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ミットモナイ?

靴下に穴が開いたらポイっとゴミ箱へ。
でもふと思い出したのです。

小学生くらいまでは母が繕ってくれて
中学生、高校生になると自分で繕っていたことを。

部活で使う靴下は1足1000円と高額で
新しいものを買ってとは気軽に言えませんでした。

親指の穴は裏返してチクチクすれば十分履けます。
でも最近はそれを手間に感じてしまいやっていない。

でももしかすると、
お直しした靴下をミットモナイと
心のどこかで思っていたのかも。

実は私のはじめての自転車は
父がどこからか頂いてきたお古でした。

今と違って昔の自転車は錆びやすかったので
べろべろっとささくれ立っていて、いかにもお古。

そこで錆び取りだわしでゴシゴシすると
誰かがペンキで塗れば可愛くなる!と言い出し
何故かピンクに…。

タイヤ以外全てピンク!
姉妹の自転車もすべて塗装。
今思い出してもインパクト抜群の自転車でした。

あの頃、恥ずかしいと思いながらも
そんな自転車を誇りに思っていたのではないか。

両ひざにアップリケが付いたジャージも
ミットモナイと感じていただろうか。

むしろ母が縫い付けてくれたアップリケから
愛情を感じていた気がします。

古いセーターをほどいて姉妹3人の手袋に変身した時も
やっぱりうれしくて誇らしかった。

私はいつから
ミットモナイと思うようになったのか?

もう一度
そんな自分と向き合ってみたいと思います。

ナレーターの角川幸恵でした。


youtubeチャンネル「今日のつぶやき」に
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