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2022年に出した同人誌まとめ

明けましたおめでとうございます。

早速ですが2022年に発行した同人誌は2冊でした。
ジャンルは違えどついに1年に複数冊出してしまいました!
どちらも初めての試みがあるので、また思い入れのある自書を作り出すことができて大変HAPPYです。
やはり紙の本、己の解釈・主張と性癖を形にするのは最高だ…

という訳で本題にいきましょう。



1冊目:フルカラーイラスト本

タイトル:Interpretation(インタプリテーション)
2022/02/20発行
A5/20p/中綴じ/オフセットフルカラー
UNDER●ARE メタトン中心イラスト本
(通販:https://alice-books.com/item/show/10091-1


装丁・仕様

印刷所:グラフィック
表紙・本文:マットコート132kg +表紙ホログラムPP

ホログラムPP、神〜

ロボット3体の色数が少ない+背景も無地なのでデータで見ると結構地味で心配だったのをよく覚えています。

その分印刷の綺麗さとホログラムが際立って大優勝!
気に入りすぎて定期的に表紙を傾けて眺めてます。
印刷と後加工の仕上がりに全振りの賭けでしたがバッチリハマったいい体験例を得ました(グラフィックさんの技術が良すぎた)。

イラスト本なのでページ毎にペンや塗り方を変えていて、特筆できそうなデータはないので主な使用ペンを↓

・怠け者ブラシ(線画・塗り)
・かしペン(多分。線画)
・魔王厚塗りブラシ(塗り)

だった気がします。
以下この本の印刷の綺麗さをひたすら自慢します✌


圧倒的・オフセットカラー印刷

ファンタス風に表紙裏をピンク一色で印刷

顔もいいし印刷も最高だな(自画自賛)
本当に仕上がりに関して一切不満がなくて凄い…
むしろ印刷技術で拙作の見栄えが各段に良くなっているまである


左:本、右:データ

全ページが画面の見え方そのまま紙面でも表現できてしまうの、何者?
イラスト本のくせにカラーモードや印刷での色沈み考慮し忘れデータ作ってしまったけど(アホ)、これは何もしないで正解だった。
それくらい驚異の色再現率…
赤スーツが映えてかっこいい!


細かい髪や睫毛も綺麗に出てました

イラスト本を作ろうと思ったのは、前作の漫画同人誌で68pというなかなかの大作を出してしまい漫画原稿へのハードルが上がってしまっていたこと(どうせなら前回を超えるものを!と思ってしまうので)、ようやく最近ある程度納得できる絵が描けるようになってきたことを踏まえて「今がチャソス!」と挑戦しました。

あと色塗りがメチャクチャ苦手なので強制的に向き合いました。
お蔭でだいぶ苦手意識はマシになりました(別に上手くはなってない)

またイラスト本と銘打ったものを出す事はなかなか無いだろうけど、Web再録とかもう少し気軽な形でまた作ってみたりはアリだな~と思いました!



2冊目:初R18本

タイトル:あふれてそまって
2022/12/11発行
A5/24p/無線綴じ/オンデマンド
ゴールデン●ムイ 勇尾
(通販:https://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040031030365


装丁・仕様

印刷所:トム出版(初版)
表紙:ホワイトポスト白190kg +ベルベットPP
遊び紙:色上質おまかせ→さくら?
本文:上質90kg

印刷所:おたクラブ(再版分)
表紙:ハイマッキンレーポスト220kg +ベルベットPP
遊び紙:タブロ
本文:コミックペーパーホワイト84kg +黒紅色刷り

各種原稿データ

コマ枠:ブラシ形状→さらペンorざかペンどっちか10pt
トーン:70線、10~60%(全て円45°)
ペン:線画用ペン20pt
メインフォント:やさしさアンチック12pt


初版。PPの影響もあってか黄味が強め

ベルベットPPってスケベですよね!?

私はそう信じて疑わなかったので、前述でPP加工の味を占めたのもあり初のスケベブックはこれで行こうと即決しました。

お品書きにも書いてしまったんですが、「これ(ベルベットPP=スケベ)伝わんなかったらどうしよう…」って上げた後ちょっと思っていました。
でも当日手に取ってもらった反応見たり同じ意見の方もいてエカッタ!

逆にそれ以外の部分は特にこだわりが無く、というのも突発で申し込んだイベント(締切約1か月後)に合わせて突貫スケジュールで諸々決めたので、そんな余裕はなかったです。
印刷所もベルベットPPやってて締切遅いとこで調べたらおのずと絞られました。

あと今回Googleフォームでアンケート&取り置きをとってみました。Excel形式で出せて便利!

上:再版、下:初版


あくまで個人的意見ですが…上質紙+オンデマンドは印刷のテカリが一層強く出て高確率で事故る印象があり、このテカリが私はどうしても苦手です。
初めて出した個人誌もテカリ回避のためだけにオフセットで刷ってます。小数部&極道入稿だったのに… 

今はオンデでもテカリが少ないとこもあるって知ってるけど…
初版はこの点考慮不足でちょっと悔しかったです。ちゃんと締切には余裕をもって本を作ろうね
(まあ1か月で本が出せるかはかなり実験的な試みだったので二度とやりませんが…)


そのため再版の際は印刷所を変え仕様変更しています。
再版なんてまたとない機会!思い切り好きにさせてもらいました。


(ゆうさくさんごめん)

トーンは初版の方が綺麗でした。

トーン濃度右から順に、棚20%・スーツ40%・背後の扉60%。
初版はそれぞれが埋もれず綺麗に濃淡も出てます。
再版分はギリ40%、50~60%はかろうじて潰れてはいないけどベタトーンと隣接してると少し見づらいかも?と感じました(色刷りであることを考慮しても)。
これも用紙と印刷の相性の問題だと思います。

クリスタはデフォルト60線・印刷所もだいたい60線推奨ですが、前作の漫画同人誌で絵柄的な相性かトーンがちょっとだけ浮いてる気がしたので、実験的に今回70線で強行しました。やはりこっちのが良さげだったので今後も70線でいきます


コミック紙に色刷り、漫画雑誌みたい(スケベ…)

データは同じでも形にする工程でガラリと変わるのが楽しくて、これも良い経験になりました。


まとめと2023年の予定

実はもう次の本のネームが12月のページ数を超えてます(嫌な予感)
本を出すとジャンル移動してしまう習性持ちなのですが、本来はこっちの話が描きたかったゆえ次も鉄が熱いうちに打ち続けます!

解釈寄りでCP要素が薄めなので、これから盛るかいっそ分けて描くかはまだ未定…サビもオチも…未定…

色々言ったけどやはり「本を作る・即売会に行く」のがこの上なく大好きなので、まだまだ原稿戦士していきたいです。

なので上半期は↑の完成を第一に、小さい目標も課してマイペースに活動できたらと考えてます。


あといい加減イベント前日に作業してギリギリに会場着くのやめような

無配や設営周りについてもいつか記事にまとめたい(本ほど書ける内容がない)


お読みいただきありがとうございました!


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