独学で楽曲を10曲制作して思ったこと暴露します
こんにちは、黄島成(きじま なる)です。
アーティスト兼革命家として活動しています。現在は主にHIP HOPやラップの分野で楽曲制作から配信まで自ら手掛けているインディーズアーティストです。楽曲制作の過程で思ったことや疑問に思ったこと、私の戦略などを文章化してnoteで共有しています。
今回はインディーズアーティストの私が、独学で楽曲を10曲制作して感じたことを文章化して、リアルを暴露したいと思います。
1. ある程度のコツが掴める
コツというのは、やるべきこととやるべきでないことがある程度わかってくるということです。作詞作曲を始めたばかりの時はいろんな所にこだわってしまうので、楽曲が完成するまでにかなり時間がかかります。
私は最初の1曲が一番大事だと考えていましたが、ぶっちゃけクオリティーが高かろうが低かろうがどっちでもいいんです。なぜなら、ド素人がクオリティー重視で楽曲を制作したとしても、プロには勝てないからです。
私の場合、今年の1月に「よし歌手になろう!」と決意して、勉強しながら自分のある程度納得できる曲を完成させましたが、2ヶ月ちょっとかかりました。以下が初めて作詞作曲した楽曲です。
私の場合は2ヶ月かかりましたが、皆さんはどうでしょう?まずは歌い手として他人の楽曲を歌って活動する人も多いので、自分はわりかし早い方だと思いますが、それでも2ヶ月かかりました。
しかし、現在では1曲を3日〜1週間くらいで完成させることができるようになりました。なぜここまで早くなったかというと、最初に言ったようにやるべきこととやるべきでないことが分かってきたからです。
このやるべきこととやるべきでないことは人によって様々です。しかし、インディーズアーティストは一人で何もかもやらないといけないので、やるべきことを増やすより、やるべきでないことを減らすほうが重要だと私は考えています。
現在インディーズアーティストとして活動している方は、ぜひ参考にしてみてください。
2. 再生数のバラツキが貴重な情報源
最初のうちは全く再生されないこともありますが、10曲配信すれば再生数の差がある程度見えてきます。そのため、再生回数が多い曲と少ない曲を比較して、分析を行うことができます。しかし、再生数が増えれば増えるほど分析の精度も高まるので、まだ情報不足とも言えます。
ここで再生数のバラツキを知ることのメリットは、ユーザーのエンゲージメントではなく、アルゴリズムがどのような楽曲を他の楽曲より優遇するのかという点です。最初は全く再生されないのでプロモーションをしていなければ、頼りになるのはアルゴリズムだけです。
私の配信戦略では、まずアルゴリズムを攻略することを目指しています。そのため、再生数の微妙な差でも貴重な情報源です。逆に言えば、中途半端に友達やファンに聞かれると、アルゴリズムを攻略するための情報が得られない可能性が高いとともいえます。
そのため、アルゴリズムに評価される楽曲の特徴を掴むことで、おすすめに優遇され、結果的にリーチ獲得のスピードが加速していくと考えています。新曲を出しても全く再生されないと悩んでいるインディーズアーティストの方は、この考え方を参考にしてみてください。
3. ぶっちゃけ落ち込みます
これまで10曲配信してわかったことを話してきましたが、本音を言うとちょっと落ち込みます。というのも、全く再生されないからです(笑)。
私が最初に掲げた目標は、とりあえず100曲を制作するというものでした。その理由は、素人がトップ層に食い込むためには技術や個性ではなく、数だと思っているからです。前の記事では秋元康とAKBを例に挙げましたが、違う人で例えるとピカソです。
ピカソは世界で一番有名な作家と言ってもいいでしょう。しかし、もう一つ世界一の記録を持っています。それは、圧倒的な作品数です。彼が生きている間に作成した作品は計14万7800点です。もちろん、そこまで作品を作る人は他にはいないので、作品数が世界一としてギネスにも載っています。ぶっちゃけピカソは気が狂っています。
つまり、ピカソの作品数と私の作品数を比べると14万7800点vs10点で私の完敗です。自己啓発チックになりますが、最初のうちはこのように物事を捉えないとメンタルが保ちません。戦略的な部分ももちろん大事ですが、物理的に差別化する方法も実はかなり有効だと言えます。
なので、私はまだ10曲しか作っていないと自分をからかって、楽曲制作に励んでいます。落ち込みかけているインディーズアーティストの方は、究極の自己啓発マインドを採用してみてください。
まとめ:インディーズアーティストはピカソになれ‼︎
今回は独学で楽曲を10曲制作して感じたことを文章化してみました。いろんな発見がまだありましたが、この文章を書いている時に思い出せたのは上記の3点です。思い出せない記憶は私の人生においてそれほど大事なことではないと思っているので、また思い出した時に文章化したいと思います。
とはいえ、まだ10曲しか制作していないので、とりあえずどんどん楽曲を増やすためにピカソ並の気の狂い方で楽曲制作活動に励んでいきたいと思います。
今後も楽曲制作の過程で思ったことや疑問に思ったこと、私の戦略などを文章化してnoteで共有しています。また、10曲をまとめたコンピレーションアルバム『革命家のヒトリゴト』を7月20日にリリースしました。ぜひ一度聞いて評価していただければ嬉しいです。
それでは今回はこれで以上です。
また次回の記事でお会いしましょう‼︎
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