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回想・最高なカニチャーハン

今日は2020年6月10日、水曜日。なんでだか今日が木曜な気がして、というかなんなら昨日は昨日で水曜日な気分で過ごしてて(たぶん本日15時からのオンライン授業でのプレゼン発表に気をとられすぎたからだと、プレゼンが終わった今ならわかる)、なあんだまだ水曜かと得した気分。

今日はめいっぱい陽を浴びた。家を出るときに去年台湾で買ったお気に入りの麦わら帽子を被ろうか被らまいか何度もあたまに乗っけて迷って、梅雨入り直前のブワッと蒸し暑い太陽の燦々としたこの光を全身で受け止めてやらないとなんとなく後悔しそうと思って被らずに家を出る。目を刺すような太陽光に伏し目がちに外を歩く。私の目は色素が薄いらしくたぶん人より日焼けしやすい。目医者にもサングラスをかけるようにと毎年目を焼いて眼科に行くと言われるのを思い出す。このくらい平気でしょうと思って一日過ごしたわけだけど今もうすでに目の中がヒリヒリする。視力が非常に弱いので365日コンタクト、しかも紫外線99%カットのを使っているけれど無情にも毎年焼けてなにかしらの炎症を起こす目を今年こそいたわらないとなあとか思っている。

ご近所のお姉さんと食に関する話をしたのがものすごくよかった。食に対する姿勢、容易に変えられないような、その人の背骨の部分といいますか食に対する哲学といいますか、が、なるべく寄り添えるような人と暮らすというのはとても重要なことだよねと。私の育った家庭はみんなでいただきますをする文化は希薄で、決められた自分の茶碗もお箸も、指定席もなかった。来客などないのに行く先々でお箸を買うから、異様な数のお箸があり、ペアを探すのが大変だった。さらには食事中はいつもテレビがついていて、世界仰天ニュースばかり映っていた。だから私はみんなでいただきますをしたいという気持ちをずっと持っていて、できるだけその場の食事をいっしょに楽しめたらいいなという価値観を持っている。

家の隣が畑だったからいつも新鮮な野菜が山ほど手に入った。新鮮な野菜とそうでない野菜を見分ける力に自信はないけれど、とにかく新鮮な野菜がたまらなくウマいってことは知ってるからできるだけ育てた人がわかるものや産直野菜を買いたいと思う。

父はフライパンや鍋にこだわる人だった。燻製機とか炭酸水をつくるやつもあった。いい器具を使うとより美味しくなることを繰り返し子どもに伝えた。だからキッチン器具にこだわる人は好きだし、にぎやかなキッチンにしたいと思っている。

こんな風に小さなことから大まかなことまで、誰しもきっとなにかしら食に対する姿勢を持っているわけだけど、こういった価値観が近しい人といっしょに暮らすのは、あのね、ほんとうに楽しい。つどつどの食卓がたのしくて仕方ない。

さてそろそろ梅雨入りだそうで、というかもう明日からも都内は梅雨入りの予報のようで、たのしみ半分、うんざり半分。これまでは全然へいきだったのに最近は雨になると頭痛がして身体が使い物にならなくなってしまうから困る。反面、雨の中(特に豪雨!雷雨!)を散歩するのはすごく好き。ずぶぬれて帰ってきてすぐシャワーを浴びたい。紫陽花も見たい。去年の今頃かな、もう少し時期は違ったかもしれないけど、恋人と天丼屋さんに入ってたらふく天丼を食べて外に出たら急に大雨が降ってきてもちろん傘などなくずぶ濡れでめちゃくちゃになりながら愉快に帰宅したことがあって、それがすんごく楽しかった。ちょっとの雨じゃ傘をささないし傘をすぐ忘れる私たちですんごくよかったなと思った。

さて明日はほんとうに木曜日。

あと二週間で夏休みだっていうことに驚き。

では〜

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