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心の掃き出し口

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詩からの派生、『話したいこと』
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【小雨降る】

必要とされなくなるその日まで、あなたらしくそのままでいたら良い。 傷つくだけ傷ついたら、たくさん泣いて、休んだら良い。 あなたは、『あなたしかいないのだから』、 あなたは、『あなたにしか、出来ない』のだから。

【差し引き】

感情を使えば使うほど、喪失したときの苦痛は大きい だから私は無感情を目指す けれど、そんなの 人間でいる限りは不可能だろう 導き出されるのは、 人間を辞めるか、 人間を受け入れていくか

【叶わないのなら】

いくら抗っても拭えない汚れは 私をどんどん蝕み続け いつか誰かをも けがすことになるのかもしれない そう、例えば、 臭い物のそばに居れば臭いが移るように そんなごく必然に

【ダイブ】

散々汚れて 汚されて もう誰も見えない深い場所にいるのに まだ私は 汚されることを嫌うプライドがあるのかと しかしそれはきっと、 自分をかわいく思えばこそだと思うと やはり自分にしか 自分を愛せないのだろうと 今度はそんな境地に辿り着いた さて 次は何処へ行くのだろう? 私よ 私を振り回さないでおくれ。

【護られる者】

全ての人に好かれるなんて、 無理なんだ だから、 私を知ってくれている数人が 信じてくれていたら、 分かってくれていたら、 それだけでいい。 充分なんだよ。 傷付く事はない。

【晴れた空】

隅っこでうずくまって 殻に閉じこもって もう誰にも何も言われたくない 傷付きたくない でも信じて待ってくれている人たちがいるから それだけで、もうちょっと、がんばれるよ 私も同じように、あなたたちを大切に思いたい

昨日の事件を思う -蘇るトラウマ-

昨日、私のせいでAさんが、ありとあらゆる罵詈雑言を浴びせられる。という事件が起きた。 私は少し離れた場所にいて、2人の顔は見えなかったが、Aさんと楽しく会話をして、『またね〜』と、とても和やかに別れをした後だった。 その罵声が飛ぶ中、私は恐怖で足がすくみ、Aさんを助けに行くことが出来なかった。 それどころか、その場から、逃げたんだ。 意識に上がらないどこかで、あの頃が蘇る。 そして、体が震え、身体中を剣山で突き刺されたかのような、そんな痛みがわたしを支配する。 『

【暴かれた真実】

冷たい湖の水面に 木の葉が落ちて そのままプカリぷかりと、浮かんだまま 彷徨うように ただひたすらに 沈みゆく時を待つように その世界を味わおう 『約束出来る?』 「約束は出来ないけど」 『約束してくれる?』 「確約は出来ないけど」 そんな言葉もまた、 沈みゆく時を ただひたすらに 待ち続け 彷徨っている 答えなど 誰もが知らないのだろう 不確かな事は多いけれど 確かなものなど そう多くはないのだ しかし、罪深さは知っているからこそ 責任を負わないよう上手く

【よこしま】

愛を抱くきっかけが 何であったかなんて関係ない 例えそれが、世間一般的に 蔑まれるような世界の中であっても それは、戦場であろうと、会員制社交会であろうと 関係ないんだ 過程なんて環境なんて、関係ない 結果的に、今人生で初めて 愛を抱いているのなら

【削除】

『それ』を見るときは 死刑宣告のようだ 『それ』を見ても 結果が変わるわけでもないのに 『それ』に期待をしてしまう 自分の可能性に 自惚れているだけだ

【避けられない】

不気味な扉を見つけた 取手の無い、色も無い 私は 何も考えず その不気味な扉を開いた 待っていたのは、 もう一人の私だった その後ろにも、不気味な扉があった これは、私が何度も繰り返して来たこと? それとも、この先繰り返すこと? あなたは過去の私? それとも、知らない私? 答えは無く ただ真っ暗な闇が、 私に訪れた

【満たされない、4つ目の欲求】

人間の三大欲求とは 食欲 性欲 睡眠欲 と言われている でも、これらよりも 強い欲求があることを人類全員が知っているはずだ それは 『愛されたい』という欲求 産まれたときから、人間に備わっているもの 人類史は、三大欲求に後押しされ、文明を作り出して来た しかし、もうそれらの通過ポイントは、終着地点に向かいつつあり 代わりに今現代で、多くを占めるようになっているのが 『愛されたい』という欲求だ これが飢餓状態になると、人は壊れる 三大欲求と同じだ なのに

【知れば知るほど、】

分かる このドロドロは 妹や弟が産まれた時と、同じドロドロだ 自分に今まで注がれていた愛情が そちらへ移ってしまうのではないかという 恐れや不安が吐き出す、ヘドロだ そして 自分のテリトリーが奪われてしまうのではないかという 嫌悪や怒りが掘り進める、泥沼だ このドロドロは どうしたら洗い流れてくれる? このドロドロは どうすれば異臭を放つことなくいられる? ただただ、愛されているという確証さえあれば 救われるだろうに そんなもの、誰も見たことがない

【愛する本質】

何度会っていてもその人が変わらず綺麗にならないのは その人自身の中に、『与える愛』が枯渇しているということで 会うたびその人が綺麗になっていくのは その人自身の中に、『与える愛』が多かれ少なかれ存在しているということ そんな風に思った そして、 人は、愛を与えてくれる人を選ぶ それだけのことだ