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rainy rainy
この雨の中君を見つけたら
rainy rainy
響いた世界を壊すんじゃない
またみつければいい
この傘のなか反射する雫になにが混じる
昨日までみてた景色と違いすぎるから怖い
虹がかかる心につらくあたるきみ
どれぐらい不幸せさがしているのか
満足出来ないからあの娘は
雫を随分深い影まで落として
時間のない浴槽まで溺れて
笑えなくなる
rainy rainy
この雨の中
あの子が買った漫画に埋もれて
アリスのマッチ箱こすりあわせた君は
スポットライト越しに
寂しい顔をしないでと僕はここにいる
左手ににぎったギターケースからはつたわる
未来ってやつを今に感じゆくすえの
形をあの部屋の窓際にはなして飛んでった
鉛色の漫画の世界の中で
無表情の君は
ずっとつづく地平線を
みながら止まった場所
あのときあんなに世界を変えられると想っていた でも今はこんなに変えられな
久しぶりに外で音楽を聴いたんだ
iphoneを新しくしたから
歩きながら風景に音をあてると
自分を引き出されるような気がした
すれちがう綺麗な光も
あなたをみつけるためさ
音楽は人の数だけある
メロディーにのりそんなふうに思った
ヘッドフォーンに隠れた耳は
なにを聴いているのかわからないまま
すれちがうだれかのこと
きになってまあ離れてく
思い出す音楽のことば胸につめこんだ
リュックサックにつ
小鳥がチュンチュン鳴いている
夏みたいな春に
公園のベンチよじのぼり
ふざけて笑う子は
裸足で地面を歩いて
生きてるなっていっていた
太陽のにおいがする
あなたのぬくもり届くきょり
あなたのぬくもり届くきょり
吹き抜ける空が綺麗な窓
隙間風がいたずらに揺らす部屋
椅子代わりのベッドに
座ると同じ視線になる
きみの指先はちいさくて
前髪を切って視界がひらけたら
微笑みを 串でととのえた
あなたのぬ
ボーラーズハットかぶり
立川のエクセルシオールへ
言葉を束ねて とどけるきみ
星座はいくつ あなたはいくつ
二言三言 会話を重ねる
珈琲カップがカチャとぶつかり
そんな話し始めたきっかけだったね
タバコの煙に慣れてきたころ
店をでる
夜はまだ寒い春の日
コートのボタンをはずさないよう
ショーウィンドウに映る二人の顔
かわったかなってきいたら
大差ないねと呆れながらいう
ひた隠しにしたものすらな
まぶしい太陽うたう五月橋で
浅川の河川敷を走っていた
いつもと反対の方 ふといきたくなる
八王子駅のほう
ずっとながれていく静かにサラサラと川は 偉いな
風景もいつもと違う
反対の道をゆくだけで
いつもと違う道を選ぶと冒険者気分だ
慣れたみちとはなにひとつちがう
世のすべてにある場所に
おなじなんてないな
海からとんできたカモメがすぎる
ポエジーが聴こえる
道路で鳩が死んでいた ひかれて血をだし
朝目が覚めたら 歯が痛く
アクエリアスをのんで 走り出すんだ
どこかとおくへ どこかとおくへ
なにかがある そんな期待
中央線の脇 犬がほえる
そんな場所をまっすぐに
みはらし公園まですぐだな
でっかい滑り台なくなってたな
セブンにジャンプよみにいったら
なかったから100円珈琲
なんだかなあとおもいながら
なんでかなとつぶやいて
でも笑わなきゃ
笑えないよ。上手に今日は。
むかしのともだちを
あふれだしたきみの悪魔は
手紙をかいては燃やして煙になった
そんな本の中239Pちぎりすてた
グロテスクで美しい1P
土曜日になる前の金曜22:38分
まいにちうたをうたってはたまにダメになってしまう
誰でも理想をおいかけている
かたちにできない無力をかんじている
あきらめたくない ゆきたい
世界はうつくしんだっていってたあのこ
きれいきれいなきれいなきれいな
きたないネバーランド
傷だらけの左手