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U.F.O.談義 その黄昏の刻

おっさんの口から発せられるひとつのシグナル

未確認飛行物体や地球外生命体といえば、都市伝説やオカルト超常現象界隈における定番中の定番の話題なのですが、どうも最近では、その流れが変わってきているようで、徐々にその色物的性質を脱しつつあるようです。
というのも、むさくるしいジイどもが、大真面目に【U.F.O./ユーフォー議連】などと言い始めているからです。これは、アメリカ合衆国における国土安全保障上の動向の単なる後追いといった側面があるのですが、いつものお決まりのパタンで、我が国のA F O /アフォー議員の主体性の無さに辟易へきえきとしてきます。

さて、このような状況下で考えられることは、都市伝説やオカルト超常現象界隈におけるU.F.O.談義の終焉の可能性です。
もちろんこれは、U.F.O.の存在が米国や本邦で公に認められたからだ、というような単純な意味合いではありません。具体的に言い換えますと、U.F.O.が存在するのか存在しないのか、この問題に公の場で決着がついたのだから存在肯定派の勝利に終わり、そもそもU.F.O.談義は必要がなくなり必然的に終焉を迎える可能性がある、といった意味合いではないのです。
それは、もう少し深刻な意味合いでU.F.O.談義は黄昏の刻たそがれのときを迎えようとしていると、僕は睨んでいるのです。

では、その深刻な意味合いというものを、考えていきたいと思います。一般的に、女子高生などの若者が使って流行している言葉(つまり若者言葉)というものは、おっさんが使い始めた時点で、それはもう賞味期限がキレた状態を意味します。なんだぁ、おっさんも使ってるじゃんか、そんじゃぁカッコ悪いし、使うのやーめた…といった心理が、若者たちの心の中で働くのでしょう。ですから、おっさんの口からは、いつもひとつの流行の終焉を告げるシグナルが発せられているようなものなのです。
もうおわかりかと思いますが、これと同様に、こんなつまらない、なによりもむさくるしいおっさん連中が、大真面目な顔してU.F.O.議連などと言い出してるので、都市伝説やオカルト超常現象界隈の住人たちは、なーんだ全然カッコ悪いし、入れ歯臭いし、もうやーめた…と興ざめし、それで、そろそろ黄昏の刻たそがれのときを迎える可能性があるのではないか…と、僕は冗談まじりに思考した次第であります。

U.F.O.議連の政治家たちのコラ画像/デマ太郎 ゲル セクシービニール小泉

やや蛇足的なまとめ

現在は完全に足を洗いましたが、その昔、2ちゃんねらーだった僕は、オカ板(オカルト板)へ出向き、喧々諤々けんけんがくがくそれは有るのだ無いのだと、大真面目に白熱した展開をみせているU.F.O.談義の真っ只中に、日清食品に関する書き込みをしたりAA(アスキーアート)を貼り付けたりして、おいコラ!荒すなよぉ!このボケェ…焼きそば禁止ぃ…と、よくオカ版の住人に怒られたものです。
今では、それがU.F.O.談義 黄金時代の良き思い出です。

2024年06月 なるるえる


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