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2023/05/25 ②

インスタに投稿したもの

ヤマもオチも意味もない、ただの書き散らし②

(続き)

なぜこんな話を書いたかと言うと、今の私は、特に「新卒で丹後に移住してきた地域の人」として生きている私は、こんな話が全部「過去」に見えるくらい、かなりラフに生きているからだ。やりたいことめちゃくちゃ言うし、できることならやるし、好きな時に好きな場所で好きな人と話すためにフラっと現れてフラっと去る。空気を読むスキルと社会人としての身のこなしをある程度身につけた状態で、「ちょっと馬鹿で明るい自分」でいられている、気がしている。

空気を読んで、自分を殺して、相手を尊重して傷ついて、それが原因で病むくらいなら。
空気を読まない馬鹿になって(フリをして)、自分が思うこと言って、やって、自分にとって一番得になるように、自分が一番楽しいように生きた方がいいと思った。
他人のことはそれから考えよう、自分が満足する目処が立ってから他人のケアをしようというメンタルになった。
こんな言い方をしたら誤解を産んでしまうかもしれないが、このメンタルになったのは丹後に移住したからだと思う。

縁もゆかりも思うところも一切ない土地に引っ越してきて、二日目に知らない人だらけの中ワインをがぶがぶ飲んだ。そこできっとリミッターが外れて、知らない人と会うのが怖くなくなった。
ものすごいスピード感でいろんな人と会っていく中で、私が憧れた人はみんな、自分の気持ちを蔑ろにしていなかった。他人を大事にするように自分を大事にしていた。私にはそれが凄く衝撃的で、まちのこととか、地域のこととか、若者のこととか、みんな色々「誰かのため」に働いてるのに、そこに「自分を大切にする」という意識がちゃんとあった。病み系の新卒ぼっち移住者には、それがすごくキラキラして見えた。
だから、私も自分を大事にしようと思った。
やりたいことって言っていいんだ、と、移住してきて初めて気づいた。

これが仕事で活かせなかったのがしんどかったんだろうな。どうしたって他人のための仕事だから。私のやりたいことより利用者さんの気持ちと生活と命が優先。そりゃそうなんだけど、プライベートではやりたいことやれるのに仕事では出来ない!今ちょっと他人のことまで考えてる余裕ないかも!仕事しんどい!っていう方向に針がふれてしまったんだろうな。だから休まざるを得なくなったんだろうな。
今、ちょっとだけ整理できた。

ご存知の通り私はとても多趣味で、だけど興味が偏っていて、それは自分では結構面白いと思っている。
6月から一緒に住む人は、私のやりたいことや考えることや言うことを、面白がって楽しんで笑ってくれる。好きな音楽も、本も、行きたいイベントも、遠慮せず伝えられるし受け止めてもらえる。とても居心地がいい。
その上で、私も彼のことを面白いと思うし、一緒にいて楽しいと思う。
だから、私は6月から福知山市に住みます。
職場は京丹後市だから、片道50分くらいかけて通勤する。がんばる。「頑張りすぎないで」と言ってくれる人が隣にいるから、なんとかなる。

いま興味があることは、短歌と、エッセイと、音楽と、映画。カメラで写真を撮ること。それから丹後と中丹の美味しいお店やイベント類。家庭菜園。スキンケアとメイク、服。いつかiPadを買ってお絵描きもしたい。あと、サードプレイスの勉強というか、いろいろ見て経験したい。仕事にもちゃんと関心はあって、相談支援専門員を目指すのは今まで通り、いつかリクルートの仕事もしたいと今は思っている。折り紙は趣味というか特技で、5×5cmの折り紙で薔薇が折れる。

こういうことが全部重なって、私のアイデンティティなんだと思う。
私のアイデンティティを知っているのは私だけだと、本気で感じる。
私が何に興味があって、何に興味が無いのか。何を経験して、どんな風に考えるのか。全部見てきたのは私だけ。
他人に何を言われようと、どんな態度をとられようと、私は私のことが好きだし、誰よりも信じている。たとえ誰も信じてくれなくなっても、私は私を愛する。

友だちの目に、私はどんな風に映っているだろう(あなたのことも、勝手に友だちだと思ってるよ)。
ちょっと馬鹿だけど明るくて楽しい人、と思って貰えていたら、嬉しい。

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