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12月議会の議論まとめてみた

アフターメリークリスマスですが、我が家はミルクーおむつーだっこの連鎖で幸せながら瞬く間に一日が終わります。
一般論としての産後の母体の心身への負担を知り、父親として仕事と育児、どのように両立させていくか、模索しています。

そのなかで、在宅でもできる議員活動を!と思い、京丹後市議会での議論をまとめました。
鳴海の発言というよりは、議会としてどんな議論がされているのか、かいつまんででも知ってもらいたいと思い、投稿します。

12月定例会の議題のうち、補正予算の審議を鳴海編集でまとめました。(8号と10号は国の給付金事業についてです)
議会での質疑(問が議員、答が市の執行部)と、討論(議員の見解)の様子です。
鳴海だけでなく、20人の議員がそれぞれの視点で質疑ー討論がされます。
鳴海の編集ですので、個人名は控えますが、市議会のHPでは配信されていますので、ご興味ある方はそちらをご覧ください。

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補正8号(11月26日審議)日主な質疑

〇子育て世帯への臨時特別給付金
問 申請が必要な方への周知方法は。
答 今後新生児が生まれる世帯や高校生のみの世帯は児童手当の制度に乗らないため、個別に案内を出したい。
問 市外で出生届を出される方への対応は。
答 当該自治体と連携をとり速やかに進める。
問 対象児童は。
答 平成15年4月2日から令和4年3月31日までに生まれた児童(7600人)
問 所得制限で対象外になる子どもの人数は。
答 約100人。
【全員賛成で可決】

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補正10号(12月17日審議)主な質疑

〇子育て世帯への臨時特別給付金給付
問 現金での一括給付にした理由は。
答 市民からの問い合わせや、商工会からの要望が多く、迅速に現金給付することを目指した。
問 一括化による経費削減効果は。
答 案内文書の追加費用はかかるが、一括化することで振り込み手数料約160万円の削減になる。
問 所得制限については。
答 児童手当の制度のなかで行いたいので、所得制限を設けた。
〇住民税非課税世帯への臨時特別給付金給付
問 対象となる家計急変世帯とは。
答 令和3年1月から4年9月の間の任意のひと月の所得がわかるものを窓口にもってきてもらい、判定する。通年では住民税非課税水準でなくても対象になる。

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補正10号賛成討論

〇子育て世帯への給付は当初、5万円は現金で、残り5万円分をクーポンで支給するという政府の案だが、それでは市役所内の年末の繁忙業務とも重なる。ワクチンの3回目接種の業務もある。年内の現金給付は越年対策にもなる。一方、今回の給付対象者に限らず、あらゆる業種が大変だ。市長は実態をつかみ、国に働きかけるべき。
〇所得制限を外す検討も求めるが、今回は本定例会最終日に間に合わせる必要性があった。願わくば、クーポンによらずとも積極的に地域の事業所で使ってもらいたい。

補正9号主な質疑

〇水田台帳支援システムのデータ移行
問 申請のサポートは。
答 現在は紙で年間500件。申請の内容も確認しながら支援したい。
〇災害時要配慮支援台帳システムについて
問 災害基本法改正によるものだが、強化内容は。
答 これまで生活福祉課だけで管理していたものを、消防署、市民局、総務課で管理する。
問 努力義務は市に課されるが、実際の作業は区や民生委員が担う。その整理は。
答 市が作成義務を負う。市は区や民生委員から要配慮者の候補を受け、福祉事業者と連携して、支援内容を充実させる。
〇離職者住宅支援給付について
問 再就職の支援は。
答 制度利用者はほとんど非正規雇用の方。寄り添い支援センターと共に支援にあたっている。
〇新型コロナワクチン3回目接種について
問 ワクチン接種に関する全体的な考え方は。
答 丁寧な情報発信を心掛ける。国も初めてのことで、市民にも不安はあると想定する。国府や、他の自治体と連携を密にする。
問 スケジュールは。
答 2回目接種から8カ月経過した時点で通知を送る。
問 接種の前倒しは。
答 厚労省からは原則8カ月以上経過することと説明されている。ただし、クラスター発生などの特殊な感染状況があれば、厚労省に相談する。
問 実施方法は。
答 2回目までと基本的には同じ方法で実施する。集団接種会場も同様に弥栄地域公民館。
問 薬種と小児申請については。
答 3回目はファイザーに加え、モデルナも使える。小児に関しては別事業とする。
〇障害福祉サービス支援について
問 年度途中での増加の背景は。
答 報酬改定により、新たな加算項目が追加された。また、児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援事業の利用者が増加している。
問 利用者増の詳細は。
答 対象者の増加と共に、利用頻度も増加した。
〇運転免許自主返納支援について
問 増額の背景は。
答 返納者数は33%の増加。そのうち、支援品の申請をする方が前年は全返礼者の6割だったのが、今年は8割まで増えた。タクシークーポンを支援品に追加したことで、利用につながったと分析する。

補正9号賛成討論

〇運転免許自主返納支援について、成果が見られる。
今後の期待として、これまでは返納者に対する支援だが、段階的な移行を促すべく、免許を持つ高齢者にも公共交通利用を促すことが重要だ。
〇障害福祉サービス支援について、厚労省による障害福祉サービスの報酬改訂の目的は「障害者の重度化高齢化を踏まえた地域生活の支援の質の向上、効果的な就労支援、医療的ケア児への支援、感染症等への対応力の強化」などの課題に対応するためのものであり、京丹後市における障害福祉サービス事業も、より充実させる必要がある。
〇災害時用配慮者支援は、支援体制や避難経路の確認をし、個別計画を立てることが重要だ。
〇離職者支援については、コロナ禍による離職者等への住宅の確保が重要。
〇3回目のワクチン接種体制については、これまでの体制の検証をふまえたスムーズな実施を求める。
〇水田台帳システムのデータ移行は、今後の農業のあり方を期待するもの。
【全員賛成で可決】

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最後までお読みくださったあなたは議会通です!ありがとうございました!

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