The Life in Jogjakarta #3

2015.11.24

【サマンダンス～インドネシア・スマトラ島アチェの伝統芸能～】

この日は午前中にボロブドゥール遺跡に行ってきました。（記事はThe Life in Jogjakarta＃2）

夜19時からAulia♂のダンスサークルが、ホテルで発表をするということだったので見学に行きました。昨日学校で練習をしていた時はみんな私服でしたが、（＃１参考）今日はみんな伝統衣装を着て、ばっちりメイクもしていました。表紙の写真の左がAulia♂、右がAl Farra（アルファラ）です。AuliaとAlfarraはドラム奏者です。サマンダンスはムスリムの伝統的なダンスなので歌もイスラムと関係しているものです。

発表が始まる前のホテルに着くと、ホテル裏側のプール付き庭にステージが作られ、その前に宴席、その横においしそうなお料理が並べられていました。ステージを見ると、「SASEANの移民政策について考える学会」のようなタイトルで、「あ、それに参加している人たちに披露するショーなんだな」と理解しました。

Auliaもサマンダンスを踊りますが、違うサークルに所属しているので今日は踊りません。衣装を着せてくれました。後ろですごい笑っている。衣装の下には黒いズボンをはかなければいけないのですが、持っていなかったので困っていました。みんなで解決策を考えた結果、Alfarraのズボンを借りることになりました。ありがたい～。Alfarraは日本のサブカルが好きなのでしょうか、AKB48とか銀魂とかいろいろ知っていました。私海坊主みたい。

下の写真が完成形です！衣装の色は様々あるそうですが、今回は黄色！

左から、Aulia♀, Alfarra,（…名前忘れてしまった…）, Aulia♂, Akmal。

ムービーを撮りました！歌が独特です。

ダンス終了後、女の子たちが集まってきて、「一緒に写真を撮ろう～！」と言われたので、混ぜてもらって集合写真撮りました（笑）

みんな優しかった～。

大学でAulia♀のサークルのメンバーが集まっていて、私を見たいと言っているみたいなので、大学に向かうことになりました。（下の写真）いっぱい集まっている。次の発表会の計画を立てているみたいです。

サマンダンスをデモンストレーションするAulia♀と友達。Auliaのサークルは10月にチェコのCulture Festivalみたいなものに行って、伝統芸能部門で1位をとったみたいです。お金とかは国から補助金出るらしい。

このあと、夜ご飯を食べるため、Aceh(アチェ)料理が食べられるお店に行きました。Aulia♂とAkmalはアチェ出身で、大学でジョグジャカルタに来ていて、このお店が大好きなのだそうです。お店は下の写真の場所の一部に入っていました。バイクがいっぱい。左にいるのはAkmal。彼はとても敬虔なムスリムで、5時頃にきちんとモスクに行ってお祈りをしていました。1日中、運転をしてくれて、本当に親切な人でした。友達が来るたびにボロブドゥールに連れていくのだとか。

これが食べたものです。アチェのヌードル！激辛です。インドみたいにたくさんスパイスを使うのだそうです。右上のカリカリはクルポックというスナック。インドネシアでは必ず食事と一緒に食べます。

このお店を出た時はすでに夜12時でした。そして、車に戻ったとき、自動車のエンジンがかかりません！それで30分くらいいろいろ試して完全にダメ、私は「レンタカーオフィスとかある？電話したらどうかな？車に説明書ないかあな？」と言ったのですが、オフィスやってないし、説明書もありません。Aulia♂が車を見れる先輩を呼びました。彼が来るのを待ちながら困っていると、近くにいたお兄さんたち3人が様子を見て助けに来てくれました。

私とAulia♀は女の子なので車を降りて、外で見守る中、1人が運転席に座り、残りの男の人達4人で車を押しています。「わーすごい！車って押せば動くんだ！」

そのまま路上に押していくうちに、エンジンが動いたのか、自動車だけで走っていき、しばらくして戻ってきました。「やったーこれで家に帰れる！」

インドネシア人の男性たち、たくましいなと思いました。Aulia♂が電話した先輩はしばらくして来てくれたのですが、自動車が動いたということで「あ、よかった」と言って帰っていきました。駆けつけてきてくれて本当にありがとう。助け合いの精神ですね。