#217 丸くなるな、星になれ。
さいこうの物語を紡ぐ。
幸せな”はたらく”を個と組織に。
ナラティブサポートの上村です。
読書勉強会
月に1回「仕事力大全」と「修身教授録」
という書籍を５名で読書会をしています。
1人ずつ、気になった章を発表するという形式です。
サッポロビールの名キャッチコピー
そこでお2人の財界のトップの方が
東洋学の泰斗である安岡正篤師の教え
について語り合うという章があり、
そこでの気づきをシェアしてくれた方がいました。
そこでの彼女のメッセージは
「丸くなるな、星になれ」
という言葉でした。
これはサッポロビールのCMで
使われているキャッチコピーで
箱根駅伝の時期にはCMで
何度も放送されるので、
ご存知の方は多いと思います。
「仕事力大全」からの学び
話は書籍に戻して書籍の言葉から引用します。
「第一級の人物に必要なものは何ですか？」
「それは人物の機鋒を養うことです。」
「それを養うためにはどうするかというと、
すぐれた人物に会うことだと言う。
そして書物、特にすぐれた人物の伝記を読んで、
それを活用することだと教えていただきました。」
※機鋒：ある瞬間において大きな展開をする力
「その次に人物学に伴う実践、
即ち人物修練の根本的条件は、
怯めず臆せず、勇敢に而（しこう）して
己を空いうして、あらゆる人生の経験を
嘗め尽くすことであります。
人生の辛苦艱難、喜怒哀楽、利害得失、栄枯盛衰、
そういう人生の事実、生活を勇敢に体験することです。
その体験の中にその信念を活かして行って、
初めて吾々の知行合一的に
自己人物を練ることが出来るのであります。」
さすが、この文言を読むだけでも
何をすべきか明確になり、
モチベーションがあがります。
「丸くなるな、星になれ」の解釈
彼女はこの言葉を受けて、
人物と本から自分を磨くことが重要であり、
そういった人物が人を照らすことができ、
周りの人も輝かせることが出来る。
つまり。
「丸くなるな、星になれ」
という言葉でまとめられていました。
まさにその通りだなと思いました。
ここからは彼女の解釈から
私の解釈をプラスしたものではありますが、
丸い状態やまだ少しいびつな状態の自分を
人物や読書から学んで磨くことで
角が取れていき、星型に近づいていく。
そして磨くことで鈍い色だった表面から
星のような輝きの素地が表に現れてくる。
そんなメタファーが思い浮かびました。
そして星のように発行するからこそ
その周りの人の視界も広がり
そして自身の輝きに照らされて輝くことができる。
そんなイメージが想像されました。
箱根駅伝が好きなこともあり、
この言葉が私にはすっと入ってきました。
偉人と書籍から大きな学びを得たこと
それを共有する勉強会をすることで学びが深まったこと
たとえ話、キャッチコピーのようなメタファーが
学びの印象を心深くに残すこと
そのような体感を得た出来事でした。
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