社長と聞いて安全日を偽る女の話

「新婚さんいらっしゃい」をよく観るんだけど、結構いるのが、男が金持ち(社長や医者)と聞いて、安全日を偽る女だ。

先に言っておくけど、揶揄はしていない。

彼女たちは、幸せだと思う。自分にとっての幸せが何かをとてもよくわかっている。幸せっていうのは、人それぞれで、さまざまな形があるんだけど、なかなか自分にとってのそれが何かわからなくて、人間とは悩むものなのである。

彼女たちは鋭い。男がいないと生きていけないという自己分析もバッチリ。買いかぶらず、自分の価値は女である(=出産ができる)ことも理解している。なにより、幸せとは金があることだと、目標がハッキリしている。そして、その幸せを手に入れるためなら妊娠・出産という自分がこうむるリスクを恐れない。相手が医者だろうが社長だろが物おじせず、相手の弱点をピンポイントでつく。大胆で、冷静で、まるで企業家みたいだ。

一方わたしは、結婚・出産でない幸せを考えてしまう。中途半端に自己評価が高いから、金以外のもの(承認欲求とか)も求めてしまう。結局何が幸せかわからなくて、日々悶々としている。まったく情けないものである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?