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【映画】『花束みたいな恋をした』ことありますか💐?


♡ あらすじ
  東京・京王線の明大前駅で
  終電を逃してしまった麦と絹は偶然出会う。
  趣味が同じだった2人はすぐに恋に落ち、
  付き合うことに。幸せな日々を過ごしながら、
  それぞれ大学を卒業し、働きながら同棲もはじめ
  日々の現状維持を目標に二人は生活していくが…。


『花束みたいな恋をした』
監督… 土井裕泰
(「罪の声」「いま、会いにゆきます」「ビリギャル」)
脚本… 坂元裕二
(「東京ラブストーリー」「いつ恋」「カルテット」)
出演… 菅田将暉(山根麦)、有村架純(八谷絹)
主題歌… Awesome City Club 「勿忘(わすれな)」


♡ POINT

1、“奇跡”と“現実”のバランスが絶妙!

“映画だからこそ起こるような奇跡”と
“多くの人が現実で経験している”部分が
どちらも程よいのです。
終電を逃してしまった二人が運命的に出会い、
お互いの趣味・趣向が奇跡的なほど同じで
「そんなことある?」と
思ってしまうような物語の側面と、
学生から社会人になって環境が変わり、
お互いの時間もやらなきゃいけないことも
好きなことも少しずつズレが生じていくという
多くの男女が一度は経験したことがあるのではないかと
感じるくらい現実的な面が、
ちょうど良いバランスで描かれています。
男女関係なくどこかのシーンで
共感するところがあるはず。


2、“思い出のアルバム”の1ページにもなる映画。
  
主人公の2人の、
21歳から26歳までを描いた話。
(2015年~2020年まで)
麦・絹と同じ世代の人たちが
「あ!」と思うような音楽やアーティスト、
作家の名前やタイトルが
実名でたくさんでてくるのです。
もしかしたらあなたのお気に入りも登場するかも。
10年、20年経った後で観て
「ああ、懐かしいな」と感じるような
アルバム、タイムカプセル的映画にもなりうる作品。


最初の出会い以外は、
特別なことは何もない、どこにでもいそうな
2人の男女のラブストーリー…なのだけれど
人生の5年間を楽しさ、もどかしさ、悲しさ、愛おしさも含め、
一生懸命に生きていた2人。

10人に1人は同じ経験がしたことがあるであろう
王道ラブストーリー!!!

でも、ありそうでなかった。
もう本当に見ていて息詰まるほど苦しいです。
(あーもーそうじゃないのわかっているのに言っちゃったよーあーあみたいな)


まさに「花束みたいな恋」をしたのだと
その瞬間は感じることがでなかったきらめきが
じんわりと終わった後に広がっていく感覚。
私には“花束=宝物”のように感じました。


この映画を観て自分の何かが大きく変わるわけではないのだけれど、
どこか心に寄り添ってくれる映画で、
20代の今、出会えてよかった作品だと思います。


ただ、この映画を“青春”のストーリーって言って良いんですかね。
”青春”って何歳くらいまで使っていい言葉なのだろう。と。
物語と主題歌がぴったりマッチする瞬間、ものすごく心が震える感覚は
青春じゃないかと思いはするのですが基準がわからず、
この映画の世界観はまだ青春なのかどうか誰かに聞いてみたいです。


それでいて、
若い世代の人には特に響く映画なのだろうと感じる一方で、
40代、50代、それ以上の人たちが
この映画を観た時にどのように感じるのか
とても気になる作品でもあるのです。
昔とは違うのか、私にもこういうことがあったなのか…。
この映画をきっかけに、上司・先輩との恋愛話にも
花が咲きそうだな…なんて考えてしまいました。
ご覧になった方は私にも是非、
コメント欄なりで感想を教えてほしいです。


エンドロールも、ポップな印象で
涙を引きずらずすっきり終われるのも
好きなポイントでだったり。
静岡の
なぜか癖になるハンバーグ屋“さわやか”が出てきたのも
小さくイイネしたくなるポイントでした。
美味しいですよね~、さわやかのハンバーグ。タベタイナ。


最後に、
オンエアの中で公開済みの絵を。
2人の出会いのシーンを描いたので
お見せします。

筆は早いですが、一生懸命かいてます。



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