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マニラ夜想曲 ~円がすっかり弱くなっていた~

一夜明けて、マニラの天気は雲が多いものの、おおむね晴れだった。
だが、降るときはスコールのような降り方をするようなので、油断はできないので、傘は常備しておく。
涼しくすごしやすい陽気で、昨夜はクーラーを入れずに寝ることができ、朝方はむしろ肌寒さを感じるくらいだった。

ホテル近くのカフェで朝食をとる。
ビーフエンパナーダというひき肉の詰まった揚げピザのようなものとチョコレートシナモンロール、それにコーヒー。これで224.60フィリピンペソ。このところのペソのレートが2.6円くらいなので580円くらいになる。日本と比較してもそれなりの値段になる。

カフェMom and Tina'sでの朝食

会社にあった記録を見返してみたところ、初めてマニラに来たのは2013年1月だった。
その頃のペソ円レートを調べたところ、1ペソは2.2円くらいだった。今朝のカフェでの朝食であれば、495円程度。円がすっかり弱くなっている。
そういえば、初めて来たときに空港で1万円をペソに両替したときは、4500ペソくらいだったのだが、今だと3800ペソくらいである。700ペソといえば、Jollibee(フィリピンNo.1ファーストフード。安くておいしい)でも食べていれば2、3日はしのげる金額である。それが無条件に失われるのだから為替というものは恐ろしい。

ちなみにその当時はものすごい円高ドル安でもあり、1ドルが89円くらいだった。ここ数日は1ドルは147円くらいなので、ペソどころの話ではない。
物価も高くなるわけである。

仕事と金の話となると、色々と世知辛いのだが、事務所の現地スタッフをはじめマニラで会う人は一様に明るい。
良し悪しがあるかもしれないが、このご時世、あのほがらかさを私も見習ったほうがいいのかもしれないな、と思った。

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