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関西人の息子と、関東人の母

私は結婚するまで、東京に生まれ、育ち、社会人を経験していた。バリバリのシティガールである。一方、夫も息子は生まれも育ちも京都。いわゆる関西人だ。

義母には、なかなか関西弁を話さない3歳息子に、「お母さんが標準語だからね」と言われていた。ようやく、息子が関西弁を話すようになったのは3歳をすぎた頃だった。

彼の初めての関西弁は「できひん」だった。

ただ、これはあくまでも単語として、「食べたい」「〜したい」といった動詞の一つであったと思う。

そして、3歳8ヶ月になったころ、ついに関西人のソウルを宿したようである。

それは、「知らんけど」である。

ただし、息子は関東人の母に育てられているので、「知らんけど」、「知らないけど」とまだ言葉遣いは関西と関東のミックスである。

「このお花、パンジーだね!知らんけど」

「今日、幼稚園でダンプカーで遊んだよ!知らないけど」

正しい文章内での使い方は、まだマスターしていない。とはいえ、知らんけどの位置は完全にマスターしていて、非常にアホ可愛い。

いつ京言葉が出てくるのか、子育ては喋り出してから、より一層面白くなってくる。


追記 
2024/05/06「ほんまに」を覚えた。

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