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心の掃き出し口

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詩からの派生、『話したいこと』
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2020年10月の記事一覧

【晴れた空】

隅っこでうずくまって 殻に閉じこもって もう誰にも何も言われたくない 傷付きたくない でも信じて待ってくれている人たちがいるから それだけで、もうちょっと、がんばれるよ 私も同じように、あなたたちを大切に思いたい

昨日の事件を思う -蘇るトラウマ-

昨日、私のせいでAさんが、ありとあらゆる罵詈雑言を浴びせられる。という事件が起きた。 私は少し離れた場所にいて、2人の顔は見えなかったが、Aさんと楽しく会話をして、『またね〜』と、とても和やかに別れをした後だった。 その罵声が飛ぶ中、私は恐怖で足がすくみ、Aさんを助けに行くことが出来なかった。 それどころか、その場から、逃げたんだ。 意識に上がらないどこかで、あの頃が蘇る。 そして、体が震え、身体中を剣山で突き刺されたかのような、そんな痛みがわたしを支配する。 『

【暴かれた真実】

冷たい湖の水面に 木の葉が落ちて そのままプカリぷかりと、浮かんだまま 彷徨うように ただひたすらに 沈みゆく時を待つように その世界を味わおう 『約束出来る?』 「約束は出来ないけど」 『約束してくれる?』 「確約は出来ないけど」 そんな言葉もまた、 沈みゆく時を ただひたすらに 待ち続け 彷徨っている 答えなど 誰もが知らないのだろう 不確かな事は多いけれど 確かなものなど そう多くはないのだ しかし、罪深さは知っているからこそ 責任を負わないよう上手く

【よこしま】

愛を抱くきっかけが 何であったかなんて関係ない 例えそれが、世間一般的に 蔑まれるような世界の中であっても それは、戦場であろうと、会員制社交会であろうと 関係ないんだ 過程なんて環境なんて、関係ない 結果的に、今人生で初めて 愛を抱いているのなら

【削除】

『それ』を見るときは 死刑宣告のようだ 『それ』を見ても 結果が変わるわけでもないのに 『それ』に期待をしてしまう 自分の可能性に 自惚れているだけだ

【避けられない】

不気味な扉を見つけた 取手の無い、色も無い 私は 何も考えず その不気味な扉を開いた 待っていたのは、 もう一人の私だった その後ろにも、不気味な扉があった これは、私が何度も繰り返して来たこと? それとも、この先繰り返すこと? あなたは過去の私? それとも、知らない私? 答えは無く ただ真っ暗な闇が、 私に訪れた

【小雨降る】

必要とされなくなるその日まで、あなたらしくそのままでいたら良い。 傷つくだけ傷ついたら、たくさん泣いて、休んだら良い。 あなたは、『あなたしかいないのだから』、 あなたは、『あなたにしか、出来ない』のだから。

【満たされない、4つ目の欲求】

人間の三大欲求とは 食欲 性欲 睡眠欲 と言われている でも、これらよりも 強い欲求があることを人類全員が知っているはずだ それは 『愛されたい』という欲求 産まれたときから、人間に備わっているもの 人類史は、三大欲求に後押しされ、文明を作り出して来た しかし、もうそれらの通過ポイントは、終着地点に向かいつつあり 代わりに今現代で、多くを占めるようになっているのが 『愛されたい』という欲求だ これが飢餓状態になると、人は壊れる 三大欲求と同じだ なのに

【知れば知るほど、】

分かる このドロドロは 妹や弟が産まれた時と、同じドロドロだ 自分に今まで注がれていた愛情が そちらへ移ってしまうのではないかという 恐れや不安が吐き出す、ヘドロだ そして 自分のテリトリーが奪われてしまうのではないかという 嫌悪や怒りが掘り進める、泥沼だ このドロドロは どうしたら洗い流れてくれる? このドロドロは どうすれば異臭を放つことなくいられる? ただただ、愛されているという確証さえあれば 救われるだろうに そんなもの、誰も見たことがない

【愛する本質】

何度会っていてもその人が変わらず綺麗にならないのは その人自身の中に、『与える愛』が枯渇しているということで 会うたびその人が綺麗になっていくのは その人自身の中に、『与える愛』が多かれ少なかれ存在しているということ そんな風に思った そして、 人は、愛を与えてくれる人を選ぶ それだけのことだ

【存在できているようで、存在していないヒトたち】

個々の理由で、特定の人を貶す・貶めるということを、匿名の場所で行う人が居る。 その人は、誰かに構って欲しいとかというより、反応してもらいたいんだと思う。 深入りすればするほど、隠された、「自分だって生きてるんだ。」「人と違う意見も言えるんだ。」が見えてくる。 反応してもらえることで、存在理由を必死に 創り出そうとしているように思う。 そんなやり方でしか存在できないその人を、 私は 可哀想に思う。 憐れに思う。 不憫に思う。 それは、何年も前の私を見ているよ

【孤独の、『其れ』】

孤独を語るのは 簡単ではない 反対に 喜びを語るのは容易だ 喜びはすぐに弾け すぐに拡散していく 喜びは、それでも はたと見ても、其れと分かる 孤独はどうだろう? 水面へ一滴だけ垂らしたインクのように 鈍く波打ち、形も歪に広がってゆく そして、いつの間にか、一体化したように見える だが、それは無くなったわけでは無い 融合しただけのことだ いずれ何十滴、何百滴、何千滴と滴れば やがて比率は逆転し、全てが呑み込まれてしまう 透明だった水は 様々な