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若者は数が少ないけど、意見は多い

新年度が始まりました!

先週閉会した京丹後市議会3月定例会では、新年度予算はじめ、重要な条例が可決しました。
その報告は改めてさせていただきます。
今回は僕なりにこれまでの活動を踏まえた新年度の抱負を…。

今は政治の潮流でも「若者」や「子育て」などがフォーカスがあたってきていると思います。
裏返せば、これらの政策は今まで弱かったということです。
「若者向け政策」というジャンルが弱いのは、

[人口が少ない]×[投票率が低い]×[課題やニーズが多様]

という構造があるから、政策に反映されにくいのかもしれません。

「若者」というまとまりではなく、ひとりひとりに個別にしっかりと耳を傾けてみると、若者の意見ってバラバラなんですよね。
「今の若者は」というくくり方で語るとき、多くの場合、身の回りの数人の意見なのではないでしょうか。
そのことは自覚しておく必要があると思います。

一方で統計的に見えるものもあると思いますが、それは抽象度が高くて、もう数段階の整理が必要になります。
ほんとに個別に聞いていくと、課題やニーズは本当に多様。
多様ですが、総人口は明らかに少ないし、投票率も低い。

例えば、「子育て支援」といっても、どこらへんに住んでるのかとか、子どもの年齢とか、何人いるかとか、状況が違えばニーズはバラバラです。
ターゲットの解像度が低いと支援にならないし、解像度を高めると対照が限定的になる。
それが政策をつくりにくくしているように思います。

そんなことを60歳代の政治家の方と雑談していたら、

わしらの若いころもそうだった。みんなそれぞれ違うけど、その中で話し合って、理解しあって、ひとまとまりの意見にして、社会と関わってきた。
それは大変で力がいるけど、実際にやっていかないと身につかない力だ。

と話していました。

あぁ、的を射ているなぁと感じました。
いま、僕たちはそういう経験をあまりしていないかもしれません。
僕たち「若者」がすべきは、コミュニケーションをとって、課題を共有して、自分の言い分をとり下げたり、これだけは譲れないと主張したりして、合意形成をする経験を積極的にとっていかないといけないんだと感じます。
この経験を、政治家だけでなく日常で重ねていくことが、大事だと思います。

つまり、僕が議会でそれをするだけでなく、議会外の場でたくさんの方々とそれをしていきたいと思っています。
当たり前ですが、話し合いってひとりではできません。
「鳴海まさのり」を机にして、いろんな人が顔を合わせて、話し合っていくような場を作っていきたいと思います。
若者の声も政治にコミットできるように。

今年度の目標は、「合意形成」。

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