BLは、ファンタジーだからこそ、職業設定にリアリティーが欲しい！
ＢＬ漫画を楽しむうえで、登場人物たちの職業設定については、醍醐味の一つといえるのではないだろうか。
個人的には、学生ものがダントツ大好物なのだが、働くイケメンたちの描写もたまらなく好きだ。
BLには、取り扱ってない職業はないくらい、様々な設定があって、ちゃんと取材したり、実体験を踏まえて描かれているものは、へー！という感じでとても興味深く、勉強になる。
たとえば、教師、保育士、消防士、警察官といった公務員から、
会社員であれば、マーケ、営業、経理、人事、情シス、監査・・・など部署のラインナップも充実。
自営業であれば、花屋さん、喫茶店、雑貨屋、文具屋、テーラーなど
夜のお仕事では、バーテン、ホスト、男娼など
アーティスト系では、大工、パティシエ、絵描き、小説家、漫画家、写真家、ピアニストなど
で、
わたしがなかなか入り込めないものとして、訳あり系や転生系、オメガバース系などがあげられる。
オメガバースは面白い。食わず嫌いだった。。最近むしろ大好き
特に、極道とか、王様とか、世界をまたにかける大企業の社長とか、芸能人とか・・・。
このへん、ちゃんと取材・調査している形跡は感じられず（そもそも読者も設定しか求めてないだろうが）、そんなわけないだろう、、のオンパレードで恥ずかしくなって、ぜんぜん先に読み進めようと思えないのである。
このジャンルを楽しめたらもっとレパートリーが増えそうだなとは感じるのだが、どうしても受け入れられない。。。
ＢＬはそれ自体が、ファンタジーであるから（こんなにきれいな世界、現実世界にないからこそ、とても惹かれる）、そこに更なる、妄想とファンタジーが上塗りされることで、もう、ファンタジーのキャパオーバーで理解不能になってしまうのかもしれない・・・
当然、ＢＬはただのエロ漫画でもなく、過激さのみを求めるものでもないので、丁寧な心理描写や、その登場人物の人となり、背景をしっかり堪能できる作りであってほしい。
その過程の重要な要素として「職業設定」があるのだと思う。
だから、設定にリアリティーがなかったり、設定がストーリーとうまく絡んでないと、全然、作品に深みがなく、続きが読みたい！ともならない。
なので、設定もよくて、ストーリーもよくて、絵も最高！っていう作品がみつけられたとくには、とても満足度が高く、幸せでいっぱいになる・・・！
なかなか、そういうの、ないんだよな・・・。
となると、やはりレビューを頼ることとなり・・。
実際1000以上のレビューを獲得している作品群は、とってもすばらしく、たとえ、うっかり誰かに観られたとしても、堂々と（？）していられるものばかりだ。
たとえば、
とか
とか。
買ってよかった。
絵もめちゃくちゃきれいで、内容も考えさせられる点もあり、単純にほっこりもできるし・・・。完璧すぎる！！
一方で、ここまで注目されていなくても、まだまだリアリティーのあるファンタジー作品は、たくさんあるだろうから、これからも、どんどん発掘していきたい・・・！
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