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ヨネダコウ先生の沼・・・

BL好きなくせに、ヨネダコウ先生を読んだことない、というのはモグリでしかないとは(勝手に)思っていたものの

なんとなく、一度足を踏み入れたら、普通のBLには戻ってこれないのではないか、という予感があり、しばらくは手を出さずにいたのだけれど、

満を持して?、先日、ようやく読み始めてみた・・・

いやーーーー!!

本当にすごい。

これだけ絶賛されるわけがよくわかった。

いきなり、囀る・・・はハードルが高いかなと思って、まずは

デビュー作の「どうしても触れたくない」からスタート。

んまーーー!!

嶋くんがかわいいのなんのって。
外川さんがかっこいいのなんのって。

だけど、そういうかわいい、かっこいい、ということだけではなくて、一回読んでもよくわからなかったところ、最後まで読んでああ、こういうことか、というのをもう一度最初から読んで楽しめるところ、
そういう完成度の高さ、幾重にも凝らされた工夫に、圧倒される。
天才すぎる・・・

セリフもいちいちかっこいいし、かわいい。
悶絶し通しだ。

絵も第一印象は、自分的には好みではなかったのだが、読めば読むほど、かわいいしかっこいいしで、大好きになり、むしろ、先生の絵柄に似た作品を探したくなるほどにまで至る。

そして、そのスピンオフの「それでも、やさしい恋をする」
むしろこっちの方が好き!という読者の方も多いだけあって、
こちらも素晴らしかった。

小野田さんやっぱ、ほんとやさしいし、かわいいし、かっこいいし・・
もうもう・・
てか、やっぱり嶋くんのこと、そういう意味で好きだったのか!とニヤニヤしつつ。

一人一人の人物像が細部までぶれずに設定されていて、キャラが確立しており、どの人にもめちゃくちゃ感情移入できる。

ううう、足りない!もっと供給を!!

これでまだ序の口?だというのだから、本当の代表作を読んで、私は帰ってこれるのか?と思いつつも、8巻を大人買い。
大人でよかった。

いやーーーー

やばい、やばすぎる。

今までこれを読んでなかった自分は、なんだったんだ、、というくらい衝撃を受けた。

2008年からスタートということだから、16年分の軌跡を一気読みしたわけだが・・・

はーなんて贅沢な体験をさせていただいたんだろう。
昇天しっぱなしである。

大富豪が、
「一つだけ叶えてもらえるとしたら、何して欲しいですか?」
と聞かれて、
「ハックルベリーフィンの冒険を読んだことない自分にしてほしい
初めて読む感覚をもう一度味わいたい」

みたいなことを言ったそうだが(多分そんな感じのエピソード)

その超絶贅沢な体験を私は、今できたんだと思うと最高に幸せである。

なんの前評判もわからず、このレジェンド作品を、まっさらな状態で一気読みできたんだから。

矢代や百目鬼はもちろんかっこいいしかわいいし、大好きなんだけど、全登場人物が素晴らしすぎて、世界観にどっぷりハマり込んでいる。

大抵、極道という時点で、ふーんって感じだし、
登場人物いっぱい
設定も複雑

ってだけで、やーなんかめんどくさい。
ってなってしまうのに、もう繰り返し、多分10回くらいは読んでる。
この短期間に!!

誰が誰に言ったセリフかをちゃんと確認しながら、もう一回読むと

はあーーなるほどね!

となるし、組の上下関係とかも一回じゃ全然理解できないので、繰り返し読めば読むほど、

ほーー!となる。

平田でさえも、めちゃくちゃやなやつなんだけど、彼がいたからこそ、ストーリーが大きく前進し深みも増し・・大っ嫌いだけどいないとお話には絶対いないと困る人。

こんなに1人1人が生き生きして、キャラのどれもに感情移入して安心して読めるって、HUNTER×HUNTER以来かも!?

複雑なのに、読者に、めんどくさいじゃなくて、もっと知りたい!と思わせて引き込む力がある。

いやーーーー本当に。
ありがとうございますとしか言いようがない。

10周年のイラストブックも購入。
新たな供給にニヤニヤが止まらず。

人気作品だけあって、実写化もアニメ化もあるようだけど・・・
ゆっくり味わっていきたい。

早く土日にならないかな・・
もう一回頭から読みたい!!

あとBLではないが、O Pもすごくよかった。鮫と鯨出てくるしーー!
おおお!と興奮。囀るの方に、至さんが登場することもあるのだろうか?
それも楽しみ・・・


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