの

φ ピエロギ。小麦粉をこねた皮でひき肉や野菜を包んだ食べ物すなわち餃子。ぷっくり丸くて大粒でかわいい。水が多数派だけど焼、揚もある。おにぎりくらいのノリで売ってる。

φ 謎ハーブティー。ポーランド語がわからないのでパケ買いするしかないのだが、Google翻訳しても知らない草なのでやっぱり謎。

φ お魚のマリネ。ぱっと見ままかり。これもままかりもニシンの類ではある。

φ ホテルの朝食にあった、ハニーオーツのハニー抜き追いオーツ固めパン。パンは総じて美味しい。ロイヤルブレッド的なてきとーなのでも美味しい。ポーランドのヤマザキ偉い。

φ スーパーで買えるチョコレートが軒並みハイクオリティ。ただしプルーン入りのは気付け薬かと思われるほど甘いので決して一口で食べてはならない。

φ 出番が遅いので、また楽屋が混み合っているので、開演してしばらくしないと身だしなみを整えられないという事情があり、しょうがなく千秋楽の開演時刻きっかりにイチヂクがのったエクレアを食べました。ケーキ屋さんの本気エクレア美味しいですね。ヴロツワフのパティスリーへも畏敬の念。


以上、小さき者のポーランド日記でした。また行きたいけど、ドーハ経由で片道20時間フライトはつらいから、はやく戦争がおわってロシア上空通れるようになってほしいなって思っています。

ヴロツワフの街にいっぱいいるこびとさん

◇◆ちかぢかの梨茄子◆◇


《下駄 乗る場の日ホスト》
ボドゲ会
あしたです!きゅう!下駄くんが10月の乗る場アトリエオープンデーのホストをします。無限にボードゲームするらしい。高速道路作るやつ、やりたい。

《今井新 新婚旅行日記》
新婚旅行に行ってきた
梨茄子イラストを描いてくれた今井くんが九州に新婚旅行に行ったそうです!幸せいっぱいだねよかたね〜♡てニヤニヤ読みすすめるのですが、時々現れる美術家ぽい目線にはっとする。あとさ、2日目にでてくるミルクセーキ、固体じゃない?おかしくない?ミルクセーキてドリンクじゃなかったん?

《下駄・カゲヤマ 出演したり演出したり》
MORAL
如月小春が立ち上げた学生劇団にいたにもかかわらず如月小春ととんと縁のない演劇生活を送っており、やっと縁付いたぜと思ったらどうやら私は日程的に見れないらしい、なんで。

≪引き続き≫
乗る場レポート 月1ペースで更新します。
たちくらの日々 やっぱり食べ物の話をしてしまう日記。
LINEスタンプ「すなおなたべもの」 振込手数料分くらいは売れてほしい。

◇◆下駄くんからなにごとか◆◇

僕の唯一の海外旅行の思い出は、高校生3年生の時に韓国の江原道(カンウォンド)にある、とある劇団がやっているレジデンス施設に1週間ほど泊まった、というものです。

 鳥取出身なのですが、鳥の劇場という劇団が、韓国の仲の良い劇団とお互いに地元の高校生を送り合って、良い感じで交流しようという事業で行きました。

 具体的な土地の名前も劇団の名前もすっかり忘れてしまったのですが、鳥取全域から集まった演劇部の高校生と、地元の高校生と一緒に泊まって、ワークショップとかやりながら演劇を使って仲良くやろうぜ、という企画でした。

ワークショップの内容とかもほとんど覚えていないのですが、記憶に残っていることは3つあります。

 一つはご飯の思い出。食事は現地のおばさんたちが毎回作ってくれて、食堂みたいな感じで食べていたのですが、観光のリアル家庭料理という感じでした。

 毎回、9種類くらいのキムチが出てきて日毎に違う。白菜とかきゅうりはもちろん、小魚のキムチとか色々あって、韓国って本当にキムチを色々食べるんだぁと思いました。

 焼肉が出たこともあったのですが、薬味に生の青唐辛子が出てきて、さすが韓国と思ったのですが、地元の高校生によると「好きな大人は入れるけど、みんな食べるわけじゃないよ」とのこと。まあ、そりゃそうかと思ったり。

 個人的に一番好きだったのは、浅漬けの汁がスープになったみたいなやつで、ちょっと酸味のある塩味で美味しかったです。

 二つは韓国田舎アミューズメントパークの思い出。滞在していた町は、韓国でもちょうど鳥取的な位置付けなのだそうなのですが、演劇ばかりもなんだということで、最終日は楽しげなスポットを回りました。

 最初に訪れたのは、カワウソ研究所みたいな名前の、大量のカワウソがいる施設。一人だけ餌やり体験ができるということで、一生懸命ジャンケンしたのを覚えています。

 次に訪れたのは、でかい湖が中心にあるアスレチック的なパーク。目玉は湖を横断する滑車でビューンッと行くやつで、「ほんまに大丈夫なんかこれ」という感じの器具だったので、二重の意味でスリリングで面白かったです。

 三つは韓国軍の人が来て演習をしてくれた思い出。街が韓国の北の方にあるので、町も軍的なもの密接に関係しているらしく、結構そういった演習とかもしてくれるそう。なんか派手目の武器をうつ(多分空砲)のとか派手で良かったし、レーションを食べてみるのも楽しかったですね。

 みんなで軍服着てキャッキャいったりもしました。

 トータルでは外国行くの大事だなと思わせてくれた体験で、僕の育ったインターネットは嫌韓気味の風潮だったので、僕も韓国への悪イメージがそれでもなんとなく残っている状態でした。

 でも、年齢も変わらない、同じくらい田舎の子供達と話してみると、まあ自分らと同じ感じだったわけです。日本が嫌いかは人によるし、整形はする人もしない人もいるらしいし……。でも、やっぱり違う部分もあって、下水設備が整ってなかったり、食べ物を残すことは当たり前だったり……。

 まあ、そういったところで旅は大事って感じなのですが、お金もそんなにないので、やはりツアー公演で色々なとこを周れる俳優になりたいですね。

ちゃんちゃん。

◇◆たちくらのお返事◆◇

 下駄くんお忙しいのに異文化交流のいい話ありがとう、なにげに王道のいい話が得意だよね、でね、いまわたしの心は完全にカワウソ研究所に持ってかれてるよ!カワウソに取り囲まれたい、ごはんあげたい!!とりいそぎそれらしき施設のサイトを探し当てました。アジア最大のカワウソ施設です。

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