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The Life in Jakarta #6

2015.11.21

【アンディカ凄い学生だった&ジャカルタの動物園】

インドネシアに来て4日が経って、色々と慣れてきました。暮らす上で分かったことは、安い・野菜がない・ヌードルがおいしい・フルーツが豊富・インドネシア語必須・スコールが降るということです。

本日は土曜日ですが、大学一般公開のイベントがあるらしく、友達のAndhikaがどこかでお話をする予定だというのでインドネシア大学へ見学に行くことにしました。ムスリムが多いここでは、大学生の服装は長袖とジーンズなど、肌を隠すのが主流なので、私も長袖を着ます。この記事の表紙みたいに、胸元が開いていて、半袖で腕が見えるようなものは学校にふさわしくないので、この上にもう1枚シャツを着ました。暑い…。(ちなみにこれは偽のキティちゃんいるよ、という写真です。)Andhika曰く、服装で日本人留学生か韓国人留学生か中国人留学生か分かるのだそうです。うん、なんとなくわかる。韓国人留学生の女の子たちはおしゃれです。ムスリムというわけではないので、スカートをはいたりしています。

これは大学近くの道路。校章があります。ヤシの木がすごいー。ココナッツ落ちて頭に当たったら死ぬだろうなぁ。

大学に到着すると、高校生がうわーーーーっと列をつくっていて道が混んでいたので、オジェック(バイクタクシー)にさっと乗ろうとしましたがそれもないので、タクシーに乗りました。初乗り60円くらいなのでダメージはありません。

会場に到着!あれ?!東北大のオープンキャンパスを想像していたけど、規模が全然違います。なんと2日間で8000人訪れるのだとか。インドネシア大学は日本でいう東大みたいなところで、入試がとっても難しいのだそうです。教育のシステム(大学入試制度とか学歴主義)がアジア全体で似てるんだなと思いました。ちなみにオープンキャンパスで参加費をとるらしく、2日間でかなりの儲けになるそうです。下の写真は会場のアリーナの様子。人がいっぱい。企業もイベントに協賛していたり、メディアもいます。盛大にやるんだな。

Andhikaはここで登壇する予定らしく、「研究室で話す程度じゃなかったんだ」と驚きました。ステージではいくつかプログラムが組まれていて、学長と学生がパネラーになって対談していたりしました。そのあとに、会場の高校生の質問タイムがあるという感じ。

わ、紹介されている!後で分かったのですが、2014年のThe best University student in Indonesiaに選ばれていたみたいです。Andhikaすごい学生だった!(笑)Youtubeとかにスピーチ映像があるので見てみてください。「いいね」が増えると喜ぶと思います。

余談ですが、インドネシアでは学生の様々なコンペがあって、優勝賞金100万円とか、最優秀賞がiPhone6とかだったりするそうです。色々な選考形式がありますが、スピーチ映像を作ってYoutubeで最も「いいね」された人が優勝!というような選考方式もあるそうです。

あと、国民性があると思いますが、「友達」の数は日本人の持つ「友達」の数よりも絶対に多いです。SNS上の「友達」に限らず、地元の若い人みんな「友達」というレベルで友達が多いそうです。友達間のSNSの活動も盛んで、いいねの数がとても多かったりします。面白い~。

スピーチをしています。ちなみに彼の着ているこの黄色いジャケットはインドネシア大学公式の大学ジャケットです。校章もついています。今回のオープンキャンパスのスタッフの学生は全員着ていました。インドネシア来る前、私はこの服をどこかの企業の作業着みたいなものと思っていました。黄色だし。でもここでは「誉・秀才」の証のようです。日常で着る人はいませんが、こんなふうに学校主催のオフィシャルな場で身につけます。「We are yellow jackets!」という言葉が会場に張られていました。この日私は作業着という固定概念は捨てて、彼らの感覚を取り込みました。

色も国民性出るなー。私も含め、日本人は紺色が制服っぽいし、オフィシャルだと思いこんでいますから。フィリピンのレイテ島でピンク色の学生服を見た時にその固定概念に初めて気がついたわけです。

一緒に対談をしている女性はインドネシアで大人気の知的リポーターです。インドネシア大学を卒業してリポーターになり、政治家にインタヴューして世の中の流れを読み解いていく、政治の動向を追う,という内容の番組を持っているそうです。最近は政治家の汚職現場の録音をしてそれを公表したりするなど、精力的に活動しています。勇気ある、強い女性!第一印象は「歌手かな?」でした。

東南アジアではシンガポール以外、すべての新興国が汚職大国なのだそうです。これのせいで、インフラ整備が進まなかったりとか色々な問題があります。日本の企業と政治家との癒着もすごいのだとか・・・。就職もコネクションが強い力を発揮する世の中です。将来変わると良いですね。

あ!終わった!すべてがインドネシア語だったので、ただただ聞き流していました。でも英語の単語も多くて、きっと今はこれを話しているんだなぁと想像してました。それにしても1人が一度に話す量多過ぎない?!

質問した女子高校生がうわーーーーーと質問をして、その長さといったらひどかった。なのに質問の最後に拍手されていた。きっと優秀なことを言っていたのだろうけど話し長すぎてだめでしょ、まとめようよ!(インドネシア語分からないけど)と思ったので、後日Andhikaに言ってみました。すると「インドネシア人の悪い所は話が長いところだ」と教えてくれたので、やっぱりねと納得したのでした。

このあとは、お昼ご飯でとってもおいしいスイーツを味わいました。かんきつ系のジュースにはちみつとプルプルのココナッツが入っています。これは…日本では飲めない…、だいじにだいじに味わって、ゆっくり飲みました。

午後は動物園に行きました!!南国の動物を見るぞー!と意気込んでいたけど、マウンテンバイクの貸し出しが15時までだったので出鼻をくじかれました。閉館は17時なので急がないと。でも、入館料40円なので、なんか全部見れなくてもいいやという気持ちになりました。

とくに印象に残ったのがクロコダイルと蛇とホワイトタイガーです。虎かっこよかった。動物園の敷地が広すぎて、どこに何があるかわかりにくかったです。下の写真、へび。大きい。うわー。餌の鶏が1羽ぽつんと入れられてました。

次の写真、バナナの木です!フィリピンとインドネシアでいつも感動していたのがバナナの木と葉っぱの大きさです。恐ささえ感じるくらいの植物のエネルギー!南国の植物を見ていると元気になります。ジブリ映画の「となりのトトロ」でさつきとめいがトトロ達と一緒にぐんぐんダンスをして芽がぶわぁーっと育って木になる時の躍動感があります。

下の写真みたいに、根っこがひょと地上に出てきたような変な木もあります。骨みたい。

下の写真、根っこが壁みたい!!↓いまにも動き出しそう。生き生きしています。

下の写真:木の連結!本当に、ジブリの世界~。スウェーデンにいた頃は細くてつんつんしていてポソポソしている木ばかり目にしていて、日本に帰国した時、高速道路の端においしげる緑を見てわんさかしているーと感動したのを覚えている。それが約1年ちょっと前。赤道下の植物は日本の植物どころではない。

17時になったので、動物園出ました!目の前にとうもろこしと・ピーナッツ屋さんがいました。写真右側のバイクに乗っているカップル、中央奥のお兄さん、ここではヘルメットはかぶったりかぶらなかったり、お任せなのですね。


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