たぶんそれは掛け算

外注さんにお願いしたり、誰かと組んで案件を進めたり。
思ったより、思い通りにいかないものだとイライラしっぱなしです。


1人でやっていたときは、それこそ気分が乗ってきた時にガンガンやって、気分が乗らないときは放置。
それでも、そこそこの結果は出る。
便宜上、この結果を「10」とする。


でもいまはいろんな人との兼ね合いで正直、自分のパフォーマンスは「5」とか「3」とかしか出せていない。


気分が乗っているときにかぎって外注の出来上がり待ち。
出来上がってきた時は気分のピークが過ぎているとき。
また気分を上げるところから始めなければならない。
なんだかそれが凄いもどかしくて、イライラ。


・・・でも、たぶん、「掛け算」なんだとふと思った。


組む相手が「5」だったり「2」だったり「7」だったりするとする。
そうすると、5×2×7=「70」のパフォーマンス。
自分が「3」しか出せないとしても、


70×3=「210」


1人だったら「10」とか、頑張って「30」とかしか出せない結果だったのが、自分が「3」に抑えられてしまう代わりに、4人で組むことで「210」の結果が生まれる。


そもそもなぜ僕が誰かと仕事をすることを選んだかと言えば、


「1人じゃ見れない景色を見たいから」


だったなあ、と思い出した。



正直、いろんなことがめんどくさい。
でも、めんどくさいことがめんどくさくなくなったら、次の景色が見られるのだと思う。


何でも思い通りにいくイージーゲームな人生だとばっかり思っていたのは、所詮、井の中の蛙なだけだったのかもしれない。


たぶん、人生っていうのは掛け算なんだ。

人は1人では生きていけない、なんていうどこかで聞いたようなありふれたキレイゴトが少し理解できた気がする。
ぶっちゃけ、1人で全部やるのが一番ラク。
でも、ラクというのは、逆から言えば自分の枠を抜け出せないということ。


自分の限界はいつも決まっているから。


だから「結婚」だったり、「組織」があったりするのかな。
誰かと組むことで、自分の枠からは見えない景色が見えるようになる。


(2016年4月10日の記事です)

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