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和英辞典を編む夢:「並進」って何?

stand.fm『よみききの世界』(2024.6.19)
和英辞典を編む夢を見た!:「並進」の英訳をさらに加筆(17分)
https://stand.fm/episodes/6672162c727a3909ba2fd19c
blogger「拡張・深化する並進:TranslationからMutual translation/Mutual Reflection/Mutual Care、Mutual Reading/Mutual Documentationへ...... 」(2024.6.19)
note『よみきき文化想造への道:imagination /creation』(このWeb Site)
https://note.com/narisen2017/n/ne70845b55da2

今朝起き抜けに覚えていた夢。
「舟を編む」じゃないですけど、
編みびとに成っていた。
それも架空の和英辞典だった。
用例はまだ書かれていない。
今朝の夢の中で5番目の新たな訳を見つけた。

並進(へいしん)
 ① translation(ロボット工学・機械工学の論文を読んでいたときに「並進」訳を見つけた。教育学の世界で定義を試みた。成田2021:3-4

 ② Mutual translation(インド出身で今イギリスで研究をなさっておられる研究者でアーティストであるランジャナ・タプリアル/Ranjana Thapalの著書Education as Mutual Translationで援用されている。)

 ③ Mutual Reflection(筆者が長いこと探求し続けてきた上下の直線的な関係のもと一方向からのさせる/させられるReflection/振り返りという行為ではなく、相即的/中動態的な並進関係において、学びや暮らし・仕事上の経験から相互にReflect/反射・反響・反映してきたことを意味する)
 https://www.youtube.com/watch?v=2xpVP9uCGDo

 ④ Mutual Care(2024.1.1の能登半島地震を契機に、2011.3.11の東日本大震災・原発事故1995.1.17の阪神淡路大震災に遡り、救援・復興におけるボランティアの方々の経験から学び紡ぎ出されたケア/Careにおける相互性/Mutualityの発見とその意味へ気づいたことから、2024年1月、新たに加筆された訳である)
 https://www.youtube.com/watch?v=RJA6vGIBi4o

 ⑤ Mutual Reading(拙著『物語「教育」誤訳のままで大丈夫!?-Education のリハビリ、あなたと試みる!-』を、ひとりみんな著者相互に読み合うで・と・もで並び進める読書会「並進読書会」を提案し、現在、2024年6月から8月ごろまで実施している。)

 ⑥ Mutual Documentation(2018年4月から2022年3月まで自由学園で、生徒・学生、教職員と並び進みながら、Mutual translation、Mutual Reflectionの重要性とともにDocumentationを書いたり、語ったりすることの重要性を共有してきた。それは、相互性/Mutualityのある行為としてのDocumentationであったことを想起したことによって記述言語化した)

 「並進」は多様なフィールドにおいて探求/探Q・愛Q・レスQを重ねながら、創発/創成/生成されてきた/されている「創作語的な概念」であると言える。

なお、拙著(2023)『物語「教育」誤訳のままで大丈夫!?-Education のリハビリ、あなたと試みる!-』キーステージ21みらい新書では、辛うじて①から③までは記載されている。④以降はその後の探求のプロセスで紡がれてきた訳/translationである。

参考文献/Web Site
🟣 成田喜一郎(2023)『物語「教育」誤訳のままで大丈夫!?-Education のリハビリ、あなたと試みる!-』キーステージ21みらい新書
🟣 成田喜一郎(2021)「深層からの「崩壊露呈」ともう一つの深層からの「覚醒開眼」との狭間に立つ —学びの「創発(emergence)」への気づき : Holistic Education/Care 2020—」『ホリスティック教育 / ケア研究』 2021年第24号 、p.1-p.14.

🟣 松村圭一郎(2021初版/2021第4刷)『くらしのアナキズム』ミシマ社
🟣 ジェームズ・C・スコット著, 清水展・日下渉・中溝和弥訳(2017初版/2023第7刷)『実践 日々のアナキズム—世界に抗う土着の秩序の作り方』岩波書店
🟣 ハーバード・リード著, 大沢正道訳(1968初版/1972第8刷)『アナキズムの哲学』法政大学出版局
🟣 Ranjana Thapalyal(2018)Education as Mutual Translation:A Yoruba and Vedantic Interface for Pedagogy in the Creative Arts, Brill Academic Pub. 
(Education as Mutual Translation recounts recent research conducted at a UK Art School. It then examines and applies Hindu Vedantist (Ancient Indian) and Yoruba (West African) philosophical concepts of self and mutuality with others to an environment that expects high levels of individuality. Yoruba and Vedantic analyses of mind are shown to have startling resonance with each other, with Paulo Freire’s critical consciousness, and Ronald Barnett’s student being. Placing these sources in theoretical dialogue with each other the author proposes “critical autobiographic reflection” as a tool for locating cultural, political and ontological self; she suggests that a more resilient original voice emerges from awareness of society and community than from individualism, and that genuine pedagogic exchange changes student, tutor, and the work of both. ) 
🟣 成田喜一郎「拡張・深化する並進:TranslationからMutual translation、そしてMutual Reflection、さらにMutual Careへ......」(2024.4.12改訂)
https://genkaikyoukaiekkyo.blogspot.com/2023/11/translationmutual-translationmutual.html
🟣 Mr. Narickの動画  #05拡張・深化する「並進」:Mutual Translation/Mutual Reflection/Mutual Care 2024/1/15
https://www.youtube.com/watch?v=RJA6vGIBi4o
 🟣Mr. Narickの動画   #06 Mr. Narick の「震災の記憶と記録 1995-2011-2024」18分33秒 2024/1/17
https://www.youtube.com/watch?v=rQpDFUNwDRo

編みびと:成田 喜一郎:2024.6.19 初版

 

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