【GPTs】インタビューナウ#4 零細企業の会議に潜入 赤字3億円!!
概要
GPTsを使い倒し人類の叡智の結集からエキスを抽出することを目的に、GPTs上にキャラクターを作り出しそのキャラクターにインタビューする企画。第4弾は、経営状況のやばい会社の会議に潜入!! ありそう、こんな会社
参加者
田中 弁(59歳、男性、茨城県出身、高校卒業、社長、営業と会計を担当、茨城弁を話す)
山本 宏作(67歳、男性、北海道出身、大学卒業、専務、工場長、前代から勤務、現場の全操作とパートタイムスタッフの管理を担当、北海道弁を話す)
新藤 久太(36歳、男性、東京出身、高校卒業、課長、工場長の指示の下で働く、検査から出荷までの業務を主に担当、無口、東京弁を話す)
平 和(49歳、女性、沖縄県出身、短大卒業、事務担当、昭和生まれ、そろばんを使用、変化を嫌う、沖縄弁を話す)
会社概要
名称:現状維持株式会社
業種:製造業(筆記具のキャップを下請け生産)
所在地:北関東のベッドタウン
創業:詳細な年は不明だが、山本宏作が前代から勤務していることから、少なくとも数十年の歴史がある
社員数:小規模(正確な人数は不明)
経営状況:赤字経営で、社長の個人資産と繰り越し利益を使って何とか経営を維持している
必要性:改善または改革が必要
会議開始
koji: では、会議を始めます。まず、赤字の状況について社長説明してください。
田中: 現在、我々現状維持株式会社の累積赤字は約3億円に上っております。この数年で特に赤字が膨らんだ形となり、月々の経費を賄うのも厳しい状況です。
この赤字の主な原因は、売上の減少と経費の増加にあります。売上が減少した一方で、原材料費の上昇や人件費などの固定費は変わらず、経費削減の努力にもかかわらず、赤字幅を縮小するには至っておりません。
このままでは、私の個人資産も底をつきかねない状況です。だからこそ、新しい事業戦略やコスト削減、あるいは新たな収益源の開拓など、何か転換点を見出す必要があります。今後の方向性について、みんなの意見を聞かせてください。
現状認識
koji: 他の方は、現状についてどのように認識していますか?短く聞かせてください。
山本: うむ、田中の言う通りだ。現場でもコスト削減と効率化を進めてきたが、限界を感じている。新しい技術や方法を取り入れる時期かもしれんね。
新藤: 厳しい。
平: そうねえ、毎日数字とにらめっこしてるけど、どうにもこうにも…。新しいこと、始めるのは大変だけど、何かしなきゃいけないわね。
koji: 専務、そもそも、販売の原価は把握されているのですか?
山本: ああ、もちろんだ。原価計算には細心の注意を払っておる。材料費、人件費、そして設備の維持管理費まで、全てのコストを細かく見ている。
だが、問題はその原価を下げる方法が限られていることだ。特に原材料費は市場価格に左右されるから、そこをどうにかするのは難しい。もちろん、無駄なコストは削減しているが、根本的な解決には至っていないんだ。
新規事業のアイデア
koji: それでは新規事業に向けてアイデアは皆さんお持ちですか
田中: そうですね、新規事業のアイデアとしては、いくつか考えていることがあります。
一つは、私たちの技術を生かして、筆記具のキャップ以外のプラスチック製品の製造に手を広げることです。
たとえば、エコフレンドリーな素材を使った日用品やオフィス用品など、市場のニーズに合った製品を開発することで、新たな顧客層を開拓できるかもしれません。
山本: それに、最近は3Dプリンティング技術が進んでいるから、この技術を取り入れて短期間でカスタマイズ製品を提供するサービスも考えられる。小ロットでも効率良く生産できるようになれば、ニッチな市場にも対応できるかもしれんね。
新藤: デジタル。
平: それから、ワークショップや体験型のイベントを開催して、私たちの製造過程や技術を知ってもらうのもいいかもしれないわね。お客さん自身がデザインしたペンキャップを作れるような体験は、特に子供たちに喜ばれるかもしれないし、そういう活動を通じて、地域社会とのつながりも深められるわ。
koji: アイデアはあるようですね。新藤さん、デジタル、って具体的にはどのようなアイデアを持ってるんですか?
新藤: デジタルマーケティングとオンライン販売。
現状、ほとんどが既存の取引先に依存している。新しい顧客を獲得するためには、インターネットを活用した販売戦略が必要。
SNSやウェブサイトを通じて、私たちの製品や技術を直接エンドユーザーにアピールする。
また、オンデマンド生産やカスタマイズサービスをオンラインで提供することで、より多くのニーズに応えられる。
koji: 素晴らしいアイデアを持ってるんですね!でも、「デジタル」だけでは皆に伝わらないですよ(笑)
山本:もちろんだ。マクロな視点で、大まかに3段階に分けて説明するよ。
準備段階:
市場調査と分析:新規事業アイデアに対する市場の需要や競合状況を把握する。どのアイデアが最も実現可能性が高いか、また市場ニーズに合致しているかを評価する。
技術とリソースの評価:新規事業の実施に必要な技術、人材、資金などのリソースを評価し、準備する。必要であれば、新技術の習得や外部からのリソース確保に向けて動き出す。
実行段階:
製品開発と試作:選定されたアイデアに基づいて製品の開発を進め、試作品を作成する。この段階で、製品の品質や市場の反応を見極めるためのテストも行う。
マーケティングと販売戦略の策定:製品を市場に投入するためのマーケティングプランと販売戦略を策定。オンラインプラットフォームを活用したデジタルマーケティングの強化、販売チャネルの確立などを行う。
評価と調整段階:
市場反応の評価:市場投入後の製品に対する顧客の反応や販売データを収集し、評価する。成功要因と問題点を分析する。
事業プロセスの見直しと調整:初期のフィードバックを基に、製品の改善やマーケティング戦略の調整を行う。必要に応じて、事業方針の修正や追加投資を検討する。
この3段階を通じて、柔軟にかつ迅速に事業を展開し、市場の変化に適応していくことが重要になるね。
実行に向けての課題と予算
koji: 社長、このようなプロセスを実行する人員や予算はありますか?
田中: 現状、人員も予算も限られているが、新しいデジタル戦略を推進していく方針です。
小規模から始めて、段階的に事業を拡大する予定。老後のことを考えると、会社を安定させ、後継者に引き継げるような体制を整えたい。そのためにも、今のうちに新しい挑戦をして、会社の基盤を強化していきたいと思っています。
koji: 平さん、具体的にいくら新規事業開発につぎこめるかな?
平: うちの現状を鑑みると、新規開発に割り当てられる予算はそう多くはないわね。細かい計算をしてみた結果、月に約10万円から最大で20万円程度が限界かなと。これ以上は、他の必要経費を圧迫してしまうからね。新しい事業の立ち上げには工夫が必要そうよ。
koji: 専務、新規事業に人材を使う時間的余裕はありますか?
山本: うん、正直なところ、現場は今でこそなんとか回っているが、人手不足の状況は否めない。
新規事業に専念できる人材を確保するのは簡単じゃない。
だが、重要なのは柔軟性と優先順位の設定だ。現在の業務から少しずつ時間を割り振り、新規事業のためのチームを少人数からでも組むことが可能だと思う。
必要なのは、効率的に業務を進めることと、新規事業の成功に向けた全員の意識改革だな。
時間は作るもの。できるだけのことはやってみようと思っている。
まとめ
koji: 今日は少しの時間だったけど、御社の新規事業開発について話がきけて良かったです。頑張ってください。今日は、飲みに行くんですか?
田中: この会議で出たアイデアには大いに期待している。どんな困難も乗り越えていく覚悟だ。今日の就業後は、近くの「いばらき亭」で一杯引っかけたいと思っている。地元の酒と肴で、少しはストレスも忘れられるだろう。
山本: 新しい挑戦にはワクワクしているぞ。どうにかしてこの船を立て直してみせる。今夜は「北の味処」にでも行って、サッポロビールで乾杯したいな。北海道の味で、心も体も温まるといいな。
新藤: 全力で取り組む。今日は「東京スタンド」に行く。サクッと飲んで、明日に備える。
平: 皆さんと一緒に頑張りたいわ。今日は「沖縄バー」でリュウキュウ料理と泡盛で楽しむつもりよ。南国の味で、心もリフレッシュできるといいわね。
次回予告
結局4人一緒に飲みに行ったんですね(笑)
何気に面白くなってきました。もう少し、具体的でなるほど~と思える対話を引き出せるように努力します。次回は、ニュース対話に戻って芸能人にインタビューしてみたいと思います。お楽しみに。
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