肉汁
「肉汁がじわっとあふれる絶品ハンバーグに、一同舌鼓♪」
さて、あなたは「肉汁」をどう読みましたか?
①にくじゅう
②にくじる
実は今は「ぶっちゃけどっちでも良い」という場合が多いようで。NHKは①にくじゅうを推奨していますが、②にくじるも認めています。
私はどちらかというと①にくじゅうが好きです。どうも「じる」という響きがイヤでして。
しかし「「じる」でお願いします」と言われると折れてしまうんですよね…。押し通すべきかどうか迷うんですけど、ついスムーズに運ばせることを考えてしまって。(どっちでもいいので気にしすぎない方がいいんでしょうけど)
湯桶読み・重箱読みから見てみると
湯桶読みとは「訓・音読み」の順。
重箱読みとは「音・訓読み」の順。
(※音読みとは、もともとの中国の読み方。訓読みとは、日本語としての読みのこと)
さて「肉汁」の場合ですが…。
肉(にく)=音読み(漢語)です。というか訓読み(和語)がほとんど知られてないのですが、「しし」なんだそうです。(下記6問目)
「汁」は「しる」が訓読み(和語)なので…
②にくじるの場合だと、音・訓なので「重箱読み」ということです。
しかし、これも決して間違いというわけではないので、あくまでもひとつの分析です。
他で考えると…
「果汁」は「かじゅう」と言いますが「かじる」とは言いませんよね。
しかし「だし汁」は「だしじる」と言いますが「だしじゅう」とは言いませんよね。「味噌汁」は「みそじる」でもなく「みそじゅう」でもなく「みそしる」…。
やはり「肉汁」だけは特殊なようですね。
ちなみに先日、TBS アナウンサーの安住紳一郎さんはラジオでメールを読み上げる時に「にくじる」と言っておりました。
この違い、日本人は感覚的に覚えていますけど、外国人の方で日本語を勉強されている皆さんは、本当に大変だと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?