見出し画像

ロバート・ケネディ・ジュニアが米国大統領出馬宣言! 248年前、アメリカで独立戦争が始まった4月19日に!! 今こそ【王者の学問】=【世界史】を学べ、とマコは言った 第62話






2023年4月30日(日)14:30
B大学若草寮 カフェコーナー

星田瞬とマコは、若草寮のカフェコーナーでコーヒーを飲んでいた。のんびりした気持ちの良い午後だった。

「あ、それ、うまそうですね~」

通りかかったトリサキが声を掛けてくる。

「トリサキ君。これ、美味しいわよ。フランスパンにクリームチーズとアンズジャムがのってるの^^」

「いいすね~」

「モカもいい香り!」一緒に通りかかったレベッカが言う。「私たちも、お茶会にジョイン(参加)していいですか」

「オフコース(もちろんよ)!」


『世界システム論講義(川北稔著』をテキストに、
『マコの世界システム論』を講義する、森マコ。
日本古来の語り部である森家の末裔。

「それで、なんの話してたんすか?」トリサキがフランスパンにパクつきながら言った。

(しっかし、このパン、超絶うまいな! クリームチーズの酸っぱさとアンズジャムの甘さが、最高のハーモニーや! ・・・脳天直撃・・・パンがこんなにうまいなんて、ちょっと信じ・・・)

「トリサキ君、聞いてる?」マコが睨む。

「え? あ、すんません・・・パンが驚きのうまさだったんで💦」

「あはは」瞬が笑った。

「・・・そうね、ホントよね^^」マコが笑う。

「コーヒーも最高においしい! 素敵なお茶会ですよね!」レベッカがハスキーな声で言った。

「私たちが話していたのはね、ロバート・ケネディ・ジュニアの出馬宣言のこと」

「あ、あれは、重要すよね」

「クリスさんが、以前言ってましたけど、なんか、驚きです。ほんとに、ロバート・ケネディ・ジュニアが出馬宣言するな・・・」

「オレのことかい?」通りかかったクリスが言う。

(クリスさん、ずいぶんタイミングがいいな・・・)トリサキは違和感を覚えた。

忍者はいつもタイミングよく登場するんだよ。トリサキ君」クリスはそう言って笑った。

(げ、心の中が読まれてる・・・このところ、クリスさんは妙な技を使うようになった・・・)



「忍者はクリスだけじゃないぜ」

「あ、荒巻君」

「私も参加させて頂くわ」

「麗子さん!」

日本一の財閥の令嬢、緑川麗子が立っていた。


「私も、忘れないでね!」

白衣に黒のミニスカートという教官姿で、初美がにこやかに笑いながら立っていた。


「だいぶ、お茶会が賑やかになってきたわね」マコが意味ありげに笑った。そして、続けた。「250年前みたいに」

「250年前って・・・えーと、1773年ころ?」

お茶会といえば?」

「ボストン茶会事件、っすか?」

「ご名答! 正確には、1775年。つまり248年前」

なるほど、なるほど、なるほど!」トリサキが言った。

(頭の中で、点と点が繋がって、うれしすぎて、3回も言ってしまったやん・・・)

「マコさん、俺はマコさんの『世界システム論』の講義を聞いてたから分かったすけど、新3年生は分かってないと・・・」


マコが周囲を見回すと、この春からGRSコースに参加した大学3年生たちが、瞬やマコや忍者たちのお茶会を遠巻きに見ていた。

マコは立ち上がり、新3年生たちの顔を見回しながら、にこやかに笑った。

(惹き込まれるような笑顔だ)とクリスは思った。

「新3年生のみなさん、こんにちは^^ 森マコと言います。5月の連休明けから、みなさんに『マコの世界システム論』の講義をします。よろしくね」

新3年生たちは、「よろしくお願いします」といいながら、頭を下げた。

「あとね、ここにいる忍者の荒巻君と教官姿の初美さんも、5月からみなさんへの授業を受け持つので、よろしくね」

マコが、荒巻と初美を紹介した。

荒巻と初美も立ち上がり、新3年生に向かって簡単な挨拶を始めた。

二人の挨拶が終わりそうな、絶妙のタイミングでクリスが、「イエーイ! 拍手・・・」と、大声で言いながら立ち上がり、新3年生からの拍手を求めた。

それにつられる様に、新3年生も拍手をした。はじめは、おずおずと。次第に大きく。

(クリスさん、やるなー。えらい、盛り上がってきたで・・・で、この後、どうする?)

拍手が収まり始めると、大きな声でクリスは言った。「えー、新3年生はまだ知らないと思うので、少し説明すると、この3人の授業は、現代世界をリアルに理解するために、決定的に重要です。しかし、通常の学校教育では教えきれない。このB大学でさえ、無理。というか、これらはいままで、隠されてきた。教える気力・能力・勇気を兼ね備えた教授もいない。だから、教授に代わって、大学院生の、この3人が、補講の形で教えることになったんだ」

(ふーん。そうなんだ・・・)と新3年生の俊樹(としき)は思った。
(でも、なんで、みんな、仮装パーティーみたいな服なの?)と、同じく3年生の美里は思った。

「特に、マコが教える【マコの世界システム論】は、みんなが高校や大学1-2年で習ってきた「世界史」と【リアルな世界史】を結ぶために、すごーく重要なんだ。マコの世界システム論を学べば、なぜ「陰謀論」という言葉が存在するのかもわかるし、世界の真実の姿が見えるようになる」

(ほんとかなー)美里は、ちょっと疑いを持った。

「さらに言えば、昨年、つまり、2022年の4月から、高校の歴史教育も決定的に変わった。「歴史総合」という新しい必修の授業が誕生したんだ。この「歴史総合」は「マコの世界システム論」と似ている。政府や学会も、これまでの世界史がだめだったことを公(おおやけ)に認めて、ついに改革を始めた。しかし、マコはその1年前から、大学3年生にして、それを開始した」

(スゲーな、マコさん)俊樹は思った。


(クリス、やるわね・・・そう、私は歴史が超苦手で、大嫌いだったけど、このGRSコースに来て、「世界史」の大事さを、生まれて初めて知った・・・)初美は、2年前の授業を思いだしていた。

***『マドンナの暗号 第9話 王者の学問を学び、ディープステートの陰謀を見抜け!!』より***

・・・山城教授は言った。「世界史は、王者の学問なのだ

「王者が人民を支配するための方法を教える学問なのだ。逆に言えば、庶民は知る必要がない。それどころか、被支配者である庶民には教えない方が良いとすらいえる。だから、学校では現代史に関しては手を抜く」

(えー、そうなの!)

「他の事情もあるが、これが一番の理由だ。みんなが、歴史を知らないのは、いいかい。君たちが、支配される側の人間だからだ


***引用終わり***


「クリス君、ありがとう」マコは満面の笑みを浮かべながら、クリスにゆっくりとお礼した。

(あー! マコさんの動作がゆっくりになった・・・これは、出るな・・・マコさん、やる気十分や・・・ほら、始まった!)と、トリサキは思った。

マコは新3年生たちを見つめて、静かに立っていた。そして、マコの瞳がすーっと、薄くなった。透明度が増していく。
「さて、みなさん。能書きは、教授に任せるとして、世界史が現実を理解するのに、どのように重要か、具体的に見たいと思います」

(・・・具体的に?)新3年生の美里は訝った。

マコは続けた。「今日は、4月30日ですが、少し前、4月19日に、ロバート・ケネディ・ジュニアがアメリカ大統領選に出馬宣言をしました。この意味がわかるでしょうか? これは、明確な、メッセージだと思います。リアルな世界史を知る者は、このメッセージを受け取ることが出来る

(メッセージ? 日付の意味? ・・・わからない・・・歴史って、嫌いだったし、殆ど、なんの記憶もないわ・・・)新3年生の美里は思った。

「4月19日というのは、アメリカの独立戦争が始まった日です。アメリカのレキシントンとコンコードという場所で、大英帝国軍に対して、当時植民地だった、アメリカの人々が立ち上がり、戦いを始めた日です」


「日本人にはピンと来ないかもしれませんが、アメリカ人にはピンとくる重要な日です。さらに、デジタルソルジャーに対しては、Qが投稿#992で教えてくれています」

その時、クリスが立ち上がった。そして、説明を始めた。

「このQの投稿は、現在行われている【水面下の戦争】は、約250年前のアメリカの独立戦争と同じ構図であるって言っている、と思う。つまり、今、デジタル空間で、Qが投稿したり、デジタルソルジャーがツイッターなどに各々投稿しているのは、レキシントンやコンコードの戦いに匹敵する。つまり、現在、アメリカでは、第二次独立戦争が始まったんだ」

(・・・そうなの?)美里はちょっと、納得できない気分だった。

「新3年生はまだよく知らないかもだけど、アメリカ独立戦争の時、世界を支配していたのは大英帝国だったとして、現在は大英帝国みたいな支配者がいないじゃないか、と思うかもしれない」

(そ、そうよ・・・)

「けれど、今も、世界を支配する集団はいる、というのがリアルな考え方だ。影から世界を支配する集団を「秘密結社(カバール)」とか、「エスタブリッシュメント(特権階級)」ということもあるし、最近では「ディープステート」というのが一般的になっている。GRSコースが始まった3年前は、「ディープステート」という言葉は、表の世界では使えない言葉だったが、今や、米国では、大手メディアで当然に使われているし、トランプも選挙集会で連呼している」

(・・・).

「とはいえ、日本の大手メディアではまだ使われていないし、米国だって全ての人に認知されているわけでないだろう。だから、現在の独立戦争が【見えない戦争】になっている。そして、【見えない支配者】に戦いを挑んで暗殺されたのが、ジョン・F・ケネディ大統領とその弟のロバート・ケネディの兄弟だ。その、ロバート・ケネディの息子、ジュニアが4月19日に大統領選挙の出馬宣言したのは、偶然じゃない」

「クリス君、ありがとう。そういう話は、追々するとして、今日は、歴史を学ぶメリットをもう少し話したい。1775年から始まった独立戦争に勝利して、アメリカが大英帝国から独立したことは世界に衝撃を与えた。例えば、約20年後の、1789年からフランス革命が始まった。そういう歴史を知った上で、下記のツイートを見ると、文脈がよーく理解できる」





***以下次号***



■荒巻です!

今日は、話が勉強っぽくなった💦ので、上記では言いませんでしたが、【①トランプ、②ロバート・ケネディ・ジュニアという2人の著名人による、大統領選挙】というシナリオは、実によくできたシナリオだと感じられます。

というのは・・・

①トランプ = 【ワクチン推進派】
②ロバート・ケネディ・ジュニア = 【ワクチン反対派】

だからです。つまり、この2人がいれば、ワクチン推進派も反対派のどちらも取り込むことが出来る、ということです。



これは、【通常の大統領選挙】が「民主党 vs 共和党」という2二大政党の戦いと表面上はなっているものの、実は、民主党候補も共和党候補もディープステートの操り人形であって、どちらが勝っても、ディープステートの勝利、という構図に似ています。

つまり、大統領選挙が、「トランプ 対 ロバート・ケネディ・ジュニア」になった場合、どちらが勝っても、ディープステートの敗北なのです。

また、そこまでいかなくとも、トランプやロバート・ケネディ・ジュニアが選挙選で、公にディープステートの陰謀を語り、それをメディアが報道することは、世界にかなりのインパクトをもたらすと考えられます!

そういう【最高の展開】が見えてきました!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?