阿波晩茶(あわばんちゃ)は乳酸発酵だが、いわゆるお茶の「発酵」とは「酸化」なのだそうな
最近お気に入りの阿波晩茶(あわばんちゃ)は乳酸菌による「後発酵茶」。
分厚く育った葉っぱを茹でてから、樽に漬け込んで発酵させるという、キムチのような作り方。
その辺に落ちている枯れ葉のような仕上がりで、飲んだ後の茶葉も丸々葉っぱのままという素朴なお茶です。
緑茶や烏龍茶、紅茶といった一般的なお茶は「発酵度」の違いで分類されていますが、実はこの「発酵」、いわゆる発酵食品でいわれるような微生物や菌による発酵ではなく、茶葉のもつ酸化酵素による「酸化」のことなのだそう。
緑茶の原料であるお茶の生葉(新芽を摘採したもの)には、「酸化酵素」が存在しています。この酸化酵素は文字通り、お茶の葉を「酸化」させる働きをします。この酵素が働くとお茶は発酵(本当は酸化しているのですが、なぜか茶業界では昔から発酵と言われている)し始めます。
https://hagiricha.com/tea/2014/12/vol1.html
伊藤園さんの「お茶百科」というサイトに、めっちゃ詳しいお茶の分類表があったのですが、残念ながら阿波晩茶は入っていません。
滲出液飲料茶→散茶→後発酵茶の黄茶の下に「阿波晩茶」や「碁石茶」の枠が欲しいところですね。
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