5/22雑記 ~ベヒーモスの鳴き声が遠くで聞こえる恐怖のような~

奥行きのあるラジオ、「GODZILLA」第二章回を更新しました。

自画自賛チックになるけれど、今回、けっこう聴きやすく仕上がってません?(急に声のボリュームが上がるとこがあったりするけど)

「一人喋りの間合いがわからん」と言い続けて幾星霜、なんか急にフラットに喋れるスイッチが押された気がする。

「マンガ図書館」を録っているときは、かなりダラダラと喋って半分削る、みたいなことを繰り返しているけれど、今回は5分削るくらいで済んだ。


喋り損ねた部分を補足すると、「メカゴジラシティ」の起動シーンは音楽と相俟ってテンションが上がった。唐突なニュアンスの音楽ではあるのだけれど、この手の質感のアニメとともに聴きたい音楽でもある。

扉が縦でも横でもなく、パーツが左右にバラバラと分かれて開いていくところも、生物感が見えて良かった。

パワードスーツがシティの機能でいとも簡単にヴァルチャーに進化していく様は、なんとなく「ナイツ&マジック」を思い出させた。めっちゃすんなり高性能になるやん、みたいな。

あと、ユウコについて1ミリも触れていない。なんでだ。

ミアナとハルオのやりとりを見たユウコの、嫉妬ムーブからの(しかもハルオが回避済の)捕縛という流れに対して、「いくらなんでもそれはベタすぎるのでは……!」とか思っていたからかもしれない。

そういう意味では確かに、個人に思いを寄せるにはちょっと時間が足りない気はしている。

前作の感想を斜め読みで拾っていたときに、「ゴジラが生まれた背景からして、そもそも悪と断定して排除しようとするとは何事か」みたいな意見がちらほら見られた。だから初めから、「正義の在り処」はゴジラを再構築する上で最大のテーマであり、ネックなんだろうなと思う。

だからこそ今回、思想の対立によってそこが一旦フラットになるのは必然の流れなのかな。

依然として賛否は両論あるらしいのだけれど、それは期待値の差というだけで、致命的な破綻はないように思えるね。

迷われているのなら、観て損はないはず。鳴き声がいちいち腹にくる。


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