Kanyeはなぜ燃えたのか
シカゴでのDONDAリスニングパーティーの
考察を書きました。
Kanye Westの新アルバム"DONDA"が
アメリカ時間の2021/8/29に
ゲリラ的にリリースされ
話題を読んでいます。
というかリリースされる前から話題でしたね。
3度のリスニングパーティーを経て
アルバムが発売されましたが
始まりは2020年7月のこのツイートです。
Kanye本人がTwitterで
「新しいアルバム"DONDA"が7/24にでる」
と言ったのです。
そして....
DONDAは2020/7/24には出ませんでした...ちーん
そこから1年以上の時を経て2021/8/29に
DONDAはリリースされました!!
謎のリリパが3回も行われSNSでは
DONDAの話題で持ちきりでしたね。
今回は3回目のリリパの演出の意味を
考えていきたいと思います。
=================================
はじめに
まずこの考察はKanyeが
クリスチャンであることから
歌詞の内容、リスニングパーティーの構成も
キリスト教的、聖書的なメッセージを
込めてるんじゃないか。
という前提のもと考えています。
1回目のリリパでのネットの反応は
「いやAKIRAやんwww」って感じでしたよね
Kanye本人もAKIRA好きを公言してるので
ただのコスプレだと僕も思っていました。
2回目はめちゃくちゃ謎
黒魔術かって感じでしたね
でもTwitterでyosukeさんという方の
リスニングパーティー1回目と2回目
の考察を見て
「聖書的なメッセージが
たくさん使われているのかな?」と思いました。
(ご本人に許可いただきました。
yosukeさんありがとうございます)
それを踏まえて3回目をみると確かに
聖書的なストーリーのように見えてくるなぁ
ってこともあるわけです。
なのでこの考察も聖書のストーリーを
踏まえて書いていくので
それを頭に入れながら読むと
より分かりやすいと思いまする。
前置きなが。れっつご。
=================================
イントロ
まず今回のリリパは
Kanyeが自分自身を十字架にかけられる
キリストと重ねて作っているんじゃないか
と思いました。
聖書に記されている
十字架にかけられるキリストは
自分の活動拠点としていた「エルサレム」
に処刑されると分かっていながら
出向いていきます。
そこで捕らえられ市街地から離れた
「ゴルゴタの丘」という場所で
2人の罪人とともに
十字架にかけられ処刑されます。
さて、ここでKanyeは
自分の育った街Chicagoに帰ってきて
最後のリスニングパーティーをしますね。
自分の育った家をモチーフにした
ステージを作りますが
その家の上には十字架が掲げられ
一見すると教会のようにも見えます。
リリパが始まると家の中から出てくるのは
KanyeとDaBabyそしてマリリン・マンソンです!!
僕はこれを2人の罪人の間で十字架にかけられる
キリストと重ねているのでは?と思いました。
(ごめんねDaBaby ごめんねマリリン)
聖書のストーリーでは一人の罪人は
十字架にかけられながらも自分の罪を認め
キリストに天国に入れてくれるよう頼みます。
もう一人は十字架の上で死ぬ間際まで
神に悪態をついています。
これはDaBabyがつい最近した差別発言と
その事を謝罪したことと
重ねちゃってたりするのかぁ!?!?!
とまで行くと考えすぎかもしれません。
まぁでもマリリン・マンソンは
forever悪魔崇拝者だろうし
そういう意味ではもう一人の罪人と重なるのか?
=================================
問題のあのシーン
DONDAリリパが最高に盛り上がっている頃
"Come to Life"がかかります。
この時会場のライトが消え
ステージの十字架だけ映されています。
この時Kanyeは
"They crucify me!!"
あいつらは俺を十字架にかけた!!
と言っています(Come to lifeの歌詞)
これは結構わかりやすく自分自身と
キリストを重ねていると思うんですよね
十字架映し出して"They crucify ME!!"
って言っちゃってますからね。
公衆の面前で処刑されたキリストと
近年のメディアによる扱いで
精神を病んでしまったKanye自身を
重ねているのかもしれません。
「あいつらが俺を十字架にかけたんだ!!」と。
=================================
そこから画面は変わって部屋にいる
Kanyeが映し出されます
何してんねん。と思った次の瞬間!!
燃えた!!!
これはみんなびっくりしたでしょうし
海外では大量のmemeが作られましたね。
タイトルにもあるとおり
「Kanyeはなぜ燃えたのか」
なんですがこれも明らかに
自分とキリストを重ねていると思います。
聖書ではキリストは十字架にかけられた後
墓に葬られ地獄へと下り
3日後に蘇ったとされています。
They crucify me!
あいつらは俺を十字架にかけた!
と歌い、その後小さな部屋に入って急に燃える。
と思ったら燃えながら観客の前に姿を現す
(キリストの復活)
これが聖書のストーリーと
重ねた演出じゃなくて一体何なんだ!!
=================================
そしてさらに問題のあのシーンへ
リリパもクライマックスです。
燃えていたKanyeも無事消火されました。
すると向こう側から....
は、花嫁...?
もうここで見てる人は思考が
追いついていません。
現地で見てたら余計に意味わからんでしょう。
でもこの花嫁が誰かシルエットで
わかった人もいるんじゃないでしょうか。
キム・カーダシアンだ!!
何かと話題の絶えないKanye Westと
Kim Kardashianですが
先日離婚を発表して話題になりましたね。
そんなキムが花嫁姿で現れたのです。
「え?なにこれ?ただの仲直り?」
と思った方もいるでしょう。
僕はそうじゃないと思います。
このリリパが聖書のストーリーに
なぞられた演出なら
最後の最後までその趣旨を貫いていると思います。
聖書の最後の一冊「ヨハネの黙示録」
(中2病心をくすぐるタイトル)
では「キリストの婚礼」というお話があります。
そのお話の舞台は天国です。
天国ではキリストと教会が結婚式をしています。
(教会とは建物のことではなく
キリスト教信者の象徴を意味しています)
結婚をする = キリストとクリスチャンが
永遠の契約を結ぶ
という比喩表現なわけです。
Kanyeが十字架にかけられて地獄に降りていき
さらに復活をして、しかも花嫁まで出てきたら
それは聖書の最後のストーリー
「キリストの婚礼」
にかけてると思う方が普通だと僕は思うんよな
まぁここでいう花嫁は
「教会=クリスチャンを象徴したもの」
なのでその役をキムカーダシアンがやるってのも
側から見ている僕たちにすると
面白いところですね。
ここがリスニングパーティーの
ラストシーンであり
聖書の最後の一冊「黙示録」
に記されているストーリーです。
=================================
ここまでが僕のDONDAリリパ3回目の考察です。
リリパを見た皆さんはどう感じたでしょうか?
よくわかんないけど
Kanyeなら何か意味があるんだろうな
と思っていた人もいたのでは?
ぜひ皆さんがどう考えていたかも
聞かせてください!
=================================
おまけ
DONDAのプロモーション動画が
Kanyeのインスタで発表されたのが2021/7/20
それから40日後の2021/8/29に
DONDAがリリースされました。
実は聖書の中では「40」という数字は
「完了」や「完成した」という意味を持つ
象徴的な数字として使われています。
日本語でも「七転び八起き」など数字を使う
慣用句はたくさんありますよね
でも文字通り誰かが7回転んで
8回起き上がったんだな。
と思う人はいないでしょう。ただの表現です。
それと同じで「40」という数字を
「完了した」「完成した」
という意味で聖書では使うことが多いです。
...
プロモから40日後にアルバム出すなんて
計算されてたのか... と震えました。
が、Kanye自身が
とインスタに投稿していたので
この説はただの妄想ということで。
おしまい。どんだ。
=================================
おすすめ記事:ギャングハンドサインやめとけって話https://note.com/narinari_64/n/n1b52ed42b024
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?