バラは冬 まるハダカになる 葉はもちろん 枝もバッサリ 根もザクザク切られて そして春 まるハダカの枝から たくさんのぷっくりした新芽 去年よりもたくさんの花芽を携えて まるハダカにされて 深く傷ついても 土の中では力を蓄えている。 繊細で、可憐で、香り高く 美しさの象徴のような花 だけどその美しさの本質は いのちの力強さ
タンポポのわたげをふーふーして わたげが飛んた。 思わずお互い見合って うれしくてうれしくて2人で笑った。 ここのところ キミはカラダが思うように動かせるようになってきて 生きる歓びがカラダ中から弾けてるみたい いのちがまぶしいくらいだ。 ふーふーがむずかしくて できなくて、できなくて でもキミは 何度も、何度でも挑戦する いのちの衝動は なんて美しくて なんて愛おしいんだろう そのちいさな手でタンポポをつかんで ちいさな口で息をコントロールする。 まだ前歯しか生え
のどをどんなふうにふるわせて くちをどんなふうにふくらませて くちびるをどんなふうにひろげるか そうするとどんな音になる? くりかえしくりかえし さっきと同じ音が出るとうれしくて 君と同じ音がなると、もっとうれしくて 一緒に響かせ合うと、とっても楽しくて つながるね つながれるね