創立1400年

世界最古の会社はどこにあるだろうか?エジプトかインドか、それとも中国だろうか?
正解は日本、といわれる。
その歴史は1400年、名前は金剛組という。京都・奈良を拠点にして寺社建築を続けている「宮大工の会社」である。
現在120人ほどが8つのチームに分かれて全国の神社仏閣の建築や修理に従事している。
技術の高さは住宅に比べると別格の水準が要求されるので、効率だけを追求する現代の企業とは一味違うものが求められて、手を抜く隙もない。
現場には檀家がしょっちゅう見に来るので、説明や応対もそれなりに重要な仕事になる。いい加減にあしらうような応対をすれば、技術も疑われかねない。
 手間と暇がかかり、需要が縮小してゆく市場でどうやって行くのか気になるが、マーケットそのものは思いがけない巨大な規模で、コンビニ店の総数よりも寺社のほうが多いのだそうだ。最古の、木造建築の傑作といわれる法隆寺を作った先人の知恵と技術を絶やすことなく、頑張ってほしいものだ。
#宮大工 #神社 #建築

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