「メルカリで生きていく」は実現可能? 「メルカード」で買い、メルカリで売って暮らしてみた。【PR】
メルペイが提供するクレジットカード「メルカード」の発行枚数が200万枚を突破したらしい。提供から1年たらず、とのことで、これはなかなかの勢いではないか。
このメルカード、なにが便利なのかというと…
「メルカリ」アプリからクレジットカードを即発行できる
外部のECサイトやリアル店舗などJCB加盟店ならどこでも使える
決済したらすぐにメルカリアプリで利用履歴を確認できる
メルカリの売上やポイントをカード支払いに充てられる
あたりだろう。
メルカリをよく使う人にとっては、翌月のカードの支払いをすべてメルカリの売上やポイントでまかなえるのはうれしいだろう。売上をメルカリ内だけでなく、日常のさまざまな買い物に使えるのだから、まさに「メルカリで生きていく」が可能になるわけだ。
まあ、たぶん、なるわけなのだが…
本当にそうなのか?
この記事では「メルカリで生きていく」が本当に可能なのか、実際にやってみるとどんな感じになるのかを実験してみたい。
ルールは簡単。「3日間ほどすべての買い物をメルカードで決済し、翌日になったら使った金額の分に相当するであろう物品をメルカリに出品する」。
これだけだ。
つまり、僕はメルカードで決済しながら普段の暮らしをする。使った分のお金はメルカリで売って返す。そして3日後にすべての収支を合わせるのだ。
使った分をきれいにメルカリの売上でまかなえるのか。それとも消費に出品・落札が追いつかず破綻してしまうのか。部屋の中にある不要品はどれほど片付いていくのだろうか。
いったいどうなるのだろう。
さて、ここが重要なのだが、メルカリ社員でもない一般人の僕がなぜこんな面倒なことをするのか。それはこれがメルカリのPR記事だからである。よかったら最後まで読んでみてください。
メルカードに申し込んだら1分で審査が通った
このメルカリ生活を送るには、まず「メルカード」なるクレジットカードを手に入れなければならない。
いつものメルカリアプリからそのまま申し込んだ。驚いたのは、申込みの際に記入した情報が、カードに記載される名前、生年月日、電話番号くらいだったこと。
すでにメルカリ使用時に本人確認が済んでいるからだろうか、クレジットカードの申込みだとは思えないシンプルさだった。
スピード感もすごい。18時46分にメルカードの申し込みが完了した。すると18時47分に「【審査完了】メルカードが使えるようになりました」というメールが届いた。
なんと、審査が1分で終わってしまった。メルカリ登録時に本人確認は済ませているから、いままでの利用状況を踏まえて通したということだろう。
もちろん手元にカードは届いていないが、すでにカード番号はメルカリアプリから確認できるため、Amazonなどの外部ECサイトではメルカードが利用できる。このあたりのスムーズさはさすがメルカリのプロダクトだと思う。
そしてすぐに「メルカード発送完了のお知らせ」というメールが届いた。物理のカードは4日ほどで届くらしい。
メルカリ生活1日目: 予防接種もメルカードで
本当に4日でメルカードが届いた。なんてきれいなカードなんだろう。表面にはメルカリのホログラムのようなロゴしかない。
裏面を見ても「ATSUYOSHI NARUMI」という名前が表示されているだけだ。JCBカードであることにようやく気づく。
「こんなクレジットカード、見たことないわ…」と、しばらく眺め回してしまった。
さて、このカードを使うにはまず初期設定をする必要があるのだが、これがまた新鮮な体験だった。僕が想像していたのはカードの表面をメルカリアプリで読み取って、何らかの認証をするみたいなこと、だった。
だが実際はもっとすごかった。同封された書類に「メルカードにスマホを重ねてください」と書いてある。「えっ? なんで」と思いながら、すっとカードにスマホを重ねると、その瞬間、初期設定が終わった。いったいなにが起きたのか。
そしてメルカリアプリを見ると、すでに初期設定のご褒美の1000ポイントが付与されていた。IT企業の発行するクレジットカードってすごい。
そんなびっくりな朝だった。とりあえず朝ごはんを買いに行く。
僕の朝ごはんは、ほぼ毎日コンビニである。最近は気に入ってるメニューがあって、散歩もかねて出かけることが多い。
というわけでセブン-イレブンへ。
いつもの商品をカゴにいれて、レジでコーヒーを注文したら…
これが記念すべき、初のメルカード決済だ。タッチ決済ができるのはうれしい。チャラーン♪という音がして決済完了。
たんぱく質が摂れる鶏むね肉サラダ、海老ブロッコリーサンド、そしてホットコーヒー。この組み合わせが気に入っている。糖質を控えめにしながら、タンパク質、脂質、食物繊維を多めに摂取できるからだ。
ただやっぱり最近はいろいろなモノが値上がりしている気はする。サラダとサンドイッチとコーヒーで1117円になってしまった。何を売ろうか考えながら朝ごはんを食べた。
昼は時間がなかったので近所のファミレスでサラダランチ。グリルチキンの香ばしい風味や食感がたのしいたっぷりの野菜をまろやかなチーズのコクと楽しむ一皿にしてみた。
ここもメルカードで決済。
カードだけ持ち歩いていればたいていの場所で決済できる。あとは病院とかはどうなんだろう。
午後はインフルエンザの予防接種を受ける予定が入っていた。予約していた病院で注射を打ってもらう。
支払いにクレジットカードは使えるのかと聞いてみたら、OKだという。メルカードで予防接種の支払いができた。メルカリの売上でインフルエンザを予防することになるとは。
夜は自炊にしようと思う。
近所のスーパーに買い物にいく。今年は「すじこ」が安いので、何度もいくらの醤油漬けをつくった。そろそろ今年最後のいくら作りになるかもしれない。
この日は100グラム900円とそんなに安くはなかったが、そこから500円引きだったのでまあいいかと、すじこを買った。250グラムで2000円くらいだった。
最近のスーパーのお会計はほとんどセルフレジだ。もちろんメルカードで支払える。
いくらを死ぬほど食べようと思う。
筋を取り除いて、出汁しょうゆに漬ければ完成。さっそくやってみることにした。
漬ける時間も含めて、1時間もあればできる。こんなに手軽に実質いくらが食べ放題みたいになってしまうのだから筋子はすごい。
あとは冷蔵庫で保存しておく。
ちなみに参考にしているは樋口直哉さんのこのレシピ。とても簡単にできるのでおすすめ。
この日はいくらを食べまくっておしまい。
朝からいろいろと支払いをしたけれど、3食の買い物と、予防接種くらいだった。メルカードで決済した合計額は6523円ほど。この支払いをメルカリの売上で充てればいいのだ。
メルカリ生活2日目: 返済のために本を売りまくる
昨日使った6523円。さっそくメルカリで出品してみたい。
じつはずっと売りたいものがあった。そもそも売ることを想定して買ったものだ。
それは「本」である。
僕はKindleなどの電子書籍はあまり使わない。なぜなら電子書籍は読み終わった後に売れないから。Kindle端末のなかで死蔵していくだけだ。それなら紙の本で買って、メルカリで売るなり、人にあげるなり、邪魔になったら捨てるなりすればいい。
電子だとそういった流動性がないのがどうにも嫌で、本の類はだいたい紙で買うことにしている。
なので今回、ちょうどいいタイミングなので「メルカリで売るつもりで紙で買った本」をがんがん売っていこうと思う。出品するのが面倒でずっと本棚に入れっぱなしだったから棚の整理整頓にもなる。
とりあえず、すぐに売れそうな漫画を10セットほど。それとたくさんのハードカバーの本たち(テーブルに乗り切らない)。どれもおもしろかったが、当分は読み返すことがないから売ってしまう。
メルカリは本を売るのが手軽でうれしい。裏表紙のバーコードをアプリで読み取ると本のタイトルなどが自動で入力される。
売れそうな価格も提案してくれるので商品写真を何枚か撮ったら出品ボタンを押すだけだ。
出品が終わったので朝ごはんに出かける。
たんぱく質が摂れる鶏むね肉サラダ
海老ブロッコリーサンド
ホットコーヒー
ちなみにこのメニューを「あすけん」に入力すると、「朝食はしっかりめのお食事でしたね」みたいな反応をもらえる。当然、パターンで登録済みだ。
こうやってメルカードで買い物をしているうちに、カードの還元率が上がっていることに気づいた。「還元率が2.3%にアップしました」「2.4%にアップしました」と立て続けに通知がきている。
これはメルカードを使ってメルカリで買い物をした場合の還元率だ。僕は現在、2.9%まで上がったところなので、1万円の商品を買うと290ポイントが還元されるということ。この還元率は最大4%まで上げられるそうだ。
一方、メルカードを使ってメルカリ以外で買い物をした場合の還元率は基本的に1%である。
だが、毎月8日だけはメルカードのすべての決済が、なんと「+8%」還元になるのだ。
なので、今日はメルカードで決済するとお得になる日。百貨店の地下の鮮魚売り場で刺身を買い、昼は寿司を握ることにした。
リモートワークの素晴らしいところはランチに「握れる」ところだ。これは日常的な昼食の風景である。
うまかった。
夜はクラフトビールを飲みに出かけた。東中野の「雑談」というクラフトビールのバーである。お気に入りでよく行く。
タッチ決済は本当に楽だ。カードを差し出すたびにホログラムのメルカリロゴがきらきらと輝くのがなんかいい。
ここはクラフトビールとポッドキャストのバー。マイクなどの設備が整っているので、その気になれば収録しながら飲める。
初対面のお客さんと話していたら、「noteの人なんですね。僕さっきまでnoteを書いてましたよ」と言われ、「えー、まじっすか」みたいな話をした。
その後は場所を移動して、神楽坂。
ここも大好きなお店「ぼっちりや」。高知県の食材を売っていて、その場でお酒と郷土料理の手作りお惣菜もたのしめる、いわゆる角打ちだ。
高知県には何のゆかりもないけれど、あの土地の食べ物・飲み物が大好きだ。日本酒は当然素晴らしいし、実はクラフトジンもいいものがある。料理はやっぱりお酒に合う。
友人と合流して、ひたすら日本酒を飲む。ちゃんと水も飲む。
そしてメルカードでタッチ決済。
この日の支払いは8603円ほど。その分を翌朝また新たに出品するわけだが、その前に、今朝のうちに出品した商品がさっそく売れたので、早めに送ってしまおう。
深夜に書籍を12冊発送し、3845円の売上金となった。
ローソンのセルフ発送マシンがとても便利なのでよく使っている。QRコードを読み取らせると伝票が出てくるので、それを貼り付けて配送ボックスに入れるだけだ。
メルカリ生活3日目: 散財したので大物を売る
昨日使ったのは8603円。その分を出品する。再びたくさんの本・漫画。
本棚がどんどんすっきりしていくのがうれしい。クローゼットや靴箱も整理したいので本以外にも売るものがないか、あとで探索してみることにする。
朝ごはんはいつもの。
たんぱく質が摂れる鶏むね肉サラダ
海老ブロッコリーサンド
アイスコーヒー
あすけんからは今日も同じ答えが返ってくる。
昼はこれ。仕事をしていてお昼ごはんをつくる余裕がないときは本当に便利。とても助かっている。
もちろんメルカードはUberEatsでも使える。
配達手数料を入れると2105円。まあまあしますね…。でもハンバーガーはおいしかった。
この日から急に寒くなったのだが、夜は出かけた。友人たちとちょっとした飲み会があるからだ。
今日使ったのは1万5277円だった。本をめちゃくちゃ出品する→発送するのに少し疲れてきたので、酔った勢いで大物を出すことにした。
半年以上さわってない「Oculus Quest 2」である。
ちょっと忙しくて遊ぶ時間がないので一旦手放そうと思う。
不思議なことになぜか2年前に買ったときよりも値上がりしている。まだまだ需要があるのだろうか、出品して数分後に売れた。
そのまま本体の掃除をして、梱包して、いつものローソンに向かった。
このローソンには1日に何度も来ている。発送して帰ってきたら、また別の商品が売れていたりして、地味に何往復もしているのだ。
この日は書籍8冊とOculus1台を発送して2万1085円の売上金に。Oculus Quest 2のおかげでだいぶ楽になった。
収支をまとめてみた。
さて、3日間が終わったので収支の発表。
出品したものがすべて売れて取引が完了するまで約10日ほどかかった。
使った金額は3日間で3万403円。普段よりもたくさんの支払いをした気がする。それに対し、メルカリでの売上金の合計は3万3190円となった。
一番数が多かった書籍は、26冊売れて7840円となった。売り上げから手数料や送料を引くとだいたい1冊300円くらいになる計算だ。その他にはOculus Quest2が1万8750円、さらに追加で売ったスノーブーツ 6600円といった大物もあり、なんとか収入が支出を上回った。
ほかにはメルカードを発行したときに付与されるポイントなどもある。ポイントが翌月とか翌々月じゃなくて、すぐにもらえるのがありがたい。
おかげでこうして即座に支払いに充てられる。還元率の上昇も即適用されたり、そのへんのスピード感はメルカードを使っていてたのしいところだった。
メルカードは実際のところ便利だと思う。
店舗やECサイトでの使い勝手は普通のクレジットカードとなんら変わらない。だが、裏側にはメルカリとの深い連携やアプリの使いやすさがあって、ただのクレカにとどまらない利便性とおもしろさが感じられた。
身の回りのものをメルカリで売りながら支払い額に近づけていくのは、ゲームのような達成感がある。そのおかげで僕の本棚やクローゼットもだいぶ片付いていった。
毎日出品・発送をしているとさすがに大変だが、1週間分の支出分を週末にまとめて出品してみる、くらいはとても良い使い方だと思う。不要品を定期的に処分できるし、常に部屋の中をきれいな状態に保てるだろう。
この記事のために手に入れたメルカードだが、これからも使っていこうと思っている。
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さらに18歳から25歳までの方には新生活1年目の応援として、メルカリの販売手数料を実質半額にするクーポン(上限P500)が月3枚×11ヶ月分もらえる限定特典も。
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