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歴史に名を残したい!「歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!」

こんにちは、女性向けのなろうコミックをレビューしています、氷雨と申します。




今回取り上げる作品はこちら!
「歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!という作品。



いわゆる悪役令嬢モノであり、転生ものでもあります。
ゲームなどにいる悪役令嬢に共感する主人公は、トラック事故に巻き込まれた際、自分がプレイしていたゲームの悪役令嬢に転生した……。

というド定番の流れから話がスタート。
とにもかくにも、まずはあらすじから参りましょう。

あらすじ

悪役令嬢にずっとなりたいと思っていたが、まさか本当になってしまうとは……。

現実に直面すればするほど強くなる悪女になる夢を持った少女のお話。

転生するなら悪役令嬢がいい!

書いてて思いましたが、あらすじが簡潔すぎて、短くまとまってしまった。


この作品を読んで思うのは、乙女ゲームのヒロインは、作品にもよりますが綺麗事しか言わないことが多い。

それに、笑顔や仕草だけで王子や攻略キャラたちの心を掴み、弄ぶ……。
あれ?書いているだけで、ヒロインディスになってる?

いやいや、嫌いという訳ではないですからね!ただ、このコミックの主人公はヒロインが苦手だと考えています。

そんな女子高生もトラックの交通事故で亡くなってしまい、そのまま自分がプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢へと転生してしまうのです。

自分の姿を見て、自分の好んでいた悪役令嬢に転生したことがとても嬉しく、飛び上がるほどに喜びます。また、世界一の悪女になることも決断するのです。

周囲は今までのアリシア・ウィリアムズでは考えられない行動に、周囲は振り回されます。

しかし、本人はそれさえも「悪役令嬢っぽい!」と嬉しくなってしまうんですよね。

こう考えると、とても無邪気で可愛らしい。
ごっこ遊びみたいな感覚ですかね。

そう考えると、アリシアの思いも理解できそう。女の子は変身願望持っていますし。

悪女になるためには努力を欠かさない

自分の好んだ悪役令嬢へと転生したならば、世界一の悪女になってやると意気込むアリシア。
そのため、自分の才能を伸ばすためにと兄たちへ剣術を教わりに行きます。

しかし、現在のアリシアは7歳。
まだ子どもだからと軽くあしらわれてしまいます。

それでも食い下がるアリシアに兄は課題を示します。
それは、「1日に腹筋100回と腕立て50回を1週間続ける」というもの。

今までのわがまま放題のアリシアであれば、絶対にクリアできないラインと考えて出されています。

しかし、今のアリシアはやる気に満ちている!
だからこそ、キツくてもなんとかこなそうとする姿は健気の一言です。

しかも、翌日にはもう普通に腕立てや腹筋もできるようになっているという。


筋肉痛もなしとは羨ましい!
この年になると、翌日に筋肉痛が来ればよい方なので。

それに、すぐに筋トレが反映されるというのは、ゲームっぽいですね。
とはいえ……7歳でバク転宙返りができるのは、異例ですよ!?

しかも、最終的には腹筋500回に腕立て300回をこなせるまでになっているし。
また、1時間で本を10冊も読めるとは。潜在能力的にはチートの域に達してます。

でも、ゲーム内でのアリシアは何もできないキャラクターとして描かれている。

ということは、今まではわがまま放題で興味が向いてもすぐに離れてしまっていたことの証明でしょう。
そのため、努力をしてこなかったことが判断できます。

動けば動くほどヒロインに近づいていく……

課題をクリアしたので、1年間剣術を教えてもらえるようになったものの、素振りを毎日命じられることに。

確かに、地味で飽きやすいものではありますが、何時間も剣を持っていられるようにするのは大切なことです。
今までのアリシアであれば、絶対に飽きているでしょうね。


しかし、現在であれば悪女になる目標があるからこそ粘り強く向き合えます。
……しかし、本当にこのムーブ、ヒロインっぽいんですよねぇ。


後半では実際にヒロインも出てきますが、やはり好みも正反対。
このヒロインはさすがにイラっと来るのもわかる気がします。

もちろんゲームの中では愛される存在だからこそ、自然と周囲も惹きつけられるのはわかりますが。


……何だろう、どこか違和感を覚えるというか。
自分は愛されて当然というスタンスがイラつくのか。

もしかして転生者ですかねぇ?それとも、ゲームの設定?
正直、1巻までしか読んでいませんが、結構イライラする感覚が強い気がします。

そういう意味では、私もこの作品の悪役令嬢は好きかも。
やはり、主人公は自分で自分の身を守れる人が好みですね……。

凛とした、芯のある女性が好きになる傾向にあるのかもです。

おわりに

最終的に主人公はヒロインよりもヒロインらしく振舞うことができる存在だと思います。

正直、私はこの作品のヒロインとして語られるリズよりもアリシアの方が好みですねぇ。
やはり、自分から行動できる女の子の方が、応援したくなりますから。

これ、結構スカッとしますよー!


それでは、今回はここまで。
また次の作品でお会いしましょう。


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