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演奏中の体の動きって、大切よ。

言うまでもなくドラムは手足を使って演奏する楽器です。

その手足を使っているのはみんな一緒なのに、出る音は人によって本当に様々です。

では、これほどまでに音の違いを生み出すのは何なのか。

スティックの太さや長さでしょうか。グリップでしょうか。
バスドラの踏み方でしょうか。ビーターの素材でしょうか。

もちろん使う機材や手足の使い方によって音も変わります。
でもそれは表面的な音色の違いであって、
仮に同じドラムセットで、同じスティックとペダルで演奏したとしても、ドラマーが違えばその音は違うのです。

なので、ここで僕が言う「音」とは、各ドラマーが持っているもっと根本的な部分のことを指しています。


上半身の動きで根本的な音が変わる

その根本的な音の違いを決定づけているのは、おそらく上半身の動きなのではないかと思っています。

直立不動の姿勢で演奏する人の音は、直立不動感があります。

身体を柔らかく動かしている人は、音にも柔らかさがあります。

上半身をどのように動かしているかが重要であるというのが僕の仮説です。


実例と観察していて気づいたこと

僕がよく動画で見るドラマーの一人に、Eric Mooreというゴスペル系ドラマーがいます。

この人の動きを見ていると、スネアを叩く時に身体が後ろに動きます。
それによって「後ろ回転」を感じさせるグルーブになっています。

また、身体を前のめりにしている人は内側に向かうような音がしますし、
顔を上に向け、身体をのけぞるようにして叩く人の音は開放的な感じがします。


まずは真似をするところから

皆さん、「こういう音が出したい!」というイメージはお持ちだと思います。

そんな時は、やはり自分のイメージに近い音を出しているドラマーの演奏を見るのが一番でしょう。そしてよく観察してそれを真似てみましょう。

もちろん真似をしたとていきなり同じような音にはなりません。
理想の音は一朝一夕では手に入るものではありませんから、まずはやってみて、そしてそれを継続することです。

継続する中で、自分なりのロジックが見えてくるものですからね。


〆の一言

手足の動きばかりではなく、上半身の動きも意識して練習してみましょう。
積み重ねると自分なりの音が見えてくるはずです。


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新潟市の中央区・西区を中心にドラムのレッスンを行っている、梨本宜久ドラム教室のHP (非同期レッスンもやってます)

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