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宅録ナレーター、Adobe Auditionを使い始める

 3月に書いた私の宅録環境をご紹介する記事の中で、「編集ソフトはしぶとくAudacityです」と書いていましたが、ようやく、ようやく、フリーソフトを卒業しました!

 今日は、半年弱Audacityにしがみついて、途中いろんなソフトの体験版を試しては挫折していた私がようやく乗り換えられた「Adobe Audition」についてご紹介します。


1.なぜAudacityじゃダメなのか?

 分かりません。(いろんな方に叱られる予感…

 でも本当に正直に、なぜダメなのかは、分かりません…。笑 半年弱、始まりこそマンガ動画でしたが、その後私の仕事の幅が急展開していって、CMも企業VPもeラーニングもいただくようになりながら、しばらくはAudacityで納品できてました。録って整えるだけならば、Audacityでも可能なのだとは思います。
 ただ音を扱う専門家の方のいろいろな発信を見るにつけ、…Audacityじゃ…だめなのかな……と焦りを感じるようになりました。

<2020/5/7追記>
おいちゃん様がAudacityだと何がダメなのかnoteにして下さいました!みんな、これ読んで!!

2.Audacityを卒業した理由

 基本的な機能に不自由していないのにAudacityを卒業しようと決めたのは、次のような理由からです。

・無料ソフトである
→ 無料大好きです。無料最高です。無料の何がいけないというのでしょうか。今もそう思っていますが、わりとまともな金額をいただいてナレーションのお仕事をさせていただくようになり、整音までして納品するお仕事が多い(ほとんどそのまま作品に使われる音源をお送りする)ため、「きちんとした」編集ソフトを使うことがマナーというか、看板の信頼につながるのかなと思うようになりました。

 Audacityでも(素人耳には)同じことができるかもしれませんが、

「編集ソフト何使ってます?」
「Audacityです」
「…( ・ิω・ิ)(は、シロウトかよ)


みたいなことが、気付かない内にあったりするのかなと。直接言われないまでも、先に引用したツイートのように、そうした視点で見る方も多いのかなと思い、これはダメだと思うようになりました。
 あ、もちろん、有料ソフト使ってるって言えばいいってもんではないですので、読み方・録り方や編集処理は精進あるのみです。


・映像に合わせて収録するのが大変
→ Audacity時代は、映像に合わせてナレーションを付けるお仕事(特にタイムシンクあり)の場合、メディアプレーヤー的な別ソフトを立ち上げて映像を流し、再生ボタンと録音開始ボタンを同時に押すという(実際に2つのボタンを同時には押せないので、キーボードの再生キーみたいなのと、マウスのクリックで対応)コムロテツヤ感あふれる感じでスタート。その1秒後にはいい感じの声でしゃべらなければならないというトリッキーな録音スタイルでした。
 尺合わせありのお仕事が増えてきて、「なんかこのままじゃダメな気がする。ていうか自分が大変」と思うようになりました。


・プラグインへの対応が脆弱
→ 無料ソフト捕まえて脆弱とか言ってんじゃないよと思いますが、世の中には録った音を素敵にする様々なツールがございまして、そうしたツールはプロ仕様ですから、Audacityのようなフリーソフトは動作対象外。(対応ソフトの一覧にはないけれど動作する、というものもありました。また、すべてのフリーソフトが対象外というわけでもないとは思います)
 このツール使いたい!と思った時にAudacityでは動かない…で諦めるのは本末転倒と言いますか、そのツールをAudacityで使えるようにする方法考える前にAudacity卒業するんだよ!!という天啓かなと思いました。


3.Adobe Auditionが素敵であると気付く

 「何が何でも有料ソフトを使わないとカッコが付かない」というわけではもちろんないと思いますので、広くいろんなソフトを触ってみたのですが、あんまりプロすぎるソフトは、本当に全然動かし方が分からなくて挫折したり、Audacity的にサクッと立ち上げてサクッと録れる軽さ、録音をスタートできるまでにかかる時間も私には重要でした。更に、私作曲したりはしないので、音楽制作できるようなDAWは機能過多だったりして、そんな条件で探しておりましたところ、↓このようなツイートが。

 これじゃん!と思って、体験版をインストール。おー!できる!使える!分かる!動く!というわけで、Adobe Auditionに乗り換えることにいたしました。(ざっくり。


4.Auditionの素敵なところ

 録音のプロの皆様からすれば何を今更…なことばかりかと思いますので、プロおよびベテランの皆様は薄目でご覧ください。

・映像に合わせながらナレーションを録れる
 Audition上に映像を取り込み、同じウィンドウ内で映像を再生+同時にナレーションを収録、ということが可能です。
 以前、映像再生とナレーション録音を別ソフトで行っていた時は、途中からやり直したいと思っても、微妙な秒数を合わせることが非常に難しく、いちばん最初から録り直し…というのもしょっちゅう。地味に大変でした。
 Auditionであれば、映像と録音トラックが同一タイムライン上にあるので、直感的に「ここから録り直したい」と戻ることもできるし、より厳密にタイムシンクできるようになりました。


・スペクトル表示でより繊細なノイズ除去が可能に

 「Auditionはホワイトノイズの除去が優秀」と聞いて、確かに「クロマノイズ除去」というのはスライダー1本でホワイトノイズがきれいに消える優れものです。私がそれ以上に便利!と思ったのは、スペクトル表示のノイズ部分をなぞるだけで消しゴム的にノイズが消せる機能。ノイズ成分だけを視覚的に消すことができます。


・解説動画やサイトが豊富
 これ結構重要だと思いますが、公式以外にも使い方の解説動画がたくさん出ていて、とても分かりやすい・助かる…。

「その機能の詳細はFAQページに載ってる(英語のみ)
「解説動画が外国のミュージシャン」、ということもない。笑

 知りたい情報が日本語で出てくることの有難さをかみしめております…。



 以上、本日の記事は、肝心な部分を他サイト・他クリエイター様の動画・ツイートに紐づけて、とってもエコな労力でお送りしました。

 私は、主に自分よりも声の仕事歴が浅い方へ向けて、私が通ってきた道が参考になればと思いnoteを書いているのですが、キャリア長い方・専業の方がたくさん読んでくださっていることをじわじわ感じ始め、身の縮む思いでございます……。
 参考になれば幸いです(*´ω`)

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