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あなたは加害者に絶対ならないと言いきれますか ╸私が犯罪学教室を視聴する理由①

私は犯罪を調べるのが好きです。と書くと語弊があるが、日本の過去の事件(未解決含む)や欧米のシリアルキラーに関しての興味関心は昔から持っていました。

実は女性が犯罪ドキュメンタリーを好むのは、自分が犯罪にあった時に生存率を上げる方法を学べるからという説があります。私がかなえ先生の配信を視聴するのもそこに理由があるのかもしれないですね。

※なるべく専門用語を使わず、ザックリとした説明に留めておきます。

犯罪学とは

答えがひとつではない学問。

犯罪者、非行少年、一般的な反社会行動のあらゆるデータを集積して分析する学問。

実際には犯罪学の定義は困難でなおかつ多岐に渡るため、全て紹介していてはそれだけでこの記事が終わってしまうので、どういう学問なのかを簡潔に抜き出しました。何となくのイメージが掴めればそれでいいでしょう。

お気持ち?中傷?レシートDM

「お前犯罪者を擁護してきた先生とやらに肩入れして、あんな動画見て何になるのかワケわかんねー犯罪者なんて更正できねえし人を殺せば死刑でいいんだよ。(中略) 被害者はあれだけ苦しんでんのにいっぱいテレビでさらされて、殺されちゃった人はもう帰らなくて家族はたくさん泣いてんのにさ、犯罪者だけに甘いとか少年院の先生ってなんで罰与えないで守ってんのかバカじゃねーの、被害者の気持ち考えた事あるんか」 (原文ママ)

2日前の夜中、いきなりきたTwitterのDMなのですがもっと長いです。先生と書いているので、多分かなえ先生のことなんでしょう。内容よりも長さにビックリしましたし、返すつもりもなかったんですが気になることがひとつ。

私 「あなたは犯罪被害者ですか?」
相手 「違う。犯罪を学ぶとか頭おかしい、被害者がかわいそう」

(ああ、感情論か…しかしなぜ私に、生徒だからかな。それに私のアカウント見れば推し活してるの丸分かりだしなぁ)

これ以上返してもなと思ったけれど、もうひとつ聞いてみたいことが浮かんだので簡潔に聞いてみた。

私 「ではあなたはこの先、自分やご家族が絶対に犯罪加害者にならないと言いきれますか?」

送信して5分…10分…設定されていないアイコンを押したら

あなたは〇〇にブロックされました

…………………………………???

言いたいことを言ってスッキリしましたか?
私はDMに怒りもなく煽ったつもりでもなく、人間はいつだって被害者にも加害者にもなりうるんだよなと思って聞いただけでした。それはともかく、犯罪者に甘いという文章が頭から離れなくなったのは事実です。

検索 犯罪加害者  日本 甘い

出るわ出るわ、溢れんばかりに。この国は犯罪者に甘い、罰が甘い、被害者に人権がない、加害者の人権ばかり守られる、更正なんか無理、無駄。加害者に人権はいらない…

驚いたのは元警察官僚が書いていた 「少年犯罪の厳罰化は必要だし、親が監護しなければ非行少年は増えるだけ」 (少年犯罪も増えていると書いていた)

この方、法務教官ではないし
多分現場を知らないんだろうなと思います。かくいう私もそう知りませんが、かなえ先生の配信を見ていたら貴重なお話が聞けるので、全く知らないわけでもありません。しかし少年院すらなくせという声があるのもまた事実です。

それはある日突然に

ありとあらゆるサイトを見て、簡単な論文を読んで、被害者側と加害者側 及び家族の実態まで調べてここまで書いてますが

そこまで被害者感情に寄り添えて、加害者にもっと厳罰をという人達は私がDMで聞いたように

自分や家族がこの先、絶対に犯罪加害者にならないと言いきれますか?

私には言えません。自分が危ない人間だからではなく、人生において絶対という言葉はないから。殺人に限らず予期せず車で人を轢いてしまった、パートナーが性犯罪を犯した(痴漢や覗き等でも) 予測不可能なことが自分にも起こる可能性があるということ。いくつかの加害者家族のブログを読みましたが、それはある日突然に自分の身に降りかかるのです。

そしてSNSで誹謗中傷した相手が自らの命を絶った、直接手を下していなくても自分や多数の人間が書き込んだ文章で相手を追い詰めた末に、実際に亡くなっている方がいますよね。

予期せず加害者側になった時にいずれ、今現在ネット上に溢れる犯罪加害者やその家族へのバッシングの言葉が、全て自分達に向いてくる。被害者になる想像はできても加害者になる想像はなかなか思い描けないものですが、何度でも書きます。人は誰しも被害者にも加害者にもなりうるのだと。

「被害者学」について書こうかと思いましたが、さすがに2日間考えに考え続けて脳が疲弊しそうなので、近い内にもう少しリサーチしながら書こうと思います。

しかし、一通のDMがここまで私に犯罪学や被害者、加害者の心情を考えさせるきっかけになったのは確かです。

この最後に付け足すのであれば
犯罪学教室のベースは決して犯罪を許容しているわけではなく、むしろ犯罪については許されるものではない。それを前提とした事件解説になっています。

多分、続く。






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