一緒におじいさんを助けた「同志」
2011年12月26日(月)。
年末年始に大規模なシステム移行を控え、毎日毎日遅くまで残業する日々が続いていた。
その日も遅くまで仕事に追われ、なんとか終電に間に合いそうな時間に、職場を出た。
外に出ると、しんしんと雪が降っている。大粒の雪が上から下へまっすぐと。「積もりそうだな」と思いながら、駅までの雪道を急いでいた。すると前方に、道をふさぐ大きなかたまりが見えてきた。
近づいてみると、酔っ払ったおじいさんが一人。歩けなくなって、しゃがみこんでいる。私は、声をかけ、お