声のお仕事を始めて丸4か月が経過しました。
思い返してみると、在宅で声のお仕事を始めてからこれまでの経過は次のような感じになります。
10月「とりあえず始めてみよう」
11月「数をこなそう」
12月「スキル・クオリティに投資しよう」
特にあらかじめスローガンを決めていたわけではないのですが、結果的にこうなっていました。
そして今、1月に入ってようやく、
・やりたい仕事(声の仕事の中でも、どういう仕事をやりたいか)
・自分の需要(どの市場で、どの程度引き合いがあるか)
・ほどよい働き方、ほどよい分量
がつかめてきました。
最初の3か月は、来るもの拒まずで怒涛のように案件数をこなしていたので、得るもの(報酬・経験値)もありましたが、単純にオーバーワーク気味になってしまったということと、声の仕事が「作業」になってしまっていました。
月給制の仕事と違って、案件受注型の仕事はやればやるだけリターンがあります。1日の勤務時間が定まっていて、それに応じて給料が発生する雇用とは違います。(成果を出さなくても会社に出勤さえすれば給料が出るというシステムが早晩終わるというのは置いといて…)
私の場合、「1日3時間」という副業にかけられる時間の中で、最初は「3本が限度だな」と思っていましたが、「今日の原稿は短いから5本行けるな」とか「今日はちょっと早く取り掛かれたから7本できそう」などと、作業効率のアップもあいまって、どんどんタスクを増やしてしまいました。私ごときが仕事を選ぶなんて…!と思っていたというのもあります。
ただ、持続可能性を考えた時、やっぱりこれではよくない!とようやく気付きました。
そもそも、会社員の身分(本業)を手放さなくてはならなくなった時に、もうひとつの収入の柱(そして、会社を頼らず発揮できるスキル)になるようにと始めた声のお仕事。それが、会社員を辞める前に頓挫してしまっては元も子もない!声のお仕事を、安定して保持できる柱にする!という自分なりのゴールを見つけました。
基本、私は成長厨(笑)なので、その場に留まり続けることが苦手で、どうしても手を広げてしまいがちで、それに首を絞められることがよくあります。そんな時も、手を広げたいという欲求に基づいて行動するのはOK!ただし、「成長しなきゃ!広げなきゃ!」という強迫観念で行動するのはやめよう…と心に刻んだのでした。(もちろん「広げ方」をよく考えることは前提です。)
そしてそんな中、↓こんな記事を見つけました。
「ギグ・エコノミー」とは、「単発の仕事を受けて、自分のスキルや労働力、時間を提供するという働き方(によって成り立つ経済)」を言うのだそうです。これだけ聞くと、期間工をかっこよく言っただけのようにも聞こえますが、この記事の中では「『どの領域に専門性を持っていて、どのくらいの時間でどんな成果を出せるか』ということが重視される時代」をギグ・エコノミー時代と定義しています。
この記事の中で、
これからは、自分のスキルを定義し、セルフブランディングしていくこと、それ自体がキャリアにつながる時代です。なぜやるのか、どうなりたいのか、なにができるのか、自分の仕事についてのwhyとwill、そしてgiveをかためる作業をするのが、まさに今、2020年の私たちの課題といえるのではないでしょうか。
…これに尽きる!
私も折々、この視点で自分の働き方を見直さなければ(本業を含めて)。そう思うのでした。
そして、まずは1年、あえて金額の目標をここには書きませんが、声の仕事で安定的に報酬を得ることを目標に、インプットも行いつつ、「今自分は楽しんでいるか」を問いながら活動していきたいと思います。
という、オーバーフローしないぞ宣言。
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