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「僕の心のヤバいやつ」1~6巻の感想

きっかけ

「これ読んでみ」
急に弟がおすすめして貸してきた漫画

「作者はみつどもえの桜井のりお先生だよ」
っとだけ言われて読み始めました。

タイトルとのりお先生作というところからヤヴァイ思想の主人公の学園痛快ギャグ漫画かと思っていたけど純愛ラブコメだった。
ギャグ要素もあるのだけれど、

感想

主人公の市川コンプレックスと中二病をこじらせたちょっとヤヴァいやつ。そんな市川が気になるヒロイン山田は高身長でスタイル抜群で食いしん坊。

そんな二人が学校生活を通じで次第に距離を縮めていくといった王道ラブコメなんだけど、キャラクターの心情描写が丁寧でひきこまれます。

特に市川は色々コンプレックスがバーストしてしまってるため同じ病にかかった人は心にぶっ刺さって感情移入できるのではないでしょうか?
「あぁ~~~わかるっ・・・ケド」
っと思うシーンが目白押し。

二人の関係が2歩進んでは1歩下がるような展開はもどかしくもニコニコしながら読み進めていけます。


1巻の市川が山田がどんな人間なのか知り自分の気持ちに気づくシーンがすごくいい。市川のやさしさも垣間見えて読んでてかき乱される。

それでもなかなか素直になれない市川
ホントはみんなとswitchで遊びたいのに「あんなのは子供のおもちゃだから」っとわかった気になってみんなから距離をおくような小学校時代。
ホントはみんなとswitchで遊びたいのにね。
そんな気持ちが徐々に溶けていくのは見ていてポカポカします。

女の子たちが話してるのを見て「萌えアニメかよ」っとか言っちゃってるけど、いやいやあなたがこの漫画の一番の萌えキャラだから。

周りのキャラクターのアシストもいいです。
山田の友達の萌ちゃん、ギャルっぽくて軽薄そうに見えるけどこの子すごく人を見てて二人の気持ちを察して気をまわしてくれます。
あとお姉ちゃん、市川と同じく根倉なんだけどポジティブな根倉といった感じ。狙ってるのか天然なのか二人の仲を取り持ってくれる。

誤解からギスったりする展開もあるけど1、2話で誤解とけので、ストレスフリーです。ドロドロしたのが好きなかたにはものたりないかもですが。
ギスったままの状態で次の巻まで持ちこすラブコメホント苦手なので・・

ヒロインの山田はかわいいです。
しぐさや表情、変なところで嫉妬したりと繊細に表現されていてふとしたシーンでドキっとするところがあります。

一応6巻の最後に市川は少し自分に自信が持てるようになった感じ。
このあとどうなっていくのか続きが楽しみな作品です。

ちょうどアニメもやってるみたいなので興味のあればアニメから入ってもいいかも。


僕の心のヤバイやつ1(少年チャンピオン・コミックス)【桜井 のりお】

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