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最近、食品での窒息がよく起きるのはなぜ? (前歯で噛みちぎる)

先日もお伝えしたように子どもが
窒息で亡くなったという報道を
よく耳にします。

今後もこのような悲しい事故が
少しでも減るように私の私見を
お伝えしたいと思います。

今日は前歯で噛みちぎること
その大切さについてお話しします。

先日もお伝えしましたように
私はその原因として以下の
3つが挙げられると思っています。

1、 お口の機能が十分発達していない
2、 前歯で噛みちぎっていない
3、 口で呼吸をしている

先日は1のお口の機能
についてお話しました。

まだご覧になっていない方は
バックナンバーをご覧ください。

今日は2についてです。

窒息を起こす原因になった食べ物
これらの共通点はなんでしょうか?

よく窒息を起こす食べ物として
先日報道されたやさいパン

そして、ブドウ、うずらの卵、
プチトマト、あめ玉、白玉団子

などなど、いろんな食べ物
がありますがこれらの共通点は
なんでしょうか?

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すべて、一口大の大きさなのです。


一口大だから食べやすいんじゃない?
多くの方はそう思われると思います。

しかし、子どもたち一人一人の
飲み込みやすい一口大のサイズは
それぞれの子どもで違うのです。

自分に合わない大きさの食べ物が
一気に口の中に入った場合に
その様子を観察してみてください。

一気に飲み込もうか、噛もうかと
迷っている時があるのです。

子ども自身の適切な一口大と違う時には飲み込めるサイズに噛み砕くのは結構難しいのです。

私はこの年になっても似たような
アホな経験をすることがあります。

窒息ではありませんが、同じ経験を
経験された方もおられるかもしれません。

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きっと、この人もそうでしょう!

それは無謀ですがアツアツの
たこ焼きを1個丸ごと頰ばった時です。
アホなたとえで恐縮です(笑)

熱いので丸ごとは飲み込めない、
だけど、噛もうとすると口を
火傷しそうになってハフハフいう(笑)

飲み込むに飲み込めない

窒息ではありませんが想像
いただけるのではと思います。

こんな状況は、お好み焼きでは
あまり経験しませんよね。

お好み焼きは適切な一口大に
切って口の中に入れるからです。

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アホみたいな経験ですが少しは
似ているのかなとも思います。

子どもたちは食べ物を前歯で
噛みちぎることで自分が飲み込める
大きさに調整しているのです。


あるSNSにやさいパンの
窒息事故を受けて興味深い
投稿がありました。

BLW(Baby-led Weaning)
赤ちゃん主導の離乳を実践
しているグループへの投稿です。

「私の乏しいBLW体験から考えると
柔らかくするより、固く大きくする方が
喉に詰まらせるリスクが減る」

「うちの子は生後6ヶ月くらいから
フランスパン1/2本をそのまま与えて
いましたが前歯で削り取ったり
噛み切った破片を食べていて、
喉に詰まったことはなかった」

との投稿をされていました。

ですから、先日紹介した

日本小児科学会 子どもの生活環境改善委員会
が出している記事
について強い疑問を
感じてしまいます。

ブドウやプチトマトも1/4ほどに
小さく切って与えるようにと
書かれています。

確かに小さく切れば丸呑みでも
窒息のリスクは減るでしょう。

しかし、噛む必要もほとんどなく
丸呑みするという習慣がつくと
自分でかじるという機能が育ちません。

自分の一口大をかじりとる機能が
育たないと窒息の危険性は増します。


今の子どもたちは前歯で噛みちぎる
という食習慣が少なく適切量を
調整できないので窒息が多発します。

前歯で噛みちぎることを覚える

これは、子ども自身が自分に合った
一口量を調整できるために必要な
訓練ですし、自然な行為です。

自分に合った一口大の大きさに
噛みちぎることは動物としての
人間の自然な機能です。

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しかし、与えられた一口大の食物は
この機能を育てることにはなりません。

ですから窒息が多発すると思います。


口の正しい発達にも前歯を使うことは
歯並びや口の成長にとても重要です。

適切な時期に前歯で噛みちぎることは
歯並びや顎の成長に大きな影響を
与えるのです。

前歯を使った子どもは顎の成長が
とてもスムーズですし、歯並びも
整う確率が高まります。

口の成長のためにはお子さんが
小さいうちに前歯で噛みちぎる
機会をできるだけ与えてください。


欧米では日本のようにドロドロの柔らかい
離乳食をほとんど与えず、赤ちゃん主導の
BLW(Baby-led Weaning)が主流です。

これは赤ちゃんが手づかみで
食事を自身でとる方法です。

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缶詰、瓶詰めの離乳食は使いません。

もちろん、赤ちゃんに手づかみで
食べさせるととても散らかります。

忙しいお母様方にはとても大変かも
しれないとも思います。

お母様方はとても子育てや家事で
忙しく大変なことも十分理解しています。

お子様の安全や自然な成長のためにも
ぜひ、前歯で噛みちぎる習慣を
つけさせてください。


成長は負荷がかかると実現します
負荷がなければ発達しません。

前歯で噛みちぎることは
一口大を知ることにもつながります。

そして、前歯だけでなくお口の
成長にも大きく関わります。

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そのために必要な負荷をお子様に
与えていただけると嬉しいです。

今後、悲しい窒息の事故が
起こらないよう歯科医としての
私見を書かせて頂きました。

ぜひ、お子様のお口をしっかりと
使わせてあげてください。


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