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上村元のひとりごと その481:立体

 こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。

 有料と無料は、別物です。

 無料が進化して、有料になるのではない。

 それぞれに、契約形態が違うのです。

 アプリで例えると、有料版にアップグレードしませんか、というお誘いが、しょっちゅう入るけれど、それは、広告込みのバージョンを選んだ結果なので、そういうもの。

 割り切って、受け流す。

 気になるなら、アプリ自体をアンインストールする。

 有料版にアップグレードする必要は、一切、ない。

 ぬふーん。

 ぐふーん。

 ごりごりと、僕の腰に体当たりして、気持ち良く喉を鳴らす、体育会系の愛猫に押されつつ、炬燵にあぐらで、noteのホーム画面を見つめます。

 物書きとして、仕事をしよう、と決めたはいいけれど、さて、どこから、どのように。

 埃まみれの部屋と同様、持てあまして、いまひとつ、手が付けられず。

 noteライターを名乗るなら、有料会員になって、メールマガジンとか、課金機能付きのコンテンツを利用した方がいい。

 でも、正直に言って、それは、ある程度、知名度と固定読者のいるライターさん向けであって。

 知人のカメラマン、伊勢さんのお情けにすがって、かろうじて、ウェブマガジンのコラムで食いつないでいるような、雑草物書きには、とても、ハードルが高い。

 しかし、毎日書きたい量産型でもあって、一記事ごとに値段を付けてしまうと、全部を読みたいと望んで下さる方に、とんでもない負担を強いることになる。

 そして、どちらかと言うと、買って欲しいというよりは、読んで欲しいタイプなので、無料か、それに近い、購入にためらいの起こらない金額設定で、どんどん公開していきたい。

 …我がままかな。

 全部、うまくいくような落としどころって、あるだろうか。

 ひとりごとも、せっかく続いているので、できればこのまま、課金なしでいきたいのは、やまやまだが。

 もう少し、プロのライターである事実も、加味できるといい。

 そうでないと、伊勢さんとお仲間に、申し訳ない。

 素人を雇って書かせているのでは、彼らの、実に専門的なウェブマガジンの性質が、変質してしまう。

 ぐふーん。

 ぶふーん。

 ごりごり。

 いててて。

 整理しよう。

 僕は、ライター。

 インターネットに、スマホで、文章をアップするのが、仕事。

 目下、発表の場を、二つ、頂いていて、片方は、有給、片方は、無給。

 ただし、伊勢さんたちのウェブマガジンは、映像系で、今後、僕が本格的に一員として名を連ねることは、残念ながら、テキスト系のため、可能性は低い。

 乗り出すならば、noteの有料会員の方だが、そうすると、いったん、ひとりごとの連載を、ストップしなければならない。

 同じ場に、プロとアマと、二つの顔をして存在することは、アインシュタインに止められている。

 突破口としては、ひとりごとを、ある回数までで終えます、と宣言し、それまでの分は、いつでも、誰でも読めるようにして、続きは、有料マガジンでね。

 そうするのが、穏当だけれど、それって、なんとなく、詐欺の匂いがするんだよ。

 今までのことは、広告だったんですね、みたいな失望感を、たとえ、ちらりとでも、読む方に与えたくない。

 ずふーん。

 るふーん。

 ごりごり。

 いててて。

 もう少し、考えてみようと思います。

 あくまでも、物事は、立体。

 我々は、三次元の世界にいるのです。

 ところどころ、四次元も顔をのぞかせながら、日々、ゆっくりと転がっていく地球の上、できるだけ、全ての人や物に、満足が得られる文章を書きたいです。それでは、また。

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